【レポート】1/28「SIMULATION2035おおさか」β版テストプレイ
いよいよ!勉強会や議論を積み重ねてきた自治体財政シミュレーションゲーム「SIMULATION2030ふくおか」の「大阪市版を作ろう!」と大阪市職員&元職員の有志で立ち上げたプロジェクト、コアメンバーでテスト版をやってみることにしました。
能登半島の被災地派遣の直前であるにも関わらず、があさんが作ってくれたツールのクオリティにびっくり!
前回のシナリオ検討会の時に「『人材』が将来的にいなくなる危機感を、勉強会を通じて強く持った」という話になりました。
元祖である熊本版や福岡版は「財政」をどう持続可能にするかがテーマだったけれども、大阪市版を「今」作るなら、やはり人のやりくりも入れたい。そこで、事業を切るか続けるか考える時に「予算」「人」の両方を考える設定になりました。
私は「環境創造局長」を拝命。限りある資源を未来に引き継ぐために、他の局長と対話しながら事業の取捨選択をします。この時点で、若手職員は大阪市の主要事業を学ぶことができます。
テストプレイ開始。
があさんが今までの議論を踏まえて採用した「予算」「人」を捻出する段階で、借金である「市債の発行」と貯金を崩す「基金からの繰り入れ」要素も入り、ゲームが少々複雑に。
遅れてきたのに合流数分でキレキレのコメントをするマッキーにビビったり、アキが「ポイントによるゲーム性の付加」を提案したり、そうは言ってもシンプルさも必要だしなぁと悩んだり。みんなで修正ポイントを見つけながら1回目修了。
2回目はさっきよりスムーズに流れ、目指すゴールの見せ方もイメージが固まってきました。
「最初の既存事業をどう選ぶかですね」
「あと各局それぞれ新規事業が1つはほしい」
「人が浮いた分の扱いをどうする?」
ポンポンと意見交換が進み、次回は過去の勉強会参加者に声をかけて改善バージョンのテストプレイをすることになりました。
いよいよ完成が見えてきました。次回もまだ、あくまでテストプレイなので「よくわかっている」私たちコアメンバーではなく、できれば若手にも参加してもらい「学びのある&わくわくするゲーム」になっているか意見をもらう予定です。
最後に小ネタですが、途中である事業を切るのにマッキーがしれっと「区役所が地域に説明できるなら切れますよ」と言うので、自分も局長役をやってるのに「局は!すぐそういうズルいことを言う!切りにくいやん!」と区長の立場で文句を言ってしまいました(笑)。
こういう局と区の関係、所属間の関係、地域説明や議会対応なども学べるので、縦割りを壊す視野の広さを持てる点でもいいゲームだと思います。
最後は被災地へ行くがあさんの壮行会をして(写真撮り忘れ)解散しました。がんばってきてください!
《ライター・てるみん》