見出し画像

書くこと

書くことが苦手になった。
いや、嫌いになった。

自分の行動をただただ書くことが増えた。
日記のようなもの、Todoリストのようなもの、全て事実ベースで書いていることが増えた。
それが現実を見るということなら、こういうことにはなりたくなかったな、なんて考えている。

絶賛、転職活動をしながら毎日何時間働きながら、睡眠時間を削りに削って、自分と向き合う日々。
自分と向き合うために書いていた文章を書かなくなって、とにかく自分を変えるために動き続けている毎日。

動くと書くは交わらないところにいるんだな、を強く感じている。
一種の現実逃避ともいうんだろう、めちゃくちゃ今も書いていて気持ち悪い。

結果が出ない、
結果を出すために頑張る、
結果、結果、結果。

心底胸糞悪い。
愚痴にも似た叫び。

だけど、それでも結果を出さなければ。
もがき苦しむ今に、酷く落胆する毎日。

でも、そうやって社会では生きていく、んだろう。
小説も嫌いになった、
どうせフィクション、
たかがフィクションである、と。

なんだか、自分は変わった。
変わったんだろう、
しかしこれは自分が望んだ結果でもある。

矛盾を胸に刻みながら、
気持ち悪さと共に未来を見据えている。

なんのための、文章だろう。

なんのための、変化だろう。

なんのための、人生だろう。

意味を持たせる、なんのために。

現実から目を背けるために
俺は文章を書き続けたのだろうか。
現実から目を背けるために、
俺は物語を紡ぎ続けたのだろうか。

真っ向から否定したい。
だけど、この違和感はなんだろうか。

きっと俺は、評価が欲しかった。
これが俺、どうだ。
と言わんばかりの深層心理が
見え隠れする文章が多い。

そんな自分がひどく嫌い。
説得力のかけらもない、自分の文章に、
今はひどく胸糞悪くなっている。

それでいいんじゃないの?
俺が望んだ「みんなと一緒」「これが普通」じゃないの?

きっとちがう
理想はもっと、こう、違うんだよ。

今は一旦
距離を離そうと思う。

長い文章を書くとか、
あったことをみんなに知らせるとか、
そんなんじゃなくていい。

伝わる、伝える、
そうやって繋がる言葉をこれからも紡ぎたい。

だから書くことはやめない、
けどきっと、今は離れるべきだ。

昔の自分、昔の言葉、昔の価値観、昔の当たり前から。

なんのための文章か。
それには新しい答えを持とうと思う。

きっとこれから現れる新しい胸糞悪い自分が
それを教えてくれる。

頂きましたサポートは、今後のキャリア支援活動(読書サークル運営費、学生団体運営費、学生のキャリア支援等)に使わせて頂きます。より詳細なものにつきましてはまた追って発信致します。よろしくお願い致します。