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ロングライドに輪行袋を持っていくべきかどうかについての話

 ロードバイクは軽量で速く走れることがその醍醐味なので,乗る際にはできるだけ荷物を減らしたいところです.しかし万が一のことを考えると,特にロングライドになるほど,念のために輪行袋を持っていきたくなります.
 ロードに乗る際に輪行袋を携帯する必要があるのか? 無いのか?
 このnoteでは,そのことに対する私の個人的な考え方をまとめてみました.

 輪行袋には「保険」としてのメリットがあるのは周知の通りなので,ここではデメリットをまとめてみます.

(1) 最もコンパクトなタイプでもボトルゲージ1個分の容量が増えてしまう.

(2) レーサーシューズでは歩きにくいので ,別の何かに履き替えたくなる.重い輪行袋を持った状態では不安定になりやすいので,駅構内でしっかりと歩ける必要がある.クリートカバーを使う手もあるが,以外とかさばるし,それほど歩きやすいわけではない.
(→ 私の場合はビーチサンダルを使うことが多い)

(3) レーパンのままで鉄道を利用するのは恥ずかしいので,ちょっとした着替えも欲しくなる
(→ これは人によるのかもしれないが,私の場合はそう).

 結局,使わない可能性の方が高いにも関わらず,輪行を想定するとそれなりに荷物が増えてしまうのです.私は,輪行それ自体を目的としたツーリングで無い限り,基本的には輪行袋は持たない派です.
 では,万が一の際はどうするのかというと(まだ一度も経験はないのですが)レンタカーを使うつもりです.

 私が住んでいる北東北で考えます.
トヨタレンタカーが秋田県に20店舗,青森県内に19店舗,岩手県内に14店舗あります.いずれも大きな市には一ヶ所はある感じです.

秋田県のトヨタレンタカーの店舗
青森県内のトヨタレンタカーの店舗

 輪行が必要となるようなトラブルが発生したとして,それが駅の近くであるとは限りません.駅かレンタカーの店舗までは,どうにかして自力で辿り着く必要があります.
 ちなみに,私はチューブラータイヤを主に利用しているので,パンクが連発してどうしようもなくなった場合には,レンタカーの店舗までパンクしたまま走ってしまうつもりです(チューブラーはパンクしていても徐行して走れるので).

 料金を比較してみます.
 例えば,私が住んでいる秋田県秋田市から青森県まで往復する350kmのロングライドに出かけたが,青森県内のどこかで自走できなくなったとします.
レンタカーで帰る場合,5h 5500円+ワンウェイ料金 7700円+ガソリン代で15000円くらいになりそうです.
 JRの普通列車で帰る場合は,場所にもよりますが3000-4000円 くらいです.レンタカーの方が1万1-2千円程度余計にかかります
 自宅まで自走するには遠すぎるが,県境は超えられそうな場合.例えば,弘前でトラブルが発生して,秋田市まで自走するのは辛いが,大館までならなんとか走れそう...という場合には,大館市でレンタカーを借りて,秋田市で返却すれば同一県内なのでワンウェイ料金はかからず,差額は4000円程度になりそうです. 

 レンタカーの方が金額的にはやや高いのですが,あくまで「保険」としてなので,輪行用具一式を常に携帯することと天秤にかけると,これくらいの金額の差なら,レンタカーを候補に入れるのもアリなのではないか? と思うのです.
 そのようなワケで「ロードバイクでロングライドをする際には運転免許証も持っておいた方が良いな...」と思うようになりました.

終わり

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