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本日ワンシーン! 「手のひらは真実を語る」 9場-3

お疲れ様です!シマです<(_ _)>
本日、告知通りワンシーンの更新でございます!……職場から(´•ω•̥`)
実は、まだ仕事中でして……バタバタでした
こいつ、仕事中に何やってるんだとあきれる方もいますでしょうが、現在休憩中なので!(やっと休憩時間です……)
いやぁ、こうやって文字に起こして、現在時刻を見ると、私のいる業界はブラックな部分が多いなと思いますね……いずれは、この仕事のことも書きたいですね(現職中はさすがに厳しいので……)
しかし、わたくし!転職を決意しておりますので!職が変われば、バンバンネタにしていきますからねφ(゚-゚=)

しかし、こう振り返ると私には普通の営業や接客などの仕事はやったことないなぁと振り返りますね。
あまりアルバイトをした経験もあるわけではないですし、コンビニのアルバイトや大学近くのファミレスとか興味はありましたが……(๑•﹏•)
なかなか時間を作れず、できなかったですね
(大学時代はサークル3つも掛け持ちしてましたので……詳しくはこちらから

しかし、やらなかったわけではないんですよ?
私が行ったバイト……それは……舞台設営のアルバイトでした。
あれ?言葉だけだと普通だな?……違うんです……正確に言いますと……

薪能の舞台設営のアルバイト

薪能?あまり聞かない言葉ですよね?
薪能とは、能舞台の周りにかがり火を焚き、その明かりに照らされながら行う能楽の舞台です。
端的に言えば、外で行う伝統芸能(自分なりの略し方ですが……能楽堂などでも行いますのですべてが屋外というわけではないです)

まぁ……特殊も特殊で……逆に普通のイベントとかには関わったことはないんですよね(´-ω-`)
なぜ、私がこのようなバイトについたかといいますと……
私が大学時代に所属していたゼミが伝統芸能のゼミでして、その授業の延長線上で職場にお邪魔することがあったのです。
その際、次に大学に能舞台を設営するため手伝ってくれないかと募集がかかり、それに参加した結果、気に入られました
とは言っても、4,5回ほどしかしませんでしたが……( .. )
あっ、日給はよかったです!
作業用に使う足袋ももらいまして……ご飯も何度かごちそうになりました
ほんとお世話になりましたね……元気かなぁ

さて、伝統芸能の舞台設営ですが作業内容的には、普通のイベント会場の作り方と同じだと思います。
基本は体力仕事で、セットを持ち運び、どんどん組み立てていく!
言葉だけだと簡単なのですが、これが重いのなんの……|ω・`)

そして、重さ以外にも大変なことが……段差を作らないということです。
能の舞台というのはつくりが決まっているので、パズルみたいにはめていくのですが、大きなものを組み合わせているので、どうしてもパーツとパーツの間に段差が生まれてしまうんですよね。
これは普通のイベントの会場であれば問題ないのですが……能ならではの問題点が……すり足です。

演者が舞台で移動する際、普通に歩いて演技をするわけではありません。
地面に足を常につけ、滑るように、引きずるように移動するのです。
そのため、段差があると移動に支障をきたし問題になるため、細心の注意を払うんですよね……下の部位に部品をかましたり、かんなで削ったり、それはもう大変な作業でした。

まぁ、数回の作業でもいろんな現場を見せてもらい、伝統芸能の舞台にかかわる人の気持ち、見せ方、そして何を届けたいか
普通に作る以上のことを学べたと思います。
演者の人たちも、外の照明や場所などもすごく細かく見てまして、真剣さそのものが伝わっていました。
やはり、舞台は生がいい。それを作るところから見れるなんてよい経験をさせていただきました。
(本当に有名な方々の舞台も手掛けることもできたので……一生の思い出です)
しかし、こんな経験をしたからこそ、私自身もものつくりに対しては真剣にここまでできるのかもし(´∇`)

さて、小話はここまで!
ワンシーンです……といいたいですが……ちょっとお知らせ……
本日のワンシーンで手掛けています「手のひらは真実を語る」ですが……次回、最終回となります
いやぁ、長かったような、短かったような……そして、新作!
まだ、中身を作ってはいませんが、タイトルとはじめを制作出来次第、また更新いたします!
それまでは……短編?日記のみ?小話?ちょっと考えます……٩(ˊᗜˋ*)و
それでは、ラスト直前、本日のワンシーンをお楽しみください!シマでした!

本日のワンシーン

「手のひらは真実を語る」 31

松子「このまま先を知りたいのなら続けるけど……あんた次第だよ」
亜里砂「私は……」

17時を知らせる区内の放送が流れる。

放送「17時になりました。暗くなる前にお気を付けて家に帰りましょう」

その放送に反応して松子と千佳は片付けを始める。

松子「千佳、店の予約は?」
千佳「17時半からいつもの店を取ってます!」
松子「よし!」
明里「あのー?」
松子「営業時間は17時までだよ!今日はここまで!」
愛菜「いやいや!今からが良いところ何じゃ」
松子「仕事は仕事!今からはプライベートなんだよ!」
千佳「うちはそういうところはしっかりしてるから」
松子「オンオフははっきりしないとね!」
明里「何だろう……一瞬でただの駄目人間に見えてきた……」
吹雪「……そんなんで本当にいいの?」
千佳「吹雪さん?どうしたんですか?いつもならいの一番に帰る支度するのに」
吹雪「そりゃなにもなければ私だってそうするわよ。でもね、ここに助けを求める人がいて放っておけると思うかい?」
愛菜「吹雪さん!」
吹雪「そう!わたし佐枝島吹雪はプロの占い師として飲み会よりもーー」
松子「馬鹿なこと言ってないでさっさと行くよ」
吹雪「ちょっと!」
松子「どうせ、奢りたくないだけで適当なこと言ってるだけなんでしょ」
愛菜「そういうことですか」
吹雪「ちょっと愛菜!私がそんな浅はかな理由で占いをしようとする人間に見えるのかい!」
千佳「3人とも一緒に来る?吹雪さんのおごりだし」
吹雪「ちょっと!なんでこいつらの分まで出さないといけないのさ!」

必死に怒鳴る吹雪。
それを冷ややかな目で見る愛菜と明里。

吹雪「いや……これは違うんだよ」
松子「ほら、腹をくくって行くよ。あんたらも飲みながら話でもどうだい?」
愛菜「吹雪さんのおごりなら行きます!」
明里「私も!」
吹雪「おい!」
松子「……あんたはどうする?」
亜里砂「私は……一人にさせてください」
松子「まぁ、そういう時間も必要だからね……さぁ、いくよ!」
千佳「はーい!席の追加の連絡もしときますね!」
愛菜「あとで千佳先輩に占ってもらってもいいですか?」
千佳「いいよ!飲みながらね」
愛菜「はい!」
明里「私も飲むぞ!」
吹雪「あんた達……少しは手加減を……」

出て行く5人。
一人、残される亜里砂。

暗転

「手のひらは真実を語る」 30はこちらから

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