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【読書の時間】誰もが「種」を持っている


題名:サバティカルタイム
   「40歳の壁」を越える戦略的休暇のすすめ
著者:尾石 晴

40歳を手前に読んでみたかった一冊。

サバティカルタイムとは、使途用途を決めない休暇のことです。

私は、サバティカルタイムではないですが、2人目の育休を約2年とりました。もちろん、子どもの世話が中心の生活ですが、仕事から離れることでこれからの職業人生について考えることができました。

が、仕事復帰した今でも明確な方向性があるわけではありません。まだまだ試行錯誤の途中です。

しかし、子どもが生まれる前よりは前向きに、そして客観的に仕事に向き合うことができています。

・なぜ働くのか?
・これからどう働きたいのか?

明確な答えはでなくても常に問いかけることで少しずつ今の状態になってきたのかなと感じています。

方向性を決めるのは、「自分の選択、決断、覚悟」この3つだけ。
このように書かれている。
そう、この覚悟。この覚悟をどれだけもてるかが最終的にどうなるかが決まると私は思っています。

一番大事なのは「やらないこと」を決めること。「やったらいいこと」をやっているほど人生は長くないのです。

やった方がいいことは世の中にたくさんある。大人の学び、キャリアの棚卸し、子どもの教育、パートナーシップ、健康、美容、体力づくりなどなど…

でも全てをやるほど時間はない。何をやるのか、何を選択するのか。決断するには、自分の価値観が軸となり、最後はその軸を信じて変わる覚悟をする。

「選択肢が多いほうがいい」と思われがちですが、制約条件によって選択肢が減ったほうがシンプルに決断できると思うのです。

この言葉に1番頷きました。
これまで自分はどうやって選んできたのかを振り返ってみると、その環境でできる最善の道を選んできました。

正直に言うと真っ直ぐにこれがやりたい!ではなく、消去法で選んできたと言った方が正しい。
なので、やりたいことに突き進んできたという感じではない。でも選んできた道に後悔はないのは本当のところ。(大満足ではないが…)
それは、そのときの制約条件の中でやりたいと思ったことをやってきたからだろう。

ずっと自分のやりたいことが何なのかがわからず、探し求めていたけど、それはうまく言語化できていなかっただけなのかもしれない。その時々でやりたいことをやってきていたのかもしれない。

これからは、これまでに時間とお金を使ってきたことを深掘りして、この本でいう「種」を言語化していきたいと思う。

言語化できたらあとはステップバイステップで行動するのみ。このサイクルを回して心地良い自分に近づいていけるのだろう。

人生100年時代。折り返し地点に近づいてきた今。40歳の壁をどう乗り越えていけるのか楽しみだ。


最後までお読みいただきありがとうございます!!

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