【麻雀最強戦】最高の決勝

昨日の麻雀最強戦は面白かった。
と同時に、麻雀の強さとは何か改めてわからなくなった。

準決勝と決勝が行われたのだが、とにかく鈴木と前原の存在感が異様で、他の出場者のことはほとんど覚えていない。

準決では鈴木、前原、渋川、菅原だったが、やる前から鈴木と前原が勝つんだろうなと誰もが思っていたように見えたし、事実、他二人はまるで相手にならなかった。

問題はその麻雀の内容だ。
両名とも、いわゆる牌効率に沿った打牌や、一般的な押し引きとはかなり異なる基準で打っていることが伝わる。
特に押し引きについては相当押し寄りで、大トップでも降りないイメージがあった。
そんな、ともすればオカルトとも取れる麻雀で何度もファイナルに出るとなれば、これはもうその麻雀が優れていると言わざるを得ない。
を得ないが、その強さの本質を誰か解き明かしてくれないものだろうか。

決勝は鈴木、前原、瀬戸熊、友添だった。
欲を言えば友添でなく多井なら最高だったが、ほぼ最高のメンバーに思えた。
友添以外のファイナルメンバーならとても画にならない。
瀬戸熊も怪獣のタックルを受け止めてやる!という覇気のような不気味なオーラがにじみ出ていて、昔読んだ天牌という漫画の一コマのようであった。
闘牌もぶん殴り合い、ド突き合いといった内容で、もう暫くこんなキャラが活きた決勝はないのではないかと思った。

瀬戸熊さん、おめでとうございます。
来年は瀬戸熊、多井、荒、岡崎辺りで決勝をやってほしいものだ。
大介は強すぎるので、プロ全員で頭を下げて解説にしてもらいませんか。誰かが勝つイメージが浮かばないよ。

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