見出し画像

2024.06.04 #kintonehive osaka vol.12 観戦レポート!

プロ雑用です!
先日6月4日に参加してきた、#kintonehive 大阪の観戦レポートです!もはや個人的な使命感か義務wのような実況中継ポストを中心にお届けしますw


kintonehiveとは?

kintoneのユーザーが活用アイデアを共有するライブイベントです。各地区代用に選ばれたユーザーは、11月のサイボウズデイズにて行われるkintoneAWARDで登壇することができます。私も2019年にアソビューの事例で東京代表として登壇しました。

kintonehive大阪スタート!

大阪は例年ペア登壇が多い印象でしたが、今回はなんと1組だけ!福岡が6組中4組と多かったので余計に少なく感じますね。ピン芸人が多いってこと?(偏見

1組目 おのえメモリアル㈱ 森垣さん

社名から分かる通り葬儀場の会社さんですが、まさか演出まで葬儀場っぽさ出してくるとは、さすが関西、のっけから飛ばしてますw
森垣さんは白髪のナイスミドル、葬儀場のスタッフらしい装いと話術で会場は一気に森垣ワールドに引き込まれました笑

祝い事と違ってお葬式はいつも突然。それはそうですよね。しかしその間にやらなければいけないことがとんでもない量。画面を埋め尽くすやることリスト…特に24時間以内に手配しなくてはならないことが盛り沢山で、これを紙運用してたのかと驚愕です。

と、ここで兵庫の匠が登場!
※ポストはビジマになってますが、正しくはビマジです。失礼しました…

当初はビマジのいなさんがアプリ開発で支援していましたが、ある日突然。

森垣さんはびっくりされたようですが、ねぇ、自分たちでできるようにならないとkintoneにした意味はないですからね!
当初は驚いた森垣さん、お子さんが遊んでいたマリオメーカーに似てる!という気付きから、kintoneに親しみが出るようになったようです。
モジュールを組み立てるという意味ではその通りですよね。小さいことだけど自分の知識と経験に合致すると苦手意識とかがなくなったりすんですよね。僕はよくLEGOに例えます。

そして順調に開発は進み、ここでkintone化されてなくなったものベスト3(+1)が発表。

このベスト3+1を見ても分かる通り、転記による無駄、スケジュール変更時の書き直し・逐一連絡による無駄、人に聞く・聞かれるという行為の無駄と、無駄の削減が続き、そして空き時間の有効活用による業務量の平準化というのが実現したということですね。

ここまで非常に順調ですが、ここで新たな問題。それが「お客様の前でパソコンを打つ作業をする」ということに対する抵抗感。お客様には丁寧にという文化・慣習とデジタル技術の衝突というのは、ママあることですね。ここらへん、純粋なIT畑の人たちはあまり理解されないことなので、現場ならではの課題だと思いました。

そこで森垣さんはみんなを集めてどうするかを話し合ったと。そしてここでチームが前向きになる出来事が!

とりあえず練習して体で覚えていこう!という声がけにみんなで練習。まるで部活動のような雰囲気ですね。「打ち合わせ時はお客様の顔を見ながら」でも必要な情報を打ち込めるように練習。500個もあると単に並び順だとかで解決できるような話ではないでしょうから、それをフィジカルでカバーするという、これこそ「技術」ですね〜。

技術が卓越してくるとデジタル化の恩恵として余裕ができてくるので、その結果がお客様一人ひとりに寄り添ったサプライズができるようになったと。

仕事は年長者が教える、kintoneは若手が教える。そして情報はみんなで分かち合うという、まさにチームワークが加速していくのがわかる発表でした!

いやぁ、すごかったよ、一発目からレベル高くてチビリますねぇ…

2組目 BABY JOB㈱ 長野さん、塩澤さん

kintoneは業務改善だけじゃない!ということでどんな内容かわくわく。

BABY JOBさんは、多忙を極める子育てを少しでも助けたいという事業を展開されている会社さん。保育施設と連携したサブスクモデルを展開されています。とても素敵な事業内容で、弊社の渋谷はじめ子育て中の観覧者がいちように反応していましたw

今回の内容はこれではなく、次に出た新規事業に関してが本題。

一般的にはここで足りない開発リソースは外から借りてくる、業務委託を頼るなどがありますが、BABY JOBではkintoneを利用して、非エンジニアが開発することになる。このダイナミックさがいいですねw

フォーム、閲覧、プリントなどの連携サービスを駆使して、リアルタイム入力・受発注をコントロールできるようにしたと。

単純にkintoneのアプリを作っただけではなく、きちんと仕組み化、つまりこれはkintoneを使ってシステムを作った、ということなんですよね。そして運用とルールの設定。基本中の基本ながら、これをしっかりと押さえたのが成功のポイントですね!

1組目のおのえメモリアルに続き、ここでもkintoneをきっかけにチームワークが加速しているんですね。すばらしいなぁ。

そしてkintoneで作っているからこそ、スモールスタートしているからこそ、お客様からの要望に素早く応えることができ、それがきっかけでサービスの方向性も広がる。WinWinWinですね!

途中マイクトラブルにも見舞われながらも、お二人息が揃った素晴らしい発表でした。こういう企業のビジネスはどんどん伸びていってほしいなぁ。

3組目 ㈱オーシン 藤田さん

少ない体制の職人が多い会社だからこそのあるあるネタwそれでも一見仕事が回っているから、だれも気付かないし、気づいていたとしても、そこに手をつけようとは思わないんですよねえ。

発表ではあまり深く語られてはいませんでしたが、この作業こそDB化の本丸ですよね。そして超絶地味で一番たいへんな作業…やりきった藤田さん偉すぎるわw

そして管理(整理)のフェーズ

ここらへんのエピソード、藤田さん会社の人たちが好きなんだろうなぁという感じがすごく伝わってきました。

もうね、3組で正直お腹いっぱいでしたよ。
しかし4組目であんなものが出てくるとは…

4組目 ㈱ワイドループ 川咲さん

あの、川咲さんの発表、超高速で息継ぎしてるのか?っていうくらいの速度で進んでいくので正直ポストが追いついてませんw
補足多めでまとめていきますw

もうこの時点(開始3分)でスライドが十数枚ありまして、なおかつすっ飛ばすという自由っぷり。場のノリと雰囲気での発表が続きますw
ちなみにまだkintoneは出てきてないw

写真ないのでわからんと思うのですが、社内で大不人気なゆるキャラが登場します。というか、ゆるくないし可愛くもないので、キモカワじゃなくて普通に気持ち悪いキャラでした(失礼

あ、検索したら出てきました。改めて見てもこわいw(閲覧注意

ちなみにワイドループは本社が埼玉県にある、物流機器のリユース事業をされている会社さんです。まだkintoneは出てきていない!(4分経過

5分経過でようやくkintone登場!w
待ってたよ!しかもそれが「基幹システムの入れ替え」という本命中のド本命なネタ。最初の4分との落差がすごいぞ!!めっちゃお硬いネタだったw

もうすでに会場はツッコミ疲れていますw

スライドにちょいちょいクオリティの高いイラストが入ってるんですが、社長がなぜかゴリラwなにそれ、銀魂の作者なの?ww本題が頭に入ってこないwww

これらのポストだけでは何が何だからわからないので補足しますw
要約すると、基幹システムの移管を本格的に動かす前に、メンバーにkintoneに慣れ親しんで貰う必要があると川咲さんは考え、その初手として日記アプリをつくり、まずkintone上でのコミュニケーションに慣れてもらいました。
次に、kintoneを使うことに慣れてもらうために、ピアボーナス的なポイント付与アプリを作成。しかしこれは標準機能では実現不可なので、R3に相談して開発依頼したところ「専門のサービスあるからそっち使ったほうがいいよ」というアドバイスをもらい、しかしそれで逆に川咲さんのR3への信頼は確固たるものに(わかるけど笑っちゃう)。

そこで、上記のようなカタチと、R3と自社との役割分担やスケジュールをかっちり相談して開発したと。すっごい息継ぎしない軽妙なトークなんですけど、やってることレベル高いPMなんですよね。川咲さん、伊達にいろんな修羅場くぐってないなぁっていう感想wこれは4枚の自己紹介を経てわかることだからあれも無駄ではなかったんだなぁと思いましたww

反対派のおじいちゃんが出現したけども、その懐柔策は接待w

孫のような若手を巻き込んでの接待麻雀によっておじいちゃんの心を溶かすという、川咲さん人誑しの才能もあるのかよ!と思いましたw

結論からいうと、まだ道半ばで完成には至っていないようですが、逆に課題はわかってきたと。

大事なポイントを最後にまとめてくださっていました。

  1. 本気出せばkintoneでも基幹システムは作れる(それはそう

  2. 問題提起とロジカルな情報整理できる人材は一人は必要(まじでそう

  3. なんだかんだで人間関係が重要(ほんとそれ

勢いが凄いだけかと思いきや内容はゴリゴリ硬めの事例ですごかったです。今までに無いボリュームと濃さの発表でしたー

※御本人からコメントいただきまして、外注したのはスライド中のイラストだそうです。スライドはちゃんと御本人が作られていました!

5組目 ㈱パトライト 三井さん

直前の川咲さんを弄りつつ、元気さをアピールする若手の登壇。これは順番が絶妙だったなぁと思いましたw

三井さんは、よく言われる最近の若者としての自覚があったと。その中で言われたことだけをこなす日々に悶々と鬱屈。キャリアビジョンが見えない、やりがいが見つけられない、そして転職を考え出すまでに。

ここからどう変わっていくのか?社内にはこんな課題がすでにあった。

それでkintoneを使ってどうにかしてほしいという依頼が。
触ってみるとkintoneに魅了され、作ることがおもろくなり。

意気揚々と「こんなのできましたー!」と現場に持ってくと、現場からはよくある不満が返ってきて再び落ちるモチベーション。しかしそこで三井さんは気づいた。

それまでのアプリは三井さん本位、開発者の視点でしか作っていなかった。だからメリットがあるのは管理者だけで、ユーザーはむしろ新しく覚えなきゃいけないこともあり負担を感じていた。これに気づいたと。
つまり利用者とのコミュニケーション不足という課題に気づいた。
一度は通り開発者あるあるですねw

徹底的に利用者目線にたってそもそもユーザーごとに項目の表示非表示を変える、自動集計の追加などでのこの成果。

しかしここでまた新たな課題が。

6組目 阪急阪神不動産㈱ 川本さん

事例としてはよくある内容ではありますが、さすが大手。Excelの複雑さが半端ないですw自分だったら絶対触りたくない関わりたくないやつw

三井さんの事例と違うのは、元のExcelがモンスターすぎるってことですわ。そうなっても仕方ないよ…(泣)

成果もしっかりでたが、開発時に大切にしていたこととして3点、挙げられていましたが、いずれも本当に大切なことです。

関西地区の代表は!?

ということで、こゆい6組の発表も終わり。投票タイムです。

大阪は投票の後、特別セッションもありました。

いよいよ発表!代表の座は誰に!?

ということで警戒なトークとネタ満載、しかしゴリッゴリの硬いネタで登壇されたワイドループの川咲さんが関西代表として選ばれました!おめでとうございます!

個人的には北海道・東北地区代表の方もトークが軽快だったので、対決が楽しみになりました。AWARDは更に時間が短くなるので、あのスライドがどうなるのか?キャラ的にそのままですっ飛ばしが多くなるような気もしますが、とてもたのしみですw

観覧の感想

今回はkintoneそのもの活用もさることながら、その先の導入後、人とチームがどう変化したか、という話が多いですね。これがつまりDXなんですよ!いよいよそういうフェーズになってきたか、という感想でした。

個人的には、5組目のパトライト三井さんの事例がおじさん的には一番グッときました。単にITツールとしてだけではなく、チームワークあふれる社会を作るというサイボウズ社の理念にも沿ったストーリーだったと思います。

しっかりこれだけ事例聞いても、たとえ似たような内容であろうと各社各人それぞれのストーリーって本当に違いますね。導入支援のパートナーとして本当に勉強になります!まだまだ日本全国、特に地方には伸びしろがありますね!

観覧後は、長野から駆けつけていた昨年のAWARDチャンピオン・電脳坊主さんと一緒にラーメンとビールを頂きながら、1.5時間ほど感想戦をしましたw

残念ながら目線はいただけませんでしたが、これはあれだ目を開けてると魂と各種アカウント情報が盗まれることに対策何だと思います。さすが電脳坊主さんです!しらんけどw

植田さん、お付き合いありがとうございました!ちなみに無限ラーメンという店名でしたが、何が無限なのかはよくわからなかったです!!美味しかったです!!

大阪でも多くの方にお声がけいただきました。ありがとうございます!
次回は名古屋でお会いしましょう〜!!


ところで最後になりますが、札幌の観戦レポート、すいません!まだです!
アーカイブ見直して早急にレポートします!すいませんマジで!:bow:

それじゃ、また👋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?