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Google Stadiaで少し遊んでみた。

Stadiaについて

今年の3月中旬にGoogle社の新サービス「Stadia」が正式発表された。Stadiaは完全にクラウド上でゲームが遊べると言うサービス。Googleは「全員用のゲームプラットフォームを作る」のが目標と言っていた。

そして先週あたりにそのStadiaが正式リリースされた。無料版はまだなく、現在Stadiaで遊ぼうと思うなら早期リリース版(Premiere Edition:$129)を買う必要がある。正直まだβテスト中な気もする。自分も予約し、先日やっと届いたので少し遊んで見た。

正直な話、Google Stadiaにはあまり期待していなかった。なのになぜ130ドルも払ってStadia予約したかって?純粋に気になってたから。あのGoogleが本格的にゲーム業界に参戦する、それだけの理由だったのかもしれない。

Google Stadia Premiere Editionの中にはStadia コントローラー、Chromecast Ultra, 3ヶ月分のStadia Proトライアル(以降は毎月$9.99)がついてくる。完全にクラウドサービスなのでゲーム機は存在せず、Chromecastで配信する形になっている。

コントローラー

まずは一番気になっていたコントローラーの感想から。正直黒いコントローラーのが欲しかったけどPremiere Editionは白いコントローラー固定なので白に。改めて考えると愛用のSteamコントローラーが黒いし、Stadiaは白くてよかったーなんてね。

外見、そして手持ち感覚はSONYのプレイステーションのコントローラーに近い。グリップの部分が細めで手が小さくても持ちやすそう。けど滑りやすい。充電性の電池使ってるからか、結構重い。油断したら落とすかも。てか落としてる。ボタンの位置もほぼプレステ寄り。珍しい事といえば、左中央のGoogle Assistボタン(現在未対応)と右中央のキャプチャーボタン。Google Assistボタンを押すとGoogle Assistantにゲームの情報は攻略方を聞けるらしい。早く対応してー。キャプチャボタンは文字通りスクリーンショットと動画を保存。速攻でシェアできるとか。

現状Stadiaコントローラーを接続する場合、ChromecastとならWiFiで、その他はUSB-Cケーブルで。充電もUSB-Cケーブルで。将来的にはWiFi/Bluetoothでその他との接続も対応するとか。ちなみに現在はChromecastでStadiaで遊ぶにはStadiaコントローラー必須。PCなどとならXBOXなどのコントローラーでもいいらしい。Steamコントローラーは未対応だが。

Stadia自体の感想

ではStadia自体はどうなのか。セットアップはすごく楽だった。ChromecastをGoogle Homeアプリで設定→Stadia登録って感じ。

とりあえずサムライスピリッツとDestiny 2をChromecastを通して少し遊んでみた。ネットワークは自宅のWiFiで両方ともProだと無料だったから。サムライスピリッツは前からもやりたかったことあって遊べるのが嬉しかった。少しもっさりした感じがしたけど、Stadiaよりゲーム自体になれてない自分が悪かった気がする。てかなんでサムスピ無料だったんだろ。

Destiny 2をやってStadiaの本気を体感した気がする。クラウド上って忘れるぐらい動作良かった。正直感動した。コントローラーの遅延もあまり感じず普通に遊べたので完全に満足しちゃった。WiFiでこれだったらEthernet必要か疑問に感じたぐらい。両ゲームとも即ロードって速度ではなかったけど延々とロードに待たされるわけでもなかった。そしてなによりゲームを購入・登録してインストールせず速攻で遊べるのはありがたい。

スマフォ(Pixel 3a)で試した時は全く遊べないほどの遅延だった。音割れがひどかった。4kの映像処理しきれてなかった可能性あり。たった今、GoogleChromeブラウザで試したけど、入力遅延がひどくて遊ぶ気になれなかった。Chromecast安定っぽい。スマフォとブラウザ両方の問題を改良したら実質いつでも、どこでもゲームができるってのは楽しみ。けど、4Kの画質を常時ストリーミングしてるのもあるし、データ使用量が気になるところ。Stadiaアプリ内からデータ使用量調べられたらよかった。

その他

現状Stadiaにはゲームが足りなすぎるのが事実。11月27日現在Stadia上のゲームは20本あたり。中にはアサシンクリードオデッセイ、Red Dead Redemption 2とかメジャーなタイトルもあるが。そして新タイトル、独占タイトルがほぼないのも問題。新プラットフォームに客を寄せるなら独占タイトルは必須だと思う。現状唯一独占タイトルのGYLTは興味深い。今度購入予定。感想はまたその時に。

完全にオンラインのサービスなのにゲームは買い切りなのは少し不安。Netflixみたいに月額制でゲームを好きなだけ遊べる、って方が気楽に?遊べる。ちなみにProだと「無料」だったDestiny 2とサムライスピリッツ、Proメンバー中は無料。Proやめるってなったらゲーム自体買わないと遊び続けられないってシステム。一旦Pro辞めてProに戻った場合はどうなるかまだ謎。
Pro中に登録したゲームPS Plusみたいにしてほしかった。

最終的に、Googleが当初言ってた「全員用のゲームプラットフォームを作る」っていう目標に関して書きたい。Stadaia発表の基調講演では「文字通り全員が遊べるゲームプラットフォーム」と言っていた。しかし、やはりStadiaは「全員向け」では無い気がする。コストがあまりにも高すぎる。Primere Editionの$130を引いたとしても、高速インターネット+ゲーム買い切りの額だけでも十分高い。問題なくStadiaを楽しめる自分はかなり裕福な方なのかもしれない。

始まったばかりのサービスでまだ改良点はたくさんあるけど、この先Stadiaがどう進化していくかは楽しみ。

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