文字が読めるようになったので本を読み始めた

ずっと、文字は見えるけど読めない状態が続いていた。

正確にいうと、理解するのにすごくすごく時間がかかり、疲れ果て、一行も読めないという状態だった。

市役所で書類を泣きながら読んだりね 笑


それがよくなってきて、最近本を読めるようになってきました。

小さな頃はずっと読んでいた本。
学校に早く行って朝から図書室のカーテンの後ろに隠れて読んだり
授業中も休み時間も読み続け1日5冊くらいは読んでいた。
気づくと移動教室の時間で誰もいないとか
帰り時間までカーテンの後ろで読み続けて気づかれず鍵を締められたりとかしてたな。
窓から抜け出したのは楽しかったよ。

母に「そんなに本を読んでいるのにどうして内容の説明ができないの?知識が増えないの?応用できないの?…それってなんの意味があるの?」
と言われていつの間にか読まなくなっていった本。

この間、診断名に自閉スペクトラムが加わり
いや私、賢くないから違うと思うと否定した(昔尊敬していた知り合いがすごかったから、そういうイメージがあった)



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娘のためにと思い借りて読んでいた本の中に、「自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界」があった。
女性と男性で違いがあることやたくさんの経験談などが書いてあった。
衝撃的だった。
今までで一番しっくりきたから。

読めるようになったとはいえ、文字がモニョモニョ見えたりして疲れるので1冊読むのには数日かかるのだけど
それは1日で読んだ。


もっと早く知りたかった。
だけど
知らないからこそ
もがいていろんな経験をしたのは
悪いことではなかったのかな?と思う。思いたい。


じぶん頑張って生きてたんだな。
と、初めて思えた。


定型発達の人と私は外国人か異星人と同じくらい違う

普通っていう価値観は確かにあって、
私はその普通の感覚を学ばなければ習得できない。

心くばりとかね、美しいよね。
屈託なく笑い、明るく、人に気を配れる人、美しいよね。
いつも私はそんな誰かになりたかった。


でも

私にはどうしても、できないことがある。
というか、もうしたくない。
今まで定型の世界に合わせる努力をしてきた。そのためだけに人生の多くの時間を割いてきた。
それでベッタベタにひっついた仮面をとって、自分を育て直したい。
がんばったっていつかバレるのでね。



でも生きては行ける。


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今日のお昼、ある事を知った。
それを知らされた時
悲しみも、怒りも、動揺もなく
感情がわかずフラットだったし冷静に話した。

体は震えていた。

信じられないほど怒りを感じた時に私は震える。
でも今回は怒っていない。
でも本当は怒っているんだろうか?
ぼーっとはした


今は無気力を感じる。
今はここにいることに違和感を感じる。
悲しいのかもしれない。


働けない、日常生活がひとりではおくれない
介護が必要な30過ぎの女だけど
1人になることを考えてみようと思う。
色々調べてみようと思う。


娘はどうなるんだ。
というのは、あるけど、
調べるだけだから。
もし離婚ってなったら、
準備しとかないと。



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