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【R18・完全版】同人ノベルゲーム制作記録+お役立ち情報

★6/20日・2点追記
 
①スペースへのリンク
 のんたさんとこの記事について語り合った、Xのスペースのアーカイブへのリンクを載せました。
・記事の補足・執筆裏話
・ティラノビルダーの機能
・こんなゲーム作れそう
・もっと誇るべきのんたさんの偉業
・シナリオの話
・ゲーム制作挑戦者さん増えて欲しい!
…等々、色々と語ってます!

▲画像タップorクリックでリンク先の私のXに飛びます。
記事の内容に触れている為、最後まで読んでから推奨です!

②のんたさんのアイディア
 4.ノベルゲーム制作に必要なものについての【④スチル】の項目に、スペースでお聞きしたのんたさんのアイディアを追記しました。

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※注意!

・この記事は、一次創作、二次創作問わず、ノベルゲーム制作に興味のある方にお読みいただけることを願って書きましたが、実際に制作したゲームは、二次創作の男×男の同軸リバ(CPの両キャラが受けも攻めもする)成人向け同人ノベルゲームで、『選択肢によって受け攻めが変わる』という仕様です。
・こちらの記事はR18の完全版のため、制作途中の様子や実例として、ゲームの内容が分かる画像を載せています。Hシーンにはモザイク処理をかけていますが『ジャンルとカップリングが判別できる画像』もありますので、苦手要素が含まれそうな方はご注意くださいませ!
・ノベルゲーム制作には興味があるけど、上記の内容に苦手要素が含まれそう…という方向けに、ゲーム内容の詳細を伏せた【全年齢・簡易版】もあります。


1.ノベルゲームってどんなゲーム?


 簡単に言うと、物語を読みながら進めていくゲームです。多くの場合、途中に選択肢があり、その選択によってストーリー展開やエンディングが変化します。
 展開に合わせて登場人物の表情が変わったり、イベントシーンで特別な一枚絵を見ることができたりもします。
 実際に遊んでもらうのが一番分かりやすいと思うので、無料で遊べるフリーノベルゲームを紹介しているサイトのリンクを貼っておきます。

▼ノベルゲームコレクション
https://novelgame.jp/)

***

2.この記事を書いた理由


『大変ではあったけどとにかく目茶苦茶楽しかったので、同人ノベルゲーム制作オススメですよ!』

…という話をしたかったのです。この記事を読んでくださった方に(ゲーム制作面白そうだな…)と思って頂けたり、実際に制作のお役に立てることがあれば、とても嬉しいです!

***

3.はじめに

 2023年の5月〜7月にかけて、私マイゴ(字書き)は、のんたさん(絵描き)と成人向け二次創作同人ノベルゲームを共同制作しました。

【役割分担】
マイゴ:シナリオ執筆 / のんたさん:イラスト執筆・システム制作

 のんたさんが主催をされていたWEBイベントの開催日に合わせて発表し、その後しばらく特設サイト(現在は跡地として体験版のみプレイ可能)で無料公開をしていたところ、ありがたいことにご希望を頂き、DLゲーム付きの同人誌(頒布版限定ルート付き)として、頒布もさせて頂きました。
 更にありがたいことに、こちらの同人誌が完売→再販→完売となり、思っていた以上に多くの方にお迎えして頂くことができました。この場を借りてお礼を申し上げます。本当に本当にありがとうございました!

 再販の予定はありませんので、まだ具体的にいつとは決まっていませんが、特設サイトはいずれ閉鎖予定です。(今のところ2024年7月頃の予定)
 特設サイトではまだ体験版が遊べるので、もしご興味ありましたら、10.宣伝に載せたURLから是非!

※特設サイト閉鎖の際には、文章を修正&宣伝を削除した記事を再投稿するつもりでいます。

 それでは、制作体験話も交えつつ、以下より語っていきます!

***

4.ノベルゲーム制作に必要なものについて

 最低限必要なものを挙げるとしたら
①ゲーム制作ツール
②背景などの素材
③立ち絵
④スチル
⑤シナリオ
⑥モチベーションの維持
↑このあたりだと思います。

 まずは①と②について、実際に使用したものをご紹介していきます。

***

①ゲーム制作ツール

ティラノビルダー(フリーソフト)

※対応OSがWindows と Mac のパソコンソフトなので、パソコンも必要です! 

▲公式サイトより引用

 直感的な操作ができる、ノベルゲーム制作ツールです。
 ゲーム制作の知識まったく0でも、問題なく作れました!公式のチュートリアル(1時間程度)を初めにやれば、基本操作はすぐマスターできます。

▲操作画面。タイムラインに沿って
必要な動作をD&Dで配置していくだけ!

 マウスのドラッグ&ドロップだけで操作できます。プログラミングの知識不要!
 しかも制作したゲームは、PC・スマホ両対応!フリーソフトでこの高機能はすごい!

▶公式の紹介動画

 ノベルゲームに必要な動作は、全て基本機能だけで作成できます。

例えば 
・選択肢によるルート分岐
・立ち絵の表情変え
・スチル発動
・画面揺れ(クエイク)
等々…

 今回は条件によるルート分岐(AとBシナリオを全てクリアしたらCルートが開く)という少し複雑な設計をしましたが、それもソフトの機能内で少し設定を追加すればできました!
 有名なソフトなので、検索すれば先人たちの知恵がいくらでも出てきて助かります!

▲制作したゲームのタイトル画面。

 今回はボタンなどの画像も全て自作しましたが、自作せずとも、ソフト内のボタン素材などを使ってゲーム画面上だけでも作成可能です。

▲プレイ済のスチルを見返せる
ギャラリーモードも標準搭載。

 基本的に、すべて無料で使用できます。高機能・機能制限なしの有料版もありますが、そちらも約1500円と破格です!

▶参考⇒無料版と有料版の違い

 普通に作る分には、無料版でも充分です。今回はスチルの差分を作りすぎて無料版の上限(画像30枚)を超えてしまったので、有料版を買いました!
 データをそのまま有料版に移行できるので、無料版で作ってみて不便を感じたら有料版に切り替えるのもアリです。

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②背景などの素材
 勿論自力で描くのも手ですが、背景はずっと同じ場所で完結する話ではない限り複数枚必要になるので、素材に頼れるのなら頼るべきだと思います!
 私の場合、グラフィック全般と実装をのんたさんにお任せしてしまった為、少しでものんたさんの負担を減らそうと、既に素材としてある背景を使うことを前提としてシナリオを考えたりもしました。

『ゲーム背景 フリー素材』で検索すると沢山見つかります!BOOTHなどで高クオリティのものが有料販売されていることも多いです。

『ティラノビルダー UI素材』で検索すると、セーブ・ロード画面、バックログ画面の外観などを変更できる素材を配布してくださっているサイトさんも見つかりますよ!

▲こういう画面やメッセージウィンドウ等の
デザインを変更できるのがUI素材です。

***

 ここから先は、何とか用意しなくてはなりません。こだわるほどに大変になります。ただし、短いストーリーにする、登場人物を減らす、モブはシルエットにするなどの負担軽減技は使えます!

③立ち絵

▲立ち絵=ゲーム内に登場するキャラクターの画像。
▲素材を使用させて頂いたモブの立ち絵。

【お借りした素材】
▼シルエット素材
ぽぽるぶふや

 ▼背景素材
しじみのおすまし

creativefreaks

 立ち絵は、会話をするシーンなどに使用します。表情、衣装などを変えた差分を用意してストーリーに合わせて変化させると、よりゲームのクオリティが上がります!
 今回は先にシナリオを用意し、その内容やセリフに合わせて、必要な表情差分を作成していきました。

▼差分作成に便利なツール
PSDtool
https://hoshimi12.com/?p=13713

▲今回用意した表情差分(あと裸版もあり×2キャラ分)

 キャラクターの人数が増えれば増えるほど用意するのが大変なので、登場人物は少なめに設定した方が無難だと思います。シナリオを書く際にも、そこは意識していました。

***

④スチル
 スチルとは、ゲームのイベントシーンに使用される一枚絵のことです。表情などを変更した差分を用意してストーリーに合わせて変更すると、更に盛り上がると思います!
 例としてあげておくと、私達が制作した成人向けゲームでは、のんたさんにプレイ中の一枚絵、射精中の差分、射精後の差分などを用意して頂きました!

▲シナリオの濡れ場に画面いっぱいの
エッチスチルが出るとテンション上がる!

 さらにシナリオ内のプレイに合わせて画面を揺らしたり、絶頂時に白いフラッシュ効果を入れたりすると臨場感が出ます!
 ピストンに合わせて左右に揺らしたり、激しくなるにつれ揺れ幅を大きく速くしたりなど…画面揺れ演出は、ゲームをプレイして下さった方にも大好評でした!

▲画面揺れの設定。

 地道に時間や揺れ幅・揺れ回数などを数値入力していく。プレイ内容に合わせて揺らす方向や揺れ幅を変えたりすると臨場感が出る。(下から突いたり、左右にゆさぶったり…)

▲射精時に画面がフラッシュする演出効果の設定。

 白い画像をスチルの上から合成し、一瞬だけ表示すると疑似的なフラッシュ効果がかかる。またフラッシュで一瞬画面が白くなった隙にスチルを射精差分に差し替え、絶頂後に精液が垂れたという時間経過も演出可能。

★追記
 冒頭にリンクを貼ったスペース内で判明したのですが、なんとこの擬似フラッシュ、のんたさんがご自分で思いついて、試行錯誤しながら実装してくださった演出とのことです…!お陰様で更に臨場感が増しました!ありがとうございました!!

***

⑤シナリオ
 シナリオについては、6.シナリオの話で詳しく触れています。

 一人でスチルもシナリオも両方用意するのは大変だと思いますが、細部にこだわれて良いと思います。推し絵師さん、推し字書きさんと共同制作をするのも楽しいかと!
 個人的には、やり取りするためのツールが必要になってしまいますが、共同制作をお勧めしたいです。何故なら、ゲーム制作には⑥のモチベーションの維持が目茶苦茶大事だと思うので…!

 ゲームの場合、絵とシナリオ以外に、ゲームシステムへの実装作業も時間がかかる工程です。システム実装担当者を分担するのもお勧めです!創作ができない方でも、制作ソフトさえあれば実装作業が可能です。

***

⑥モチベーションの維持
 ゲーム制作は、どうしても時間がかかります。シナリオ、グラフィックの用意はもちろん、初めての制作なら色々と勉強も必要ですし、実装にも時間がかかる…!(※1 今回の開発にかかった時間は後ほど書きます)
 実装したらしたで、今度はテストプレイ→修正という作業を繰り返す必要もあります。だからこそ、完成までのモチベーションの維持がとても大切だと思うのです。

 もし一人で全て制作するとしても、できれば協力者はいた方が良いと思います。話を聞いてくれるだけでも心強いと思いますし、テストプレイに協力してくれて感想もくれる方だと、尚更頼もしいと思います!

 幸い私は、好みの傾向も近く、大好きな推し神絵師のんたさんと共同制作をさせて頂けたので、

・アイディア出し=萌え語り
・進捗報告=最高スチルや立ち絵を先行で見せて貰える
・シナリオ送る=毎回目茶苦茶褒めて頂けたうえに、シナリオに合わせた表情差分も作って貰えた
・テストプレイ=最高の演出が加わった好きな要素満載好みど真ん中ストレートの最高ゲームができていく過程を堪能させて頂きつつ、先行プレイもできる
・完成=手元にその最高ゲームが残った

 …という幸運すぎる環境で制作に携わらせて頂けたので、モチベーションが上がりっぱなしで超〜〜〜絶!楽しかったです!感謝…!

(※1)
 参考までに書いておくと、今回作ったゲームは、じっくりプレイするとクリアまでに1時間以上かかるボリュームで、プロジェクト立ち上げから公開までに1ヶ月と10日ほどかかっています。ボリュームに対して考えると、かなり短い制作期間だったのではないかと…!
 のんたさんの筆が目茶苦茶早いことは勿論大きな理由ですが、ず〜〜〜っとのんたさんから最高供給を頂き続けた&シナリオ送るたびにのんたさんに目茶苦茶喜んで貰えたので、私の執筆速度も過去最速だったんですよね…!
 そういう相乗効果もあるので、個人的には共同制作をオススメしたいと思うわけです!

***

5.共同制作をする場合

 複数人で制作する場合、何かしらの通信手段が必要になると思います。便利なアプリなども色々あるので、是非探してみてください!
 私達の場合は、主にGoogleChatをコミュニケーションツールとして使っていました!

***

6.シナリオの話

 ここからは、シナリオ担当として私がやったことや、こだわりについて語らせて頂きます。

【シナリオ作成でやったこと色々

・下調べ
 二次創作小説の執筆経験はあっても、シナリオを書くのは初めてだったので、まずは書き方を調べました。参考にしたサイトはこちら↓です。
ゲームシナリオの書き方

・利用したツール
 私は主にスマホで文章づくりをするので、普段からJota+(イオタプラス)という文書制作アプリを使用しています。※Androidのみ対応

・一人称視点で作成
 普段の小説は三人称で書いているので試してはみたのですが、選択肢のあるシナリオだと私には難しかったので、早々に一人称視点に絞りました。

・シーンの切り替わりでは背景などの追加情報も記入
 素材サイトのリンクや規約も一緒に貼ったりしていました。自分で見返すときにも分かりやすかったので、オススメです!

・分岐メモを作る
 今回のゲームには、展開が分岐する選択肢と分岐しない選択肢がありました。
 分岐した先でもまた分岐する、という選択肢もあったので、そういう場合『これを選んだらこのルートになって、こうなってこのエンドになる』という案を、シナリオとは別に箇条書きでメモしていました。
 Jota+は同時に複数のファイルを開いてタブで切り替えることができるので、シナリオ本編とメモを同時に開いて、時々メモを参照しながら本編を書いたりもしていました。

***

【シナリオのこだわりについて】

※まだ体験版未プレイでストーリーのネタバレを避けたい、という方は、プレイ後に読むことをお勧めします!

★シナリオに仕込んだ仕掛け
 今回のゲームは『選択肢によって受け攻めが変わる』というのが、一番のポイントでした。私ものんたさんもリバ好きなので『自分たちがプレイしたい推しカプのエロゲ』を考えた場合に、自然とそうなったのです。
 漫画や小説などはカプ表記が明確にあるため、読む前からカプが確定していますが、ゲームであれば進んでいくまでどちらのカプになるかわからない、という体験が可能になりました。
 他にも、ゲームという媒体を活かす為に、シナリオにいくつかの仕掛けをしました!

・リバトラップ
 のんたさん考案の『受け攻めが確定できそうな選択肢で、意図したカプと逆になる』という要素です。コレが、すご〜〜く楽しかったんですよね…!実際どうやったのかというと…

▶展開には変化のない選択肢(空分岐)を用意する

 例えば、こんな選択肢を用意したのですが…

▲実際の選択肢

 実はこれ、反応は多少変わるものの、どちらを選んでも、その後の展開には何の影響もありませんでした。 
 なので、人によってはここで受け攻めが決まったと思っていたら、ストーリーを進めているうちに思っていたのと逆になった!?という現象が起こったのです。

▶雰囲気を裏切る
 そのキャラの視点では相手を抱く気満々でいて、実際そんな雰囲気で進んでいくのに、ハプニングが起こって受け攻め逆になるというストーリーも書きました。

例)精力剤を自分が使って相手を攻めるつもりでいたら、ハプニングで相手にかかってしまって逆に攻められる。

 プレイして下さった方がリバトラップに引っかかった報告をしてくれる度に、目茶苦茶嬉しかったです!

***

・強制選択肢
 これも空分岐のひとつなのですが『選べるけど選べない選択肢』も作りました!

▲とある場所に寄るかどうかの強制選択肢

 このように、どちらを選んでもストーリーの展開は変わらない(キャラクターの反応は変化する)、という流れを作ってみたのです。
 プレイしてくださった方にも評判が良かったので、これから製作に挑戦する方は、シナリオに入れることを検討してみても良いのではと思います!

 ちなみに空分岐は、シナリオの中で他にもいくつか用意しました。主に『分岐が複雑になるのは避けたいけど、次の選択肢まで間が開いてしまう』という場合に入れています。

***

・隠しルート
 今回のゲームでは、一定の条件を満たすと解放されるご褒美ルートを作りました。これもまた、ゲームだからこそできた仕掛けです!

 それまでのシナリオは、ノーマルエンド以外は「A×B」か「B×A」のルートに入る仕様でした。が、この隠しルートは同軸リバ仕様で、一つのストーリーの中で「A×B」も「B×A」も両方楽しめるシナリオにしました! 
 ご褒美なので、選択肢でダイレクトに「A×B」か「B×A」かを選べるようにしました。どちらのルートを先に選んだ場合も、そのあとにもう片方のルートも発動するようにしています。
 シナリオ的にはAB→BAになる場合と、BA→ABになる場合とで繋ぎのシナリオを別に用意したり、システム的にはフラグ管理で未プレイルートの管理をしたりと多少大変でしたが、絶対に同軸リバプレイをさせる仕様にしたかったので頑張りました!

 色々な理由があって舞台が無人島になり、ストーリーを長引かせると裸の差分が多めに必要になってしまう状況だったので、話を短めにする案もありました。…が!のんたさんが快く許可してくださった&妄想が捗る最高スチルを描いて下さったので、ボリュームたっぷりになりました!楽しかった…!のんたさん、ありがとうございました!

ちなみに、島の背景素材はこちら
▼みんちりえ(https://min-chi.material.jp/)

浜辺の背景素材はこちら
▼きまぐれアフター(https://www5d.biglobe.ne.jp/gakai/)

からお借りしたのですが、島は有人島・無人島のバリエーションがあり、浜辺は時間帯別の差分まであって、本当に至れり尽くせりでした…!
 推しカプを離島や無人島、海に連れていきたい方、いかがですか!?CP関係ない話でも、島や海はゲームの舞台として選びやすいと思います!

***

・バッドエンドでもセックスは必須

 ゲームなのでバッドエンドがあるのもお約束ではあるんですが、推しカプのエロゲーなのに推しカプがセックスしないなんて切ない!と思ったので『どの選択肢を選んでもセックスはする』を徹底しました!
 とはいえ、何枚もスチルを描いて頂くのは申し訳ないので、画像のような感じの『スチルは無いけどセックスはしたということは分かる』というエンドを作り、ノーマルエンドという扱いにしました。

***

【ゲームシナリオの書き方の一例】

①必要な情報を書き込んでおくと便利
 個人で作る場合、複数人で分担する場合のどちらでも、【シーン1】のように場面に名前をつけたり、使用する背景の指定などを書き込んだほうが分かりやすいと思います。

例)
画像は、体験版でプレイ可能なルートのシナリオ冒頭のスクリーンショットです。シナリオを書く際の参考にどうぞ!

▲#はティラノビルダーのテキスト入力に使用する記号。

②シナリオはある程度のまとまりで分ける
 ルートやエンドごとにシナリオを分けて作成しておくと【この選択肢を選ぶと〇〇エンドへ】というようにシナリオに書き込めるので、便利だと思います。

例)

▲リバルートのシナリオにつけていた名前一覧。 

 シナリオについては以上です!

***

7.実際の制作手順

 これは私達の場合なので、あくまでも参考程度に!

①アイディアの出し合い
まずはお互いに、ざっくりとどんな話にするか、どこでどんなプレイをさせたいか、などを話し合いました。

②スチルを見せて頂く
①を元にのんたさんがスチルを描き、送ってくださいました。

③シナリオを書く
①②を元に私がシナリオを書き、仕上がったところからのんたさんに送りました。

④表情差分の作成と実装
③を元にのんたさんがシナリオに合わせた立ち絵の表情差分を作成し、ティラノビルダーで実装して下さいました。

⑤テストプレイと修正
実装したものを送って頂き、テストプレイをして、修正・要確認点リストを作成→のんたさんに送信して対応して頂きました。
このデバック作業が、地味に一番時間がかかります!毎回最初からプレイして分岐などを確認しなければならないので…。スキップ(選択肢のある場面まで早送り)やセーブを使っても、時間がかかりました。

⑥完成!
のんたさんが公開用の特設サイトを作成してくださり、イベントのサークルスペースからリンクを貼り、イベント開始から公開開始しました。

***

8.最後に


 この記事を読んだ方が同人ノベルゲームの制作に興味を持って下さったり、この記事に記載した情報が制作のお役に立てることがあれば嬉しいです!

  今回の記事を書くにあたり、共同制作でも大変お世話になったのんたさんに、監修・加筆修正をして頂きました。お忙しい中、快く引き受けて下さり、本当に本当にありがとうございました!!

***

9.おまけ(ルート分岐表について)

⚠特設サイトで遊べる体験版のルート分岐表を載せています!

 今回制作したゲームでは、ルート分岐表を作り、後日特設サイトにて公開しました。
 複数の分岐やエンドがあるゲームの制作を検討している方の参考になるかもしれないので、載せておきます!

▲体験版で遊べるシナリオのルート分岐表です。

 使ったソフトは▼のフリーソフトです。

MediBang Painthttps://medibangpaint.com/) 

 今回は私が使い慣れているという理由でMediBang Paintを選びましたが、色分け、図形描画、テキスト入力が可能なソフトなら、大体大丈夫だと思います!

***

10.宣伝

 以下より、実際に制作したゲームの紹介をさせて頂きます。
 まだいつとは具体的に決まっていませんが、いずれ体験版が遊べる特設サイトは閉鎖します。ご興味を持ってくださった方や、閉鎖前に再プレイしたい方は是非!(※アンケートフォームなどから感想を頂けると、目茶苦茶喜びます!)

★前提
 これから紹介するのは選択肢で攻守が変わる男×男の同軸リバ同人ノベルゲーム(成人向け)です。耐性のない方の閲覧はおやめください。

 制作したゲームはフィクションです。実在の人物、団体、事件等とは一切関係ありません。
 また、本作はファンによる二次創作同人ゲームであり、公式とは一切関係ありません。公式タグをつけてSNSに感想を投稿するなど、公式の目に触れる切っ掛けになりそうな行動はおやめ下さい。

⚠スクロールでゲーム紹介!







【ゲームタイトル】愛棒チャレンジ!
【ジャンル   】ダイの大冒険
【カップリング 】ダイとポップ
【対象年齢   】18歳以上
【特徴     】選択肢によって受け攻めが変わるノベルゲーム。どの選択肢を選んでも、えっちな展開が待ち受けています!

【特設サイト】
こちら▶https://sites.google.com/view/aibo-challenge/にて、スマホでもプレイ可能な体験版を公開中です!

 のんたさんの爆エモ美麗スチルと、表情バリエーションが凄すぎる最高立ち絵をとにかく見て欲しいです…!

▲ほら!最高!!
ほら!可愛い!!まだまだいっぱいありますよ!!

 スチルには、豊富な差分も用意されています!一度見たスチルはCGギャラリーで見られますし、タップorクリックで差分も確認できますよ!
 是非是非、のんたさんがこだわり抜いて下さった、画面揺れやフラッシュなどの最高演出などにも注目しながら、体験版をプレイして頂きたいです!

 以上です!最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました!

***

11.本記事の執筆にあたりお借りした素材

12.関係者の紹介

【ゲームの共同制作・本記事の監修&加筆修正】
のんたさん

【本記事の執筆者】
マイゴ




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