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レンズの焦点距離と「見つめる/見る/見通す」の感覚

レンズの焦点距離は、
「撮りたい景色の状態をことばで何と表すか」
で決めることが出来る。
見つめるか、見るか、見通すか。

こんにちは、Satoruです。

お菓子作りが好きで、
自宅でお菓子を作っては
ひたすら写真を撮ってます。

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突然なんですが、みなさん
初めてのレンズはどうやって決めましたか?

自分はネットの情報を頼りに、
えいやーで買いました笑
金額的によく決断できたなと。

本当は実物を実際に触ってみて、
しっかり選ぶのが理想的だと思いますが、
地方にいると実物に触れる機会も少なく。。。
そのおかげ?で、
ネットショッピングのスキルだけは
鍛えられました笑

ちょっと脱線しましたが。。
レンズ選び、難しいですよね。。。

えいやーで買ったと言いましたが、
最終的にいちばん悩んだ部分は
「焦点距離」でした。

はじめてのフルサイズで
いまいち感覚も掴めておらず。

いろんな作例をみて、レビューを見て、
メーカーのページを見て。
しかし、決まらない。決められない。

どれがベストという話ではないのが
また難しいところですよね。

自分が買ったのは85mmのレンズだったのですが、ほんとに良かったのかなーというのは疑問に感じてたり。

そんなときに、LUMIXさんから救いの手が!笑

レンズをお貸しいただけると
お声がけ頂いたので、
「せっかくなので比較してみたいです」
とお願いしてみました。

そしたらなんと、
快く2つも貸し出していただきました!

ほんとにありがとうございます!
貴重な経験となっています。

というわけで、今回はLUMIXさんからお貸出しいただいたレンズを加えて、
3つの焦点距離の違うレンズ
撮影する感覚を比較してみました!

レンズの比較、
最初は単純に楽しそう!だったのですが、
撮影していくうちに
奥がかなーり深いことがよくわかりました。
さすがレンズ沼。

レンズの違い、細かい話をするとキリがないです。そしてまだ経験も知識も浅いのでそこまでお話できるとも思っていません。

なので今回はシンプルに焦点距離にしぼって、使ってみた感想をまとめておきます。

レンズは
・16mm-35mm
・50mm
・85mm
の3つで比較しました。

今回のレンズの焦点距離の比較は、
・これからフルサイズ買いたい
・初めてのレンズ選びをする
・レンズを買い足したい
そんなひとに特におすすめです。


比較したレンズ

手持ちレンズ

SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art
(標準レンズ LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6)

貸出していただいたレンズ

LUMIX S PRO 50mm F1.4
LUMIX S PRO 16-35mm F4

この3つです。
なので、比較ポイントは
・85mm
・50mm
・35mm
・16mm
の4つになります。


比較方法

レンズ比較のための撮影方法

レンズの使用感を調べていて思ったのは
被写体や撮るシーンが違う写真で
レンズの比較やレビューしている例
が多いことです。

なので、この記事では
同じ被写体で、
①被写体との距離を同じにする
②被写体のサイズが同じになるようにする

の条件で比較してみました!


作例と感想

①被写体と同じ距離で撮影して比較

まずは同じ距離からとった写真です。
三脚を立てて、
レンズだけ変えて撮影しました。
※Lightroomで明るさと色味を編集していますが、全て同じ条件で編集しています。

SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art, F4.0, ISO100
LUMIX S PRO 50mm F1.4, F4.0, ISO100
LUMIX S PRO 16-35mm F4, 35mm, F4.0, ISO100
LUMIX S PRO 16-35mm F4, 16mm, F4.0, ISO100

被写体と同じ距離で撮影した場合、
焦点距離が長いほど被写体に近い写真
短いほど全体を見渡した写真

となっています。


85mmのレンズだと結構しっかりと離れないと撮れないので、部屋が狭い場合やお店で撮りたいときは20〜35mmぐらいのレンズがおすすめですね。


②同じ大きさになるようにして比較

次は同じ大きさになるように被写体との距離を調整して撮った写真です。

SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art, F4.0, ISO100
LUMIX S PRO 50mm F1.4, F4.0, ISO100
LUMIX S PRO 16-35mm F4, 35mm, F4.0, ISO100
LUMIX S PRO 16-35mm F4, 16mm, F4.0, ISO100

なんだかアハ体験みたいですね笑

被写体との距離を調整してあげれば、
一応、どのレンズでも同じ感じでは撮れます。

ただ、よくよく見てみると、
レンズによって若干形が変わっています。

全部被写体は同じはずなんですが、
プリンの黒丸と周辺の黄色の部分や、
マグカップを見てもらうと
よくわかると思いますが、
焦点距離によって周辺の歪みも独特になります。

※トリミングすれば良い話かもですが、自分は微調整でしか基本的にトリミングしない派です。

テーブルフォトの場合、
50mmのレンズはほんとに見たまま撮れる感覚です。目で見ながら構図を考えて、いい角度や構図を見つけたらすぐにパシャリと撮る、といった撮り方ができると思います。


お菓子+人の場合

最後に娘に協力してもらって食べている風景を撮って比較しました。
これも被写体との距離は大体同じにして、
同じ場所から撮っています。

SIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art, F4.0, ISO100
LUMIX S PRO 50mm F1.4, F4.0, ISO100
LUMIX S PRO 16-35mm F4, 35mm, F4.0, ISO100
LUMIX S PRO 16-35mm F4, 16mm, F4.0, ISO100

待ちきれず最後食べてますね笑

85mmではパフェそのものを
50mmは食べてる手元を
35mmは食べてる人物を
16mmはさらに部屋全体を
といったように画角内に収まる要素が増えていきます。

無理なく被写体からの距離をとったうえで、
何をメインに撮りたいのか
でどのレンズを選ぶのかが変わりそうです。

自分の感覚では、
「焦点距離」と「写真に取り入れる要素の数」
が反比例すると感じました。

お菓子のテーブルフォトの例でいくと
お菓子のこの部分が見て欲しい!→85mm
テーブルセットで食べてる人の視点→50mm
部屋、お店の雰囲気までいれる→16mm-35mm

あとは撮るスペースが狭いときなどの
被写体と距離が撮れないケースでは、
焦点距離が短いレンズでも
いろんなシーンをカバーできるかと。

まとめ

レンズの焦点距離とF値(今回比較してませんが)、
撮影者の感覚を図で表してみました。

レンズを焦点距離とF値で比較

自分の感覚での話になりますが、
テーブルフォトと焦点距離の関係を
(焦点距離:感覚→対象)で表すなら、

85mm: 見つめる→料理やお菓子
50mm: 見る→+コーヒー、テーブルセット
35mm: 眺める→+食べる人
16mm: 見通す、見渡す(感じる)→+部屋、雰囲気

です。

レンズ選びの参考になれば嬉しいです!


最後にですが、
レンズ比較する機会を与えてくださったLUMIXさんに感謝です、ありがとうございます!

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