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本日ワンシーン! 「手のひらは真実を語る」 7場-2

こんばんわ!!シマです!
本日のワンシーン更新いたします。
いやぁ……遅くなり申し訳ございません……|ω・`)
現在、来月のコンクールに向けて新作を書いております!
テーマは落語!!面白い話が書けるといいなぁ
そのため、頻度が少し落ちるかもですが、ご了承ください

それにしても、寒くなりましたねぇ。秋の季節です。
朝、日が出てるうちから身体の内部を冷ますように心地よい風が吹き、眠気が残る頭が鮮明な考えをできるように覚まさせる。
いい季節ですよねぇ、秋って(´∇`)
私が好きな季節です!一年間の中で何かあたしいことが始められるような、今までとは違う雰囲気が漂う季節!

私が何か新しいことをやると決めるのは秋が多いんですよねーφ(゚-゚=)
新しい部活を作ろうと決めたとき、資格の勉強を始めたとき、執筆活動を始めたのも秋でした。
それを考えると、なにか秋に惹かれるものがあるんですかね?
占いなどを調べているとそういうことをふと考えてしまいます。
皆さんは好きな季節はありますか?

小話を書こうとしたら季節の話になってしまいましたね(笑)
次はちゃんと小話のネタを考えておきます……( .. )
それでは!本日のワンシーンをお楽しみください!

本日のワンシーン!

「手のひらは真実を語る」 24

千佳「さぁ!亜里沙さん、目の前に!」

千佳の目の前に座る亜里沙。
カードを亜里沙の目の前に広げる千佳。

亜里沙「じゃあ、何について占いますか?」
千佳「それは私のセリフなんだけど……なにかないの?悩み事とか」
亜里沙「……とくには」
千佳「うーん、じゃあーー」
松子「仕事」
亜里沙「え?」
松子「バイト、もしくは趣味についてでいいんじゃないかい?」
亜里沙「……じゃあ、それで」
千佳「それでは、仕事、もしくは趣味について頭に浮かべて3枚、好きな場所を引いてください」

亜里沙はゆっくりと3枚のカードを引く。
亜里沙が一枚ずつ表にしていったカードを読み上げる千佳。

千佳「塔、審判、悪魔の逆位置」
吹雪「あっちゃあ、塔を引いたかー」
明里「塔?」
千佳「タロットのほとんどは向きで意味合いも変わるし、いいものか悪いものかというのも変わるんだけど、このカードだけはどちらもあまりいいカードじゃないんだよね」
愛菜「それってどれくらいの悪さなんですか?」
吹雪「タロットの中で1,2を争うかな」
千佳「これは正位置だから、自身に予想していなかったことが起きて、少し悪い方向に行ったのかな?」
明里「亜里沙、心当たりある?」
亜里沙「……別にないけど」
千佳「でも、他の2枚は良いカードだよ。審判は今までの苦労が報われる兆しがあるし、悪魔の逆位置も悪いと思ったことや辛い状態から抜け出せる兆しが見えてるってことだからね。どちらも状況が一転するってことだね」
亜里沙「そうですか」
松子「あまり関心がないようだね」
亜里沙「そもそも信じてないですからね」
千佳「まぁまぁ。ちなみに亜里沙さんはバイトは何をやってるの?」
亜里沙「……バイトは特には」
吹雪「じゃあ趣味の方かね」
明里「亜里沙の趣味か……気になるね」
愛菜「確かに」
吹雪「あんたらも知らないのかい?」
愛菜「亜里沙はあまり自分のことを話してくれないんですからね。普段、何をやってるかも知らないんですよ」
明里「ミステリアスな女って感じですよね」
吹雪「表現古くないか?」
亜里沙「……」
松子「さて……そんなミステリアスな女性さんの手相を見ようかね」
千佳「あれ?細かく深めなくていいんですか?」
松子「これは、手相と一緒に深めたほうがいいと思ってね」
千佳「……」
松子「なんだい?」
千佳「いや、松子さんにはかなわないなぁと」
松子「急にどうした?」
千佳「いえいえ、気にせず続けてください」

カードを片付け始める千佳。

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