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私がブラック気味な会社をつい選んでしまう理由

私はほぼ10年前に介護の世界に足を踏み入れたのですが、最初の2年は非常勤勤務でした(常勤・正社員希望でしたが当時の会社は正社員の待遇を上げるために正社員の数を絞っていて、まずは非常勤から始めてもらって良い人材であれば正社員に引き上げるというスタイルをとっていました。向き不向きの大きい仕事なので合理的だったなと思います。

そして事業所は会社の規模も200人程度だったので事業所の数も10〜20程度だったのではないでしょうか(昔のことなのではっきり覚えてない)。私がかつて勤めていた限りなくブラックに近いがゆえにやりがいに満ちていた会社の規模も200人くらいでした。運営している校舎も10箇所程度でした。なんとなく自分がその会社を選んだ理由もその規模感にあったような気がします。200名くらいの会社は創業社長である場合が多く、創業社長は従業員への愛情が深いのか、年に一回くらいは全員を集めようとします(個人の感想です)。事業所が10〜20ぐらいあると日常的にはバラバラに働いていますが、200名程度であれば大きなホールなどであればなんとか集まろうと思えば集まれます。集まると何かいいかというと社長の顔が直接、見えます。直接、声が聞けます。場合によっては直接話すことができます。そして他の事業所と同じ会場にいて顔が見えると、自分の事業所の中で自然と仲間意識が育まれます。こういう環境が、競争心や仲間意識を育み、やりがいを感じやすくさせるので、ちょっとブラック気味な環境になるのかもしれません。

たぶん私はそのぐらいの規模感の会社が好みなのだと思います。自然に選んだ会社が同じような規模感だったので。いわゆる誰もが聞いたことがあるような全国的規模の大企業は、自分は絶対に選べないです。かといって社長と一緒のオフィスで働くような自営業に近い会社もまた選べないような気がします。

今、書いていて気がついたのですが、200名くらいの規模感の会社は通ってきた学校の規模感に似ています。大学も公立の小さな大学だったので千、万単位の人が所属するコミュニティに属したことがなかったのです。だからなんとなく避けてたようが気がします。私はなんだかんだ言っても「学校」というコミュニティは嫌いではなく、なんだかんだで居場所も見つけられていたのでその成功体験が身体に染み付いているのかもしれません。