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カープと自分をなぞらえる

 僕は長年来のカープファンであり、昨日は幕張にあるZOZOマリンスタジアムまで、千葉ロッテと広島カープの試合を観戦に行きました。
 試合は息詰まるシーソーゲームで、最後はカープがサヨナラ負けしましたが、途中で盛り上がる場面が何度かあり、カープ定番のチャンステーマ応援歌のバリエーションとか、得点が入った時の「宮島さん」とか、久しぶりに声を出して歌い、球場で盛り上がったように思います。
 あらためて振り返ると、感染症による観客制限が行われる前の2019年の5月ぐらいまでは、カープというのは2016年からリーグ3連覇しており、2019年も滑り出しは4連覇も夢ではないような勢いでした。
 そのころまでは、僕は酒が飲んで気持ちが大きくなるのが、半ばウリのような感じで、日本酒は飲み放題でガンガン飲んでましたし、クライマックスシリーズを観戦後、翌朝早くに広島を出て、東京まで快速と各駅停車を乗り継いで、12時間ぐらいかけて帰る途中、静岡から東京までボックス席で二人で酒盛りをするようなこともやってました。日本酒と芋焼酎をこよなく愛する人間だったわけですね。
 その後、僕自身が秋にメンタルで小休止、入眠剤服用の関係で、何となく酒を飲まなくなったのですが、メンタルから復帰後は、感染症の拡大で社会全体が酒飲む雰囲気でなくなり、その後の3年間は飲まなくても何となくしのげるような感じであり、自分自身の変化変容のため、朝の時間が貴重になって、二日酔いどころではないという気持ちになったこともあり、酒とは距離を置いて過ごしていました。
 このところ、酒の機会は戻ってきてはいますが、酒量は大幅に減り、昨日も球場でビール1杯が精一杯でした。昔であれば、もっとガンガン頼んでいたでしょうが、とにかく酒で自分の持ち時間を壊したくないという気持ちの方が強く、自制が働いているようです。
 話は変わり、カープの方も、2019年の中盤以降は失速し、何となく、浮かび上がれないような状態が続き、今シーズンに至っている感じがします。
 当然ながら、僕が酒が飲めなくなったのと、カープの勢いが落ちていることは、全然関係ないわけですが、当時は、カープの勢いとともに、僕の酒の勢いもあり、ここ3年ぐらいはお互い疎遠で、久しぶりにかつてのノーマルが戻ってみると、その2つは、かつてのノーマルではない。
 ただ、僕もカープも、かつてのノーマルを取り戻すことは不可能であり、僕は変化変容を実現して、残りの人生をもう少し自由な領域を動けるような力を得たいですし、カープも年々衰えていく往年の選手にかわり、新たな投打両面で若手を育て、その中から現状を打破するような主軸があらわれ、投打、ベテランと若手がかみ合った、新たな時代のチームを創り上げることが求められていると思います。
 僕自身も心身の健やかなうちに、変化変容を実現したいですし、その時にまた、カープが新たな常勝球団となっていれば、ファンとしてはうれしいです。



 


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