【50代前半が人生の底】でもピクニック型人生で日々を大切に生きたい
夫の友人がおもしろい記事をシェアしてくれたとのこと。
それは、各国でおこなわれた人生満足度調査の多くで、50歳代前半が「底」になるというU字型グラフだという内容らしい。
自分がその世代ということで、その理由がちょっとわかる気が・・・。少し考えてみました。
国や統計が違っても50代前半が底という共通の傾向が興味深い
元の記事は、ワシントンポストにありました(英語)。
Under 50? You still haven’t hit rock bottom, happiness-wise.
関連の翻訳記事も、ライフハッカーにありました(ワシントンポストの記事に該当する部分は前段だけ)
人生のどん底は50代前半にある:調査結果
ワシントンポストの記事にあるグラフを見ると、一目瞭然で、いろいろな統計で、そろって50歳代前半が底になっています。
余談ですが、ワシントンポストの記事で、「50歳より若い世代にとっては、今がとても悪いときであっても、統計的にはそれがよくなる前にはまだまだ悪くなるんだよ~と知るだけでもう十分」と締めくくられているのには、ちょっとほほえんでしまいました。
肉体的な下り坂を自覚する年代だからか?
いろいろな分析がなされているようですが、自分が50代前半になってみて、この統計の感覚がなんとなくわかります。
というのは、40代までの間は、人生のピークを過ぎているかもしれないけれども、「まだまだ」という気持ちでいれたのに、50代になると「体力的」に明らかに以前と違うこと、ピークを過ぎたことを実感させられるからです。
国や経済力は違っても、この体力面での変化はどの国でも共通しているから、同じように50歳代前半でボトムになるのかな~と思いました。体力も含めて人生が山登り型だと思うと、どうしても下りがはじまると思う瞬間、「もう頂上はないんだ・・・」と思う寂しさを否定できないですね。
ワシントンポストの記事で「チンパンジーやオラウータンでも中年の危機ががある」という記事が参照されていて、動物だって体力の衰えを感じれば幸福感が減ってしまうのは同じなんだな~と思ったのですが、単純にそういうことではなくて、「生物学的・進化的な要因があるかもしれない」とあって、その理由はもっと奥深いようです。
Scientists Say Chimps and Orangutans Have Mid-Life Crises
50代となって、体力的な限界とともに、「キャリアでの限界が見えてきた」「親の介護が始まった」ということも、幸せ感には大きな影響を及ぼしますね・・・
ピクニック型人生ならまだまだこれから・・・
この記事の内容に感覚的に納得はいくものの、個人的には、50歳代からの人生がずっと下り坂だと考えるのではなくて、まだまだ広大な原野での「ピクニック」が続くのだ・・・と考えたいです。山登り型の人生であれば後半生は下り坂と考えがちですが、もともと山を登っていないピクニック型の人生であれば、まだまだ先は長いと考えることができます。
体力的にはピークは過ぎたし、新たな可能性も歳とともに少なくなったけれども、逆に、もう「可能性がない」と知ったことでいろいろな迷いが減って、以前よりは周りの景色を楽しむ余裕を持って歩んでいけるかも?
もともと、わたしの人生は山の頂上と思えるピークもないから、これからも日々を大切にしてピクニック型人生で楽しい人生ピクニックを繰り広げていきたいな~と感じた次第です。
同じように50代を迎えている皆さん、人生はまだまだ続きますから、がんばりましょう!
(当記事は元ブログからの移管です。オリジナル公開日:2018年1月15日)
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