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息子が熱性けいれんを起こした日の事

去年の夏、保育園では恐ろしいほどの勢いで手足口病が広まり、どのクラスも半分以上が感染しました。
それが原因で熱性けいれんを起こした話です。

その前の年は何故か11月に手足口病になったものの、そんなに酷くなかったのですが、この時は全然熱が下がらず、口が痛いと泣き本当に辛そうで可哀想でした。
こういうときに限って両親が海外旅行でいないんですよね(笑)

看病していたら私も具合が悪くなり、あの日は平日でしたが病人が二人いるためたまたま夫が休みを取ってくれていました。
夕方になり、少し寝かせて貰い横になっていたときの事です。

何度も息子の名前を呼ぶ夫の声が聞こえてきました。
しかもどんどん声が焦ったように大きくなります。
この時、私は直感的に熱性けいれんを起こしたんじゃないかと思い飛び起きました。

ブルブルと痙攣をして白目を向いている息子。
昔念のために熱性けいれんの動画を見たことがありましたが、まさにそれでした。
熱性けいれを起こしていました。
話を聞くと、膝の上にのせてテレビを見ていたら、突然ガクっと脱力して倒れ掛かったそうです。

でもこんなときでも慌ててはいけません。夫がパニックだから私は冷静でいられたのかもしれませんが…
前にネットで調べたとき、動画を撮るように書いてあったので私は痙攣している息子の動画を撮影し始めました。
撮影する時は全身入れた方がいいです。
なぜなら病院に行った時に、表情はどうだったか、足の向きはどうだとか、手はどうだったか、左右対称かとか色々質問されます。
動画を撮っておけば質問にも答えられるし、先生にも見せられますからとても有効です。
私はこの時足まで入れなかったので失敗しました…

痙攣が収まったら急にぐったりしてしまい、名前を読んでも動かなくなりました。
一瞬死んだのかと思いましたが、呼吸はしていました。熱性けいれんの後はこんな感じにコテッと寝てしまうそうです。
急いで近くの医療センターに電話しましたが、凄いのんびりした声で「来てもいいですけど、もう時間外なのでお待ちいただいてもいいならどうぞ~」先生は熱性けいれんで死なないと知っているからだと思いますが、私はこののんびりした感じに凄いイライラしました(笑)

私が電話している間に夫はタクシーを呼び、とりあえず1日は息子が病院で過ごせる荷物をまとめ、念のためにお菓子も持ちました。
めちゃくちゃ待ったのでお菓子を持って行って良かったです。
タクシーが来たので病院に向かいます。タクシーで向かう途中で息子が目を覚ましたのは本当に嬉しかったですね。

病院では来た事がないところなので色々書類を書きました。先生が一人しかいらっしゃらないようで、1時間半も待ちました…ここでお菓子が役に立ちました。麦茶は自販機で。息子はお菓子を食べたので安心しました。

ようやく診察し、先生に色々質問されたので、動画を見せました。動画は本当に役に立ちます。
役に立ちますが、夫が抱き抱えていたので手が左右対称か解らなかったりしました。何分痙攣していたかとかも聞かれますが、時間を見ていなかったのは失敗でしたね…正直凄く長く感じます。多分1分ぐらいだと思いますが。

この後また熱性けいれんを起こすかもしれない。普通は1回起きるともう起きないけど30%の人は起こすから、と痙攣止めの座薬を頂きました。
きっかり朝の5時に入れるとの事(この時間はけいれんした時間によるのではないかと思います)

その後は痙攣もなし、痙攣止めの薬も使い息子は数日後に元気になりました。一時期とてもご機嫌斜めでしたけどね…
それからと言うもの、息子はたまに鼻水が出るぐらいでほとんど風邪を引かなくなりましたね。私は毎月喉をやられてますが(笑)

熱性けいれんは本当に起きると結構ショックです。なので、起きた時どうすべきかを覚えておくことが大切だと思います。
Youtubeなんかで動画も見ておくといいです。見たことがあっても、いざ自分の子供が起こすと結構ショッキングなので…

この記事で少しでも熱性けいれんの事がわかれば嬉しいです。

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