kintoneモンスター図鑑10
プロ雑用です。
今回から資料未登場のモンスター紹介です。
10番目のモンスターはこちら。
妥協なき完璧主義者・ミスターパーフェクト
設計能力の高い人は、不完全なアプリが認められません。
kintoneのアプリが未熟なことが許せない…!
アプリの機能を完璧に作るんだ!
その意気込みの裏には、必ずこのモンスターが居ます。
得意技:ぜんりょくこうげき(空振り)
効果:アプリの完成度を高めようと、全力すぎていろいろ空回りする。
このモンスターは常に全力全開です。
自分の持てる力を全て、アプリの開発に注ぎます。
それが良い結果を生むこともありますが、真逆の結果になることも…
特に、利用者の要望を何でもかんでも聞いてしまう善意の人は、
期待に答えようと頑張ってしまう傾向があります。
「できないって言いたくない…!」
JavaScriptやCSSを駆使し利便性をあげ、
APIやwebhookも駆使し、考えられるあらゆる手を尽くして
アプリをより完全なものに…!
あぁ、kintoneのアプリ、機能はいいけど文字間が…!
レイアウトが…!フィールド同士の間が…!一覧が…!
もっとだ、もっと調整して、
他のツールに引けを取らない見た目を!機能を!
でも、実は利用する側は、そこまで求めてなかったりして、
きもちはいつもすれ違い…
得意技:ぜんりょくこうげき(息切れ)
効果:高すぎる理想に息切れしてしまい、結局中途半端なアプリになる。
kintoneアプリの完成形や理想形を思い、
そこに向かって努力することは、とても大切なことですが、
目標があまりにも高すぎると、
時間がかかりすぎたり、スキルが追いつかなかったりすることも。
あまり完璧を求めすぎて、自分を追い込んでしまうと、
途中で息切れを起こしてしまうこともしばしば。
完成形を描くのは悪いことではありませんが、
できないことは、できないと諦めることも、時には必要です。
あまり一つのアプリに時間をかけすぎてしまうのは、
kintoneの特徴である「簡単に作れる」「すぐに作れる」を
殺してしまうことにもなります。
「やらないこと」を決めよう
完璧主義者は、理想が高すぎるがゆえに、
具体的な目の前の事に、意識が引っ張られる傾向があります。
(つまり作業してると視野が狭くなる)
kintoneはせっかく簡単に出来るのですから、
「やること」より、「やらないこと」を決めるほうが、
結果的に、シンプルでよいアプリができるのでは。
また、「今できない!」ことを気にしても、
いずれアップデートで解決するかもしれないですよね。
できないことを、なんとかがんばって作り込むより、
「そのうち解決するかもしれないな」
くらいの余裕を持ってアプリを作るほうが、
健全な仕事と言えるかもしれません。
完璧や理想を追いかけるのも、ほどほどに…
モンスター図鑑10は、
妥協なき完璧主義者・ミスターパーフェクト でした。
それじゃまた。
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