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自分の価値の安売りはいけない

 昨日、僕の現状離脱宣言を、信頼し尊敬する先輩にSNSで伝えました。

 現状、行く先々で大変な目に遭っており、我ながら仕事疫病神だなと思いますが、社内的にはそれなりにサポートはあり、しかるべき役員からはその仕事ぶりは評価されている、その結果として、同期では最短ルートで進んでいる、そうした面で、人より恵まれていると思います。

 ただ、一方で、自分がやり込んできて、人とのつながりを構築してきた場所からは、常に引きはがされ、リセットされることで、関係者の間の信頼関係もゼロベースになり、そこは、前任者としてのフォローはしていますが、限度があります。

 リスキリング的な異動も悪くはないのですが、この先も、今の属している組織にとって、最適な役回りを演じさせられることは間違いありません。

 そこで一定程度のアウトプットは出せると思うものの、それが効用最大化なのか、自分の人生の先々まで、何らかの役どころを演じられるのかを考えると、自分の主張は難しく、最後は組織のお世話になって、ダウンサイズのレールに乗ることになります。

 このレールはタイミング次第でどこに割り振られるかわからない、ということは、別に僕の特性に関係なく、処遇として、そうした第二の人生を送る、延長線上のレール上では、現在の組織の論理がそのまま適用されるわけで、最後の瞬間まで、自分の鍵を組織の鍵穴にあわせてチューニングすることになります。

 処遇の面では組織最適のキャリアパスに乗ることが最適解になっており、個人優先のキャリアパスには処遇の限界がある。一方で、業績評価を横並びでやりにくい業種でもあるため、巧妙に働かない仕組みの中に逃げ込んでも、さほど報酬に差は出ない。

 後進の希望のためにも、きちんと仕事をする人が処遇も含めて組織の内外で同じように評価され、年齢が上がっても選択肢があることを、僕が示したい、そんなことを伝えました。

 先輩からは、きちんと評価されれば、組織に頼らずとも十分に生きていける、それは間違いないものの、制約のある中での転職活動は、非常に慎重に進めなければならないし、目先の流行りをつかんで墜落するのは、勿体ない。極端なことを言えば、未経験者募集とかもあるので、最後はどこかで食いつなぐことはできるだろうが、それでは損失が大きい。

 何か見出される可能性を信じて外に出るといった、楽観的な予測のもと、軽装備で冒険ワールドに出ていくことは危うく、リカバリーが大変なので、自分と全体の利益を考え、慎重に見極めて離脱してほしいとのコメントをいただきました。

 このnoteの場においても、ハンドルネームながら、とても充実したやり取りをさせていただいていますが、現状離脱に当たっては、僕のことをより開示していく必要があり、この場でリアルとの紐づけをするのは、支障があります。

 別アカウントをつくり、そこで直球の発信をしながら、協力いただける方と出合い、行く手の先の道なき道を手探りで前進、啓開し、後進のための轍を作っておきたいと思います。

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