見出し画像

春の訪れを感じるクラシックを聴いてみよう


そろそろ桜の開花予想も発表されるでしょうか。

そんなわくわくと、少しそわそわした気持ちと。
訪れてほしいような。訪れてほしくないような。
そんなこころにそっと寄り添ってくれる、いろんな「春」を感じられるクラシック音楽をみなさんと共有したいと思いました。
大学時代音楽を専門に学んできたこともあり、今回は個人的に好きなクラシック曲2曲をご紹介します。

①ベートーヴェン ヴァイオリン ソナタ「Spring Sonata」Op.24
ピアノとヴァイオリンが交互に気持ち良い会話を繰り広げる通称「スプリング ソナタ」
有名なのでご存じの方も多いかもしれません。
ベートーヴェンの飾らない洗練された美しさが心地よい。
なお後世にその曲の明るさから「春」と名付けられ、ベートーヴェン自身が名付けたわけではない。
個人的には定期的に庄司さやかの通常より少しゆったり演奏されている、フレーズのフレームを極限まで際立たせた演奏が好きです。


②メトネル 忘れられた調べ 第2集 Op.39 「Primavera」
メトネルをご存じだろうか。
1880年生まれのロシア生まれの作曲だが、私も大学3年生の時に知って、貪るようにいろいろな曲を聞いた記憶がある。
とにかく、宝物を見つけた気分だった。
その中でもこの「Primavera」は格別に印象に残っている。
ロシアの土地のの凍り付くような寒さに通ずる少し悲しげな旋律に、まれに見える一筋の希望を感じるのだ。
この後、同じロシアの作曲化家「バラキレフ」の「ひばり」を聴いて、静かに物思いにふける春の夜長を過ごしたくなる。


みなさんのそれぞれの「春」にそっと寄り添ってくれる音楽。
ぜひ一度聞いていただけると、うれしいです。

今日も一日、心地よい時間が過ごせますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?