見出し画像

古典、故事成語005(荘子)

巣林一枝(そうりんいっし)


鳥は木々豊かな林に居ても一本の枝を大切に使い、必要以上に求めず巣作りをする事から。
転じて、分不相応な暮らしをせず、足るを知る大切さを説かれています。


※注釈※
日本は世界的に大変恵まれた国です。
水道をひねれば飲める水が出て、年間10兆円も廃棄するほど食に恵まれ、衣服は何十年も着こなさなくて済み、十分な広さの住宅が安価で借りられる。
最低限の教育は施され、能動的に学びたければ図書館やネットで安価に勉強が出来、国民皆保険によってもしもの場合も負担が少なく医療を受けられる。

贅沢に慣れてしまった日本の人々は、分不相応を維持する為に代償として日々忙しく、心身の健康も害す。
贅沢に慣れてしまっているから、少しそれを維持出来なくなっただけで不況だ貧困だとネガティブに捉え、お金や物は裕福なのに心が貧しく、その流れの中で終わり無きレースを続けている。

それは本当に幸せな事なのだろうか?


旧ブログにて2015年09月16日に記載していたもの
水食など当時と比べ実情が悪化してしまった部分も多々ありますね。

サポートよろしくにゃ(=^・▽・^)人(^・▽・^=)