人それぞれの時間単価
時間は等しく一日24時間ですが、人により時間単価は大きく異なります。
時間はネットワーク財なので、一人で使うよりも他人と共有して使うほうが、一般的に価値は高まりますが、時間単価が著しく異なる人同士が時間を共有すると、単価の高い相手の時間単価を下げ、言ってみれば時間を奪うことになります。
出口の見えないクレーム対応とか、生産性のない会議ヘの出席は、無自覚に人の命を削る行為であるわけで、自分がやらないように心がけるのと同様、受ける被害は最小限となるように、受け身の取り方を工夫する必要はあると思います。
一方で、自分が成長し、質の高い領域を拡張していくためには、自分よりも時間単価の高い人と時間を共有することは不可欠です。
とはいえ、時間単価の高い人と時間を共有するには、相応に対価を支払い単価差を埋める努力をする必要があります。
残酷な事実ですが、単価差を埋めるには、お金で相手の時間を買うか、お金に代わる相手の欲しい物や価値を提供するか、年齢的に若い場合は、将来性を買ってもらうしかありません。
お金と将来性だけでは買える時間に限度があります。自らの提供する価値を高め、持てる資源の提供手法を工夫し、一期一会の出会いにおいて、相手に確実に価値をお渡しすることができるよう、鍛錬を重ねていきたいと思います。
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