(2)連載0件！漫画アシスタント15年。30代ラスト漫画家で目指す！？

はじめての方はこちらの記事から。

※前回 記事をTwitterにのっけた所 「紙で書籍化してみてはどうか」「読む事以外での応援はできないか」など提案やサポートに入金など 反響を頂きました。ありがとうございます！初めの試みハツ手術は一応の完結はしたものの題名の通り計画は現在も進行中。双方向で試行錯誤 思考して行ければと思ってます。閑話休題 その２の記事はじめます！

15年間 漫画アシスタントおえた日

深夜2時 冷えた空気が街道に沈む。自分の足音だけが住宅地に響く。コツコツと刻む拍子は随分と遅い。

2017年11/5(日)
アシスタント生活 最後の帰り道
10年務めた先生の連載が終了した。前の作品を数えれば15年お世話なった。

漫画作業は泊まり込みが1週間続く。
共に働き共に食べ共に寝る。
もはや仕事ではなく生活だ。
そんなアシスタント生活が10年以上。
最後の帰り道となれば
歩調も揺らいでしまう。

足元を見つめながら 日々を思い出す。

ある日。

先生の居ない合間にネットゲームを毎日やり込むチーフ。無口なY君が黙ってPS4の電源を抜く。
電源を差し込み 再びゲームの世界に没頭するチーフ。
再び 無口に定評のあるY君が再びPS4の電源を抜く。

「いい加減にしろやぁああ！！」

トーン棚に思い切り拳を叩きつけ棚が横に飛び出す。
怒りの余韻で体がワナワナと震えてる。
叫んだのは
ゲーム三昧のチーフ 無口にも程があるY君でもなく
1番絵が下手で作業が雑な自分だった、、

そんな事もあったが

仕事UPした後に酒を呑みながら皆でコントローラーを交換しながらワイワイ楽しむグランツーリスモは面白く。（合法な飲酒運転）

またある日は

先生と担当さんの会話も面白く。莫大な資料&重厚な知識を石垣の様に積み上げ作品が成り建っている。そんな内容に毎回感心 浸りながら作業をしていた。
（そんな ながら作業だから 1番下手で雑なのではと今気づいた、、）

帰り道 喜怒哀楽愛憎混合 感情はグシャグシャ。
そりゃ 歩く拍子は遅くなってしまう。
でも今 思い返せば全てのエピソードに笑みを浮かべてしまう。

この帰り道は記憶の足跡だ。
辿る事はあっても再び歩む事はないだろう。
この帰り道は未来への一歩だ。

自分の絵を描き
自分の作品でご飯を食べ
自分の漫画道を歩む。

未だ知らずの漫画道。

この時は知らない
自分が無知である事を。

この時は気付かない
自分の漫画家プランが
ポエムの様なお花畑的発想だった事を、、、

次回「立ち上げるぞ！漫画ブログ」

今回の教訓

この頃のシメノ君へ。
ゲーム三昧に 居酒屋のはしご酒
宵越しの金を持たないでいいのは江戸っ子だけです。
今は時代が違います。
月の収入の1割 貯金しましょう。

3話よむ。