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【読書の時間】それって言葉にできるほど考えてるの?
題名:「言葉にできる」は武器になる。
著者:梅田 悟司
▶︎この本を選んだ理由
知人に紹介してもらった一冊。
言葉に”する”ではなくて”できる”という言葉が特徴的だと思い読んでみました。
「言葉にできない」悩みを抱えている方におすすめです。
▶︎感想
言葉は、伝えるためのツールである。
一生懸命伝えたつもりが、上手く伝わっていないことがある。
そんな時は、語彙力がないなとか、表現力が乏しいなとか、
反省をする一方で、
なんで伝わらないんだろう。
ちゃんと聞く耳持ってるのかな
なんて相手のせいにすることもゼロじゃない。
でも根本的に足りないのは、相手のせいでもなく、自分の語彙力の問題でもない。
頭の整理ができていない、
思考が深められていない、
つまり、考えられていないということ。
そう言われると返しす言葉が見つからない。
確かにそうですね、としか言うことができない。
反論なんて言い訳にしか聞こえないから、言葉にできるまで考えて出直すしかないのである。
そのぐらい、
言葉にできないことは、無防備であり、
言葉にできることは、武器になる
ということだろうか。
この本には、言葉について2つのキーワードがでてくる。
それは、
内なる言葉、外に向かう言葉
内なる言葉とは、自分の中にある意見であり、外に向かう言葉とは、その内なる意見を言葉に変換して外に出す言葉である。
言葉にして伝えるには、
意見を育てて、意見を言葉に変換する
ことだという。
意見を育てる、つまり内なる言葉を磨いていくには、幅と深さ広げて深掘りをしていくことが鍵となる。
これを習慣化することで
一生もののコミュニケーションを身につけることができる。
でも現実的に、意見を出すには、6つの壁に打ち当たる
自分の可能性を狭めているのは自分自身であり、自分の常識という前提をいかに捨てるかが壁を壊す突破口になる。
でも、その壁が高すぎて突破口が見えないときはとても苦しい。
それでも考え、言葉にし続けるしか無いのか?
そんなことを考えながら日々試行錯誤していく。
▶︎印象の残った一節
中でも印象の残った一節を3つ紹介します。
言葉にできないということは、「言葉にできるほどには、考えられていない」ということと同じ
心にチクッとくる痛いところをつかれた言葉。確かにそうだと頷くしかない。
相手が聞きたいのは意見であって、言葉そのものではない。
これも納得。いくら言葉巧みに話していても内なる言葉が育ってないと、考えが浅いと見抜かれてしまう。
思考の深化なくして、言葉だけを成長させることはできない。
これこそ言葉は伝えるためのツールだということ。言葉だけでは、何も育てたない。
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