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『誕生日を祝われること』を親友のおかげで受け入れられるようになった話

365分の1の確率で誰しもに回ってくる、世間的には最幸で最高な一日。
周りの誰しもが対象者の存在を肯定し、その人を祝う。
当事者は「おめでとう」と祝われ、その24時間は
大事に扱われることが当たり前のような時が過ぎる。

たまたまその日に悪いことが起きれば「誕生日なのに」という言葉と共に
普段ではあまり見かけない不満げな表情を見せることもある。
それが自分の中にある誕生日というイメージでした😭

今回は、そんな自分が親友に祝ってもらったことで、誕生日も良いものだった、と思えた日のことを綴っていきます!

■誕生日が苦手に感じる理由

誕生日は母親が作ってくれたケーキのみ食べて終了!という形で、
元々ドラマのように祝われていた経験が多くなかったため
そもそも誕生日=祝う日、という価値観がなんだかあまりなく…。
そこまで盛大にお祝いをするもの、という認識が薄かったです。

あと、自分の原体験の「友人の死」が大きく関係していました。

・自らが歳を重ねることで、旧友も同い年になるのか、
・もし生きていたら仕事は何をしているんだろう
・これまで色々なことがあった中、また歳を重ねてしまったなぁ~
・あの時から少しはなりたい自分に向けて少しは成長できているのかな…

ここまで一取りグルグル回った後に、
自分だけ生きていて良いのだろうか…という思考に陥っていました😭
もちろん当たり前に良いに決まっていて、
そんなことは頭ではわかっているはずなのに
「もし生きていたら、この一年自分が感じたような日々を過ごしていたはずなのになぁ…」
なんて、世間的には幸せな誕生日とは程遠い思考のゴールに着地。

この誕生日という、自らが何をしても歳を重ねてしまう日だけは
何をしても変えられない現実を突きつけられてしまい、
どうしようもない無力感に苛まれてしまう
🤕

そんなこんなでどうしても前向きになれない時間が多い日だったこともあり、
申し訳ないことにサプライズをされてもあまり嬉しい気持ちになれないことが多かったです。
そんな時は決まって

「こんなにしてあげているのに、何故喜ばないの?」

と、少しむすっとした感情が相手から見え隠れすることも。
もちろん自分のために考えてくれたことや
時間を消費してくれたことに対して感謝の気持ちはあるけど
前向きにはなれないことから率直に嬉しい!!と喜べない部分もあり、
ちょっとだけもやもやしてしまうことも多く、
結局一人で静かに過ごしたいな…、と思ってしまっていました。

■有難い親友の言葉と行動

そろそろ誕生日だね、という話から
『喜ばないといけない空気感が苦手で、ちょっと家で過ごしたいかも』
という話をした際に
「結局それって誰に祝われるかじゃないの?自分が祝われて本当にうれしいと思える相手なら違うと思うよ」
「誕生日は楽しいもの、ということを教えてあげる!」

と親友が意気込んでくれました。
もうこの時点で男気がスゴイ。笑
有難いな~と思いながらも、同時に楽しめるかな?と不安な気持ちが半々。
けど、幼馴染でもあり親友でもある人と一緒であれば、もう少し明るい気持ちで過ごせるかもしれない!と思い、
一緒に遊ぶ約束をしました。

そんな中、当日は普段絶対行かないような雰囲気の和食店にてランチ。笑
料理が美味しかったのは言わずもがな、店員さんのホスピタリティがとても素敵で…
社会人になってもサイゼリヤが好きで、親友と良く食べに行きつつお互い仕事の勉強をして過ごすこともあるのですが、
ちょっとお高めなこともあり、店員さんが凄かったなぁ。
所作が美しく、その上機敏に動き回りながら最小限の物音で
会話が妨げられないように気配りする姿もだったけど、
誕生日ということを会話の流れでお伝えすると
普段行っていないらしい日本酒の試飲させていただき
最後には頼んでいなかった誕生日プレートまでご厚意で頂きました。
サービス業という仕事の尊さを改めて感じ、
一つの心配りで嬉しい気持ちになることが出来る
素敵な仕事なんだと思った時間を祝ってもらったことで
感じることが出来ました。

基本的に普段はジムに行きお互い別々にトレーニング、
身体を動かした後はカフェで近況報告や仕事の話の共有。
というなんの変哲もない休日を過ごすことが多いのですが、
誕生日だからこそ行かない場所に行ったことでワクワクも出来たし
温かい気持ちにもなれました。

あと親友はお店の予約も比較的前から頑張ってくれていたみたいで、
忙しい中考えてくれたことがとても嬉しかった…!

何故今回のお店になったのか気になり聞いたら正直に「予算と予約状況の関係、あとは和食=大人への一歩だから」とのことで、
親友らしくて面白くて、これも温かい気持ちになりました。

スカイツリーに登ってきました。綺麗だったなぁ〜

■大事にしたいこと:自分を大事にしてくれる周りの人を大事にしたい

誕生日の良さを今日この日に知れた気がしました。
自分のためを想って起こしてくれた行動が、とても嬉しかったなぁ。

今までは誕生日に自分の無力感を感じて、自分を否定してしまっていたけど、
今の自分を大事にしてくれる人もいて、
そんな中で自分を否定することは、大事にしてくれている人を否定することになってしまうんじゃないかな、と思えるようにもなりました。

もちろんまだ友人の件は克服できないし、きっとこの先も完全に立ち直ることは出来ないかもしれない。
けど、今の自分を見てくれて、今の自分を大事に想ってくれる人がいるだけで
本当に有難いし、
これから自分もしっかり誕生日で周りの皆に恩返しをしていきたいです。

親友よ!誕生日を楽しい思い出にしてくれてありがとう!
これからも毎年お互いを祝い合おう!!いつもありがとう!





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