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春日大社国宝殿「最古の日本刀の世界安綱・古伯耆展」

2018年ぐらいから初詣がてら春日大社に初詣後、国宝殿でお刀初め(仕事始め的なニュアンス)をするのが恒例。
理想としては春日大社、国宝殿、石切神社、宝山寺を回るのがよいのですが、それができたのは一年目だけで、今年は春日大社と国宝殿だけ回ってきました。
年々体力が死んでいく…。
人が多くて酔ってしまいそうだったので、石切神社と宝山寺は別日にいきたいところ。

春日大社にサクッとお参りして、国宝殿の方へ。
今年は刀剣乱舞とのコラボがあるので、人が多いのは覚悟していたのですが、例年の3倍ほど人がいらしてました。

今回の目玉(?)は
箱根神社から薄緑丸。
北野天満宮から鬼切丸。
石切神社から石切丸。
大から天光丸。
そして東京国立博物館から童子切。
ポストカード等の商品からしてこの五振りが目玉だと思います。

刀剣乱舞からはこの三振りがパネル展示されてました。
上から膝丸(薄緑丸)、髭切(鬼丸)、そして石切丸。

童子切や天光丸は刀剣乱舞には実装されていないのですが、天下五剣の童子切は実装されると思うので、楽しみです。

人が多くて、きちんと見ることはできなかったのですが、どの刀もよく見えて、とても良い展示でした。

今回私が一番見たかったのは箱根神社の薄緑丸。
源義経が使っていたとされる薄緑と名のつく刀はたくさんあるのですが、大覚寺の薄緑よりこちらの方が好きです。
去年の2月に國學院大学博物館で初めて薄緑丸を拝見させていただいたのですが、大覚寺の薄緑がキリッとして見えるのに対し、薄緑丸はふわっとした印象を受けて、とても好きになった一振りです。
勉強不足で、専門的なことは言えないのが悲しいところです。
國學院大学博物館では正面からしか見ることができなかったのですが、今回の国宝殿では一振りのみのケースに入っているので横からも下からも見ることができてとても幸せでした。

薄緑と兄弟刀とされる鬼切丸。
こちらは北野天満宮でよく拝見させていただくのですが、いつもとは違った印象でした。
北野天満宮では一振りのみの大きなケースに入ってお出迎えしてくれるのですが、今回は大きなケースの端っこ。
それでもキリッとした印象を受けました。
さすがにここでは緊張してるのかな?と思いましたが、
お外ではさすがにキリッとしてなくては、名が廃るのだろうなと思いつつ。

普段は東京国立博物館に所蔵されている童子切。
童子切は二度目だと思い込んでいたのですが、実はお初だったという。
(国立博物館は撮影がOKなので、大抵記録として撮影してるのですが、童子切はなかったので多分見たことがないみたいです)
人の多さも相まってゆっくり見れなかったのですが、入ってすぐの一番良いところにありました。
今度行った時はたくさんみたいです。

人に酔ってしまって天光丸、石切丸はきちんと見れなかったのですが、前期のみの展示なのでもう一度いきたいです。

追記
前期にもう一度…!と思っていたのですが、名古屋のアニメイトカフェなどに行っていたら、いつのまにか後期に…。
後期展示を見てきたので、感想を追記します。

以前大阪天満宮での展示のチラシにて天光丸の姿を見ていたのですが、写真より本物の方がスラっとした印象を持ちました。
身幅が狭く、長さがある。
これぞ、平安太刀!といった佇まいでした。
私はひたつらがすきなので、好みの刀剣ではないのですが、とても好印象の太刀でした。

お正月より空いているかな?と思っていたのですが、入って右手の第一会場はお正月より人が多く、さすがと言ったところ。
場所が春日大社だからか、女の人はおおいものの、いろんな年代の方がいらしていてとても良かったです。
前期に第一会場はきちんと見れなかったのですが、太刀無銘(古神宝)がとても良い姿で見れました。
春日大社での展示は毛抜形太刀はいつも多いのですが、今回も何点か展示されていて、とても良かったです。
特に後期展示の国宝金地螺鈿毛抜形太刀などはいつ見てもとても良い拵でした。
前期はゆっくり見れた薄緑丸ですが、やはりと言うべきかとても人気でした。
さすが薄緑丸!
追記終了します。

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