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乃木坂46のダンスパフォーマンス(レクチャーから抜粋)
乃木坂46のダンスの特徴は群舞であることだ。その群舞も初期にようにほぼ全体で同じ動きをするユニゾンや少しずつ動きがずれながら移項していくカノン(輪唱)のような動きと比較的単純なものだったのが、次第に複雑なものに変化している。
乃木坂46にはそれほど詳しくない私には乃木坂46というと「ぐるぐるカーテン」のように身体は正面向けのままで両方の腕をゆらゆらさせようなイメージ。この頃の振付は南流石という人。「ぐるぐるカーテン」から5thシングルの「君の名は希望」までを振り付けています。確かにちょっとした仕草へのアクセントが可愛らしく、いかにもアイドルダンスらしいからファンにとっては魅力があるのだろうがダンスとしてみるとものたりない。このグループの代表曲のひとつである「制服のマネキン」もやはり振付は南流石で、こちらは動きは少し複雑になったように見えるが、それは群舞をいくつかのグループに分けて組み合わせたためで、やはりアイドルらしさ、そしてシンプルというのがこの時期の乃木坂の特徴といえるかもしれない。
ところがそういう印象が「シンクロニシティ」のMVを見て吹っ飛んだ。ひとことで言ってこれはコンテンポラリーダンスの群舞の匂いがする振付なのだ。この「シンクロニシティ」を見て、最初に思い起こしたのは80年代以降の欧州の現代ダンスを引っ張ってきたピナ・バウシュとアンナ・テレサ・ド・ケースマイケル(ローザス)の舞踊作品。
この2人の作品をほんの少しだけ見てもらうことにします。短い抜粋でもう少しましなものがあったかもしれないのだけれど、とりあえずこのレクチャーではYoutubeで見ることができる映像を中心にやっていこうと考えていますのでこうした映像になりました。
制服のマネキン MV 南流石
乃木坂46 『制服のマネキン』Short Ver.
ハルジオンが咲く頃 MV WARNER / 菅尾なぎさ(MV振り付け)
乃木坂46 『ハルジオンが咲く頃』 2nd ALBUM《屬於我們的位子》
www.youtube.com
シンクロニシティ MV Seishiro
インフルエンサー MV Seishiro
欅坂46 「サイレントマジョリティー」 MV
欅坂46 - サイレントマジョリティー LIVE 平手友梨奈センター Best Hits MUSIC SHOW
Rosas (B): Bartók / Mikrokosmos
Rosas (B): Bartók / Mikrokosmos
乃木坂46
「ぐるぐるカーテン」・・●南流石
「おいでシャンプー」・●南流石
「走れ!Bicycle」・・・●南流石
「制服のマネキン」・・●南流石
「君の名は希望」・・・・●南流石
「ガールズルール」・・●WARNER
「バレッタ」・・・・・・・・・●LICO
「気づいたら片想い」●WARNER
「夏のFree&Easy」・・●WARNER
「何度目の青空か?」●LICO
「命は美しい」・・・・・●WARNER
「太陽ノック」・・・・・・●WARNER
「今、話したい誰かがいる」●WARNER
「ハルジオンが咲く頃」●WARNER / 菅尾なぎさ(MV振り付け)
「裸足でsummer」・・・●WARNER
「サヨナラの意味」・・●WARNER / 菅尾なぎさ(MV劇中振り付け)
「インフルエンサー」・●Seishiro
「逃げ水」・・・・・・・・・●CRE8BOY
「いつかできるから今日できる」
「シンクロニシティ」・●Seishiro
4年前(2018年)に開催したレクチャーイベント「ダンスパフォーマンスとしてのアイドル Perfume×ももクロ×乃木坂」@セミネールin東京vol.3 に向け用意した資料から抜粋
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