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引っ越しに向けて

 引っ越し先が何となく決まりそうな感じです。

 当然ながら、予算との兼ね合いもあり、100点満点は難しいですが、家族全員が合格点をつけたので、さっそく申し込みました。

 引っ越しは大変ですが、モノを整理するうえでは絶好の機会です。家族で話し合い、大物の家具類はなるべく捨てて、今後も身軽に移動できるようにしました。本も読んでいないもので売れそうにないものは処分します。
 僕の場合、体型も20年以上変化していないので、持ちの良い服がいつまでも着られる状態にあり、何となく勿体なくて残しています。男にしては服を持ちすぎているので、これを機に少し整理します。

 冷蔵庫も、かれこれ20年近く使っており、まだ壊れてはいませんが、これを機に買い替えようと思っています。省エネの観点もそうですが、来るべき災害への備えといった観点で、考えられないか、少し探りたいと思います。そもそも、物件を選ぶ際も、地震に強く、標高が周辺より高く、地盤が安定していることなどを条件として入れて探しました。賃貸の場合、これがなかなか見つからなくて、今回は時間がないこともあり、苦労しました。

 何十年も住み慣れた家がある、これはこれで家族の思い出が詰まっている場所があるわけで、憧れる面もありますが、家の利便性が悪く、次の世代が持て余すことになると、その維持管理は負担であり、処分するのにもお金がかかります。実際、知り合いの方でも、空き家を管理し、草刈りや部屋の掃除などに時間を費やしている人が何人もいます。

 自分の実家は、利便性が高いため、すぐに売れたので、僕自身は維持管理や処分の苦労は少なかったですが、それでも売るまでの手続きは大変でしたので、子供たちにはそうした思いをさせないようにしたいと考えています。

 母が無理を言って持ち家を売って引っ越したわけですが、今になってみれば、その際に、実家の家具をあらかた処分したことは、良かったと思います。
 あと10年、15年後に同じことをせよと言われても、気力体力の面できつかったと思います。

 何事も、ものは考えようですね。人生は日々、選択の連続ですが、選択肢は一つしか選べないわけで、仮に失敗したと思っても、選択し直すことはできないですし、人間万事塞翁が馬の諺どおり、幸福は不幸の種にもなるし、逆境が幸せをもたらすこともあります。

 とはいえ、多くの人は、自らの内燃機関のエネルギーだけでは、自分の歩んだ道を肯定する力を得られないことも多く、そこは先人の言葉とか、良い本との出会いにより、補填することも不可欠だと思います。

 仕事や家庭で余裕がなくなっても、新たな本との出会いの旅は、続けていきたいと思います。

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