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昔のLOOKのカーボンバイクを復活させてみた話(修理・組立編)

 2009年,ビワイチコースをサイクリング中に,路駐していた大型トラックを避けきれずにバランスを崩して落車した.このとき,乗っていたLOOK565 (2006年購入)のシートステーが歩道の段差に衝突して破損してしまった.
 当時,カーボンフレームの修理を引き受けてくれるところはまだ少なく,また修理費も高額であったため,LOOK595に乗り換えることにした.

 その後しばらくしてから,カーボンフレームをDIY修理する人が現れ,そのために必要な用品とノウハウが次第に公開されるようになった.
今では,YouTubeで「Carbonframe,Repair」と検索すると数えきれないほどの修理動画が出てくる.
初期には複数の異なる修理方法があったようだが,最近では定番の方法が確立したようだ.

 最近ようやく時間ができたため,私も破損したLOOK565を修理することにした.

LOOK565 (2006年モデル)

2009年から14年間,ずっと物置に保管されていた,破損したLOOK565
シートステーのカーボンが剥がれて一部完全に穴が空き,亀裂も入っている.

1.カーボンフレームの修理

私が試した修理方法と使用した用品は,いろいろなサイトやYouTubeで公開されているのと基本的に同じです.
まず,破損部分の前後にビニールテープを巻き,紙ヤスリで塗装を落とす.

エポキシ樹脂を塗布しながらカーボンシートを2重に巻く

ビニールテープをきつく巻いた後,24時間放置する


24時間後にビニールテープを取りはずしたところ.
カチカチに固まっています.これなら乗っても多分大丈夫だろう.


黒のフレームなら,この後,紙やすりで磨けば完成だが,私のフレームはホワイトなので,修理部分が目立ってしまいます.
そこで白の水性スプレーとクリアで塗装をした.


塗装が終わったところ.
修理部分の直径が太くなってしまうことを心配したが,結果的にはほとんど変わらなかった.
ホワイトの具合がちょっと違うが,塗装により目立たなくなった.


後ろから見るとこんな感じ.遠目に見ると修理部分はほとんどわからない



修理後のLOOK565を最近購入したクリンチャー ホイールと組み合わせてみた.下のリンクのnoteでレビューしたやつです.
フレームとホイールが揃うと,組みたくなってきますね(笑)


2.LOOK565の組み立て

パーツ一式を購入.コンポは6800系アルテグラ (11速).
10年前の製品だが,ヤフオクで奇跡的に未使用新品のパーツセットを購入することができた.
こうして,パーツを揃えて組み立てるのは17年ぶりだ (笑)

サドル,ペダル,メーター,フレームポンプ,ボトルゲージ,ステムは,余っていた手持ちの部品を使用.
シートポストはAmazonで購入した中国製のもの
今ではLOOKもカンパもカーボンポストを作っていないし,中古品も入手困難.以前使っていたレコードのカーボンポストを,もう使わないと思ってヤフオクで売ってしまったのは失敗だったなぁ.

あれ? ITMのステムにハンドル(PRO, PLT)が取り付けできない.
なぜ?

ハンドルの規格についてググったら,下の説明を発見

https://bikehiroad.wordpress.com/2018/12/06/drop-handlebar-size-and-shape-detailed/

えっ,そうなの? 今は31.8mm? 
知らなかった〜

というわけで,急遽PLTステムを発注した


実は,ホローテックを触るのは初めて(笑)
ホローテックが出た頃には,私は既にカンパ派になってしまっていたからね


クランク取り付け

やっぱり,ロードバイクの組み立ては楽しいなぁ


完成! 乗るのが楽しみだ!


下記のnoteでこのLOOK565のインプレをしています.
もしよろしければご覧ください.


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