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フィンランドでグリズリーを撮る その1~出発編〜

今回も忘れないように記事として書いておく。 

5月下旬〜6月中旬にかけてフィンランドへ行ってきた話だ。

今年はロシアに引き続きフィンランドへグリズリーの撮影へに行ったのだが、今年もコロナ影響や戦争の影響もあり、国際線はガラガラでまだまだ普通に渡航するにはかなりハードルが高いと言わざる得ない状況だった。 

ただ終息を待っていてはもう2度と海外へはいけない世の中になってしまったのだと思おうと、ある程度どこかで踏ん切りをつけていくしかない。 

コロナに感染してしまえば帰国が出来なくなるが、そのリスクを容認していくしかないのだ。 

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今回の渡航はかなり長時間になった。 まず早朝の朝1の便で北海道を出発して、羽田へその後成田へ移動して、ヘルシンキへとフライトしたのが夜の21時頃だ。 

そのあと飛行機に13時間半乗り、早朝にヘルシンキへと到着し、空港で8時間待機してからようやくその日のホテルへと到着という感じだったので、移動だけでかなりの時間を割いてしまった。

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ただ本来ならば日本からロシア上空を通ってヘルシンキまで約8時間で迎えるはずなのだが、ロシア上空が通れないためアラスカからぐるっと北極点を経由して北欧方面へと向かう。 

日本をフライトして大体7時間くらい立った頃だろうか? 機内の地図を見ると飛行機が北極点の真上を通過している。そこから見下ろした景色はどこまでも広大に氷河が続き、それ以外何もないまさに果ての地だった。 

心なしか機内も肌寒いのはそのせいか。 この景色が見れたのは遠回りしたおかげなのかもしれない。 

ヘルシンキ近くで1泊した後はレンタカーでひたすら北上する。この旅では1500キロほど移動しないと目的地へはたどり着けないので、休憩もそこそこにとにかく移動をし続ける。 

道ゆく景色が本当に素晴らしい。 森と湖の国というがまさにその表現が正しい。

永遠と森と湖しかなく、山が一切ないという特殊な地形の国なのだ。

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途中のクオピオという街で1泊したのだが、そこは田舎町であったもののとても美しい。日本人が想像する「北欧」を具現化した街並みがまさにそこにあった。

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翌日早朝からまた車を走らせ北上する。 

これから先は街がほとんどなく、撮影のために森に入ってしまうので、立ち寄ったスーパーで軽食や水などを買い貯めておく。念には念を入れて1週間分以上の水は買っておいたのだが、買っておいて正解だった。 

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その日の夕方頃、ようやく現地に到着した。

ここはロシアと国境を接している場所でわずか1キロ先がロシアだ。この時は戦争が一番激しい時だったから、少し不安はあったもののなんとか無事にたどり着けた。


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ここがベースロッジになる場所だ。 

ここから長い撮影が始まる。 

その話はまた次回。 




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