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寄付とかボランティアとか。

大きな災害が起こると基金が立ち上がって寄付が出来るようになる。寄付としてやはり現金が一番!だと思う。しかし、緊急物資であれば、食料、衣服等も有効であろう。私はそういった災害ボランティアはやったことがないので確かではない。

私の数少ないボランティア経験はアフリカの小国の困っている人を助ける!というものだった。実際に現地での活動も行った。まあ、その活動に関してはまた別の機会に。

このアフリカのNGOにも衣服の寄付は大量に届いていた。しかし、残念なことにほぼ古着である。アフリカ人であっても、何人であっても、たとえそれが無料であっても、新品がいいにきまっている。寄付というと自分が着古してもう使わなくなったものを出すというイメージなのだろうか。下着でさえも着古したものを出してくる場合もある。

寄付には緊急支援とその他の支援があると思っている。緊急支援で何を支援していいかわからないときは現金が一番いい。緊急以外の支援であっても現金がいい。間違っても自宅の要らなくなったものを寄付するというのは迷惑なのではないか。それならサイトで自ら販売してその利益を寄付するのがいい。

東日本大震災の初期頃、女性の下着が不足しているというニュースが有り、新品の下着を購入して寄付したことがあった。量販店の普通のもので、洗濯とかできない環境かもしれないので、使い捨てにできるぐらいの安価なものにした。それでも新品を寄付した。

余ってしまった「あべのマスク」をアフリカに寄付するという記事を読んだ。アフリカで支援活動をしている友人はFacebookに「持ってこないでほしい」とはっきりうたっている。日本人がいらないものはアフリカの人でも要らないのだ!という。勝手にこういうことかと理解した。

基金や紛争でマスクが手に入らないような地区であれば、衛生的な水もないので洗って使う布マスクは使用に適さないし、洗濯して使用出来るような地域であれば、不織布のマスクが手に入るであろう。

兎にも角にも、大切なのはどこに何を寄付するか?は状況をよく確認してからでないと、役に立つどころか本人の意志に反して迷惑になってしまう。

寄付やボランティアは究極の自己満足であると経験者の私は思っているが、最低でも「〇〇のために」と思ってやっていることが迷惑にならないようにしたいものだ。「ほんとに助かった」と言えるのは寄付した本人ではなく寄付された側である。そしてその反応を要求しないのも寄付側の義務である。


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