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頭の中で考えるばかりで小説が書けない!という人へ。3つのポイントで書けるよ


どうもお久しぶりです汗


気付けば2021年1月も今日で終わり……何もしないうちに1ヶ月経とうとしてます。
ライカレメンバーにどんどん置いてかれる~泣

これはいかんということで久々のNOTEの更新に踏み切りました。




今日はタイトル通り、頭の中で考えるばかりで一向にストーリーが書き出せない、という悩みを持つ方に向けて発信したいと思います。
思い当たる方もそうでない方も、この記事に行き当たった何かのご縁、最後までお読みいただければ幸いです。


小説を書きたいけど

アイディアが浮かばない。
いい文章が書けない。この表現、どうすればいいの?
など、書く前、または書いてる最中に色々考えてしまって物語の最後まで書けずに挫折してしまった。


そんな人は多いのではないでしょうか?
好きな小説に触発されて書き出したはいいけど、ちょっとした疑問に突き当たるとあっという間に袋小路に迷い込んでしまいます。
書き出してみて初めて思うんですよね。

「小説を書くのって難しい」

そう!小説を書くってことは難しいんですよ!
改めて専業作家さんや2足のわらじで書き続けている作家さんを尊敬する瞬間です。


文章を、とりわけ物語を書き出すって物凄くクリエイティブな作業なんです。
これを毎日相当な量書き続けることがどれほど偉大なことか、自分がやってみないと分からないものです。

何を隠そう僕もその1人でした。

僕は子供の頃から自分だけのストーリーを妄想するのが大好きで、暇さえあれば頭の中で好きなキャラを主人公にした自分だけのストーリーを作って悦に浸っていました。


しかし、それを紙に書こうとすると全く筆が進まず、ポンと頭に浮かんだ素晴らしい(であろう)シナリオ達に1度もエンディングを迎えさせてあげることはできませんでした。

しかし、今はちょっと違います。
3年ほど前に1万文字以上の第1話をWeb小説に投稿し、昨年末からシナリオライターとして動画のシナリオを納品出来ています。

Youtubeの動画なので大体3000文字~5000文字程度の分量ですが、最初に出来上がった時は6000文字以上だったりして、そこからクライアントの指定する分量まで削ぎ落とすのに苦労しています笑

何故1度も話を結末まで書くことができなかった僕が、今は曲がりなりにもシナリオを収め、お金を稼ぐことまで出来るようになったのか。

これは本当にちょっとしたコツなのです。

書き続けることが最高の成功法則

結局は書いてみろ。という事に尽きるんですよね。
どんなに才能があっても、紙に書かなきゃ意味がありません。
でも、闇雲に書いても冒頭の通り、途中で挫折してしまいますので、書く前にちょっと準備が必要なのをお伝えします。

リンカーンの有名な言葉に「木を切るのに8時間与えられれば、私はノコギリを研ぐのに6時間を費やすだろう」と言うのがあります。

まさに準備は大事。

しかし、小説を書く準備に6時間は要らないです。
まあ、せいぜい1時間、いや30分でも充分かな、といった感じでしょうか。
それではその準備の内容を教えます。

小説初心者に教える3つのポイント

コツは3つあります。


① 嫌いな作品の嫌いな部分を作りかえる
② 登場人物を多くしない
③ 結末を考えない

です。1つ1つ見ていきましょう。

① 嫌いな作品の嫌いな部分を作りかえる

誰でも漫画、映画、小説などに触れる中で好きな作品、嫌いな作品というものはあります。
ここでは嫌いな作品に注目して欲しいと思います。

あなたがこれは嫌い、という作品を1つ思い浮かべてみてください。
その作品の何があなたは嫌いなのでしょうか。
そもそも1本通して観た(読んだ)作品は、それに惹かれる何かがあったはずです。

ということはその作品全部が嫌いなのではなくて、この作品のここが嫌い、というのが明確にあるはずです。

それをひっくり返して自分の好きな方向に修正しましょう。
これが正直1番簡単なストーリー作成方法だと思います。
すでにある作品を自分で作りかえるだけなんですから。

世にある作品の中にはこの方法で書かれてるものもかなりあるんじゃないかと僕は推測しているんですが、どうでしょうか。

まあ、そのうちの1つは堂々と商業作品にしたディズニーの「リトルマーメイド」w
みんなが知ってる人魚と人間の王子の悲恋を描いた「人魚姫」をハッピーエンドにした作品です。

古くからあるおとぎ話を大胆に改変したこの映画に否定的な声がどれだけあったかは分かりませんが、続編の「リトルマーメイド2」が発表されたことからもこの映画の人気の高さが伺えます。

このように単純にバッドエンドをハッピーエンドに変えるだけでもいいですし、登場人物に共感が持てないなら自分の好きな主人公像を描きましょう。一匹狼的な主人公が苦手なら、コミュニケーション力抜群の愛されキャラを主人公に変えても、ストーリーの進み方はガラリと変わりますよね。


あなたも試しに自分の嫌いな作品を書き出してみて、何が嫌いかを分析して自分の好きなように書き直してみてください。

② 登場人物を多くしない

物語を考えるのが好きな人が陥りがちなのが登場人物を多く出しすぎることです。
これのなにがいけないかというと、キャラクターが多すぎるとそのやり取りが煩雑になってしまうということです。

特に話の序盤から5人も6人も人物がいると、その全員の性格設定が詳細になっていないと誰にどんなセリフを喋らせるか、このキャラはどんな動きをするか、ということをいくつも考えなくてはいけなくなって頭の中が大渋滞してしまいます。

そして面倒になって投げ出してしまう・・・・・・ということになりかねないので序盤、特に初めて小説を書くという人は最大3人の登場人物で書き進めていくのがいいでしょう。

理想は2人です。
これだと少ないと思うかもしれませんが意外となんとかなるものですよ。
その代わりにその2人の設定はしっかり考えてあげてください。

ここで人物の特徴や性格、バックボーンを作っておけば2人のやり取りが
スムーズに流れていくし、今後の展開を考えていなくても次から次に思い浮かんできたりします。

キャラ設定というのはストーリーを構築する上での大事な羅針盤にもなるものです。
あなたのストーリーの大事な入口を作ってくれる重要なキーマンですから大事に育ててあげてください。

③結末を考えない
これは意外と大事なところで、エンディングから考える人は多く見受けられます。
それも無理はないですね。
エンディングがあるからそこに突き進んで行けるものですから。

しかし、今回は1度も完結させることが出来ていない人に向けた内容なのでハッキリ言います。

結末を考えるな!
まず書け!

ちょっと語調が強くなってスミマセン。
でも大事なことなのです。

エンディングというのは観た人、読んだ人が「あー、面白かった」と判断する大事な部分ではありますが、そこを目指すのにはどれぐらいの時間と労力がいるのでしょうか。
10万文字の作品を作り上げるのに相当な時間パソコンに向き合っていなければなりません。

最初に自分が考えたエンディングという名のゴールまで、果たして一度も小説を完結させたことのない人がたどり着けるでしょうか。

ゼロとは言いません。まったくの処女作で、人生初で書き上げたという作品がある新人賞の大賞に輝いたのを僕も知っています。
しかし、それが少数派であることは明らかです。

なので、まずは「書き続ける」ことを目指しましょう。

その為には物語の結末を考えず、書き出しましょう。


スタートダッシュに勢いをつける手段としては②『登場人物を多く書かない』でも触れられているように少ないけれど魅力的なキャラクターを作り少しずつ話を進めていくと長く書き続けることができます。

その一助として僕はweb小説に投稿することを提案します。

web小説には文字数の規定はないので、1話1話を短く書いて投稿することができます。
まず第1話を区切りのいいところで書いて投稿。
思わせぶりな終わり方でもいいのでやってみてください。

これであなたは一度は小説を世に出したことになります。
そのことをまずは喜んでください。
自分を思い切り褒めましょう。

あえて続く形で終わらせれば、また続きの話をきっと書きたくなります。
これには自分が書き続けるモチベーションにもなる効果と振り返りが容易にできる記録の側面もあるのです。

また、それが面白ければファンも付いて感想ももらえますし、そのことが新たなモチベーションの源になります。

これで僕は小説が書けた!

以上の3つのポイントを押さえることで僕はめでたく第1話を15000文字で投稿することができました。その後も1話1万文字以上で書き続け、ブックマーク登録が3000人以上超え、累計では100万回以上読まれています(成年向けなのでここではURLを公開しませんが)。

これがあなたはとっての虎の巻となるかは分かりませんが、確実にこれまでよりスムーズにストーリーが書けます。


その為に必要な準備、①嫌いな小説を作り変え、②2人のキャラクターを作りこみ、それができたらパソコン画面を開いてキーボードを叩きましょう。そして③結末など考えずひたすら思いつくまま話を書き続けるのです。

文章表現の稚拙さなど気にしなくていいんです。
商業作品の中にも首をかしげたくなるようなものも沢山あるんですから、素人が完璧な文章を書く必要はありません。

自分の表現したいことが相手に伝わればOKという気持ちで書きましょう。
自分に課すハードルは低く低く。

それが目標達成の秘訣です。

ということで、まずは嫌いな作品をこっそり紙に書き出してみてください笑
そしてこの作品のここを直せばいいのにを考えてみましょう。

思わぬ名作が生まれるかも?

あ、一番大事なこと忘れてた。

小説を書くときは何よりもあなた自身が楽しむことを忘れないでください。

自分だけの物語を生み出すことはものすごく楽しいことなんですから。


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