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出川の歩き方を見て感じたこと

 「出川の歩き方」という番組を録画してあったので、昨日の晩、家族でみました。

 番組は、パリに行った出川と堀田茜が、15万円でホテルを含めて3日間を過ごすというような内容でしたが、とにかく物価が高いことに驚きました。
 僕自身はパリに2回行ったことがありますが、20年近く前の話であり、確かに物価が高いという印象はありました。
 当時の日本がデフレで異常にモノが安かったこととの比較で、例えばランチとかも二人でモーリシャス料理屋に入り、ワインを飲んで1万円ぐらいでしたし、ホテルは、2回とも宿泊したトロカデロラトゥールで1泊一人1万5千円ぐらいだったように思います。
 今回の出川の旅では、ランチはアルコールを飲んだわけでもなく、ちょっと食事をしただけで8千円、夜はアジア系の店でラーメンとちょっとおかずを注文して5千円といった感じであり、有名な施設への入場料も軒並み数千円で、ホテルもかなり狭いところで一人2万円を超えており、今は円安であることに加え、この20年あまりの間に所得水準が停滞している日本と、伸びている海外の国々の差は広がり、日本人が海外に行くのが大変になっていることを、あらためて実感しました。
 逆に考えれば、今は外国人にとっては日本はお買い得だし、旅行に行っても物価は安いと感じるはずで、これだけ外国人が多く訪れているのはわかるような気もしました。
 
 日本では物価上昇対策とかを国会で議論していますが、海外に目を向けると、日本の物価上昇はまだましで、食事も納豆と具だくさんの味噌汁が食べれればジャンクにならないわけで、そこは恵まれているものの、一方で、国の成長レベルに合わせていては購買力がどんどん落ちていくわけで、今後も自分の収入を増やしていくには
①日本で外国人相手に売れる商品やサービスを提供する
②外国人相手のビジネスで成功している人を相手にする商売をする
③自分が海外で働いて稼ぐ
のどれかが必要になるということです。
このうち、③はこれまでの経験とか年齢とか次第ですが、一般的にハードルが高く、②はさやを抜かれる可能性も高く相手との信頼関係が不可欠な分、ある程度、自分自身の相場観とか経験を重ねてからということになるでしょう。結局、①で稼いでいくしかないわけで、これを組織がやっているか、個人でやっているかで、まずは組織でノウハウを身につけて、それから個人で稼いでいく、そんなところが今後の王道のように思います。

ただ、僕もそうですが、①~③のいずれも難しい立ち位置にあるという人も少なくないでしょうから、そこを切り拓くと、自分の強みを持つマーケットを作ることができるわけで、今後のフロンティアの開拓においては、こうした視点も持ち、作戦と行動を起こしていきたいと思います。
 
 

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