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夏の阿蘇(2014年7月20日記)

昨日7月19日の5時頃に家を出発して九州中央山地を超えて阿蘇を目指した。
九州中央山地の五木村でネムノキを撮ってから行こうと思ってたら、五木村のネムノキはもう終わり頃でもう少し標高の高い栴檀轟周辺ではまだ早くてちょっと撮れなかった。
久しぶりに二本杉峠を越えて山都町から高千穂方面へ向かった。

途中の清和文楽邑という道の駅でちょっと休憩をしてからさらに国道218号を進み、途中で県道151号で近道をして北へ。
さっき休憩したばっかりだったけど、暑かったからまたすぐ次の道の駅のそよ風パークで休憩。
ブルーベリーケーキとか売ってておいしそうだったけど量の割に高すぎたから買わなかった。

いろいろ寄り道したから阿蘇に着いたのは14時くらいだった。
阿蘇山頂駅のお土産屋さんでミルクソフトクリームを買って食べた。
ずっと昔に食べたときはミルクの味が濃厚で、ものすごく美味しかった記憶があったけど今回はそんなにミルクの味がしなかった。
店が違ったのかな…。

15時くらいに米塚のユウスゲの状態を確認しに行ってみると去年見たときよりもたくさんのユウスゲに期待が膨らむ。
去年とほぼ同じ日にちだと思うけど多分今年は少し開花が去年より遅れたのだと思う。
去年は散ってるのも結構あった。

ユウスゲがメインだけど、やっぱり他の花もせっかく来たから何とか撮りたい。
オオバギボウシが緑の草波の中でひっそりと咲いていた。


阿蘇ではこの時期どこでも見られるけど、やっぱり鹿児島ではお目にかかれない貴重な花。
16時頃に一旦高原を降りて町に行きガソリンを補充して、今日の宿の場所を確認しに行った。

グランヴィリオホテルというゴルフリゾートとしても有名らしい結構大きなホテルで、すぐに見つかった。
近くのローソンで蕎麦とパンを買って米塚の前で日が暮れるまで待機した。

16時半頃にはほとんどのユウスゲが花を開き、19時頃になるとすべての花たちが観光客も少なくなって静かで涼しい風が吹く草原にボウッと明かりが灯るみたいに花開いていた。


日中の灼熱の暑さをやり過ごして涼しくなってきた夕方から咲き始めて、天の川を眺めながら咲き誇るユウスゲを想像しながら薄暗くなった草原でずっと風に吹かれ続けていた。ひんやりした風が心地よかった。

19時半頃に完全に日も暮れて、これ以上は空も焼けないと判断して宿に向かった。
部屋はまぁまぁの感じで別に特別すごくもないけど、全然悪くもないというぐらいだった。
去年阿蘇に来た時もそうだったけど韓国人か中国人の旅行客がすごく多かった。
やっぱり外国でも珍しいくらい阿蘇はきれいなんだろうな。

朝は4時に起きてまだ暗いうちから宿を出て雲海を期待して米塚へ行ったけど残念ながら今日は不発。
夏だからしょうがないか。
でも気持ちのいい朝の高原の空気を堪能できたから良かった。

朝食をとるため6時半頃に宿に戻ってバイキングでお腹いっぱいになった。
朝食の割には種類も結構あって味も美味しかった。
来年もこのホテルに来るかも。

宿を8時にチェックアウトして朝のひんやり心地よい空気が残っている間に久住高原に向かった。
久住もものすごい観光客で朝の静かな高原という幻想は消え去っていた。
長者原につくと湿原でノハナショウブの群落にびっくりした。


自然のノハナショウブがこんなにたくさん咲いてるのをはじめてみた。
あるところにはあるんだな…。
湿原を散策していると一番見たかったけど、ちょっと時期が早いだろうとあきらめていた花も咲き始めてた。


もっと成長するともっと大きくて青くなるヒゴダイだけど、初めて見れて感動した。
しかもトンボが止まっていて絶好のシャッターチャンス。

長者原を後にして、まだ10時ではあったものの鹿児島までの距離を考えるとちょっと長居しすぎたかもしれないけど、あんまり疲れはなかったから最短ルートじゃなく椎葉村を通って帰ることにした。


椎葉側から帰る時はいつも高森峠のほうから帰ることになるけど、その途中の阿蘇外輪山で入道雲をバックにシシウドが綺麗だった。


椎葉の渓流沿いのネムノキを期待してたけど、その手前の五ヶ瀬町のほうがいい感じのネムノキがあった。
ネムノキは草原には似合わないけど山に合う。
特に水の流れと組み合わせれたら最高だ。

期待してた椎葉村は花はほとんどなくて、たまにウバユリが咲いてるくらいで写真は撮れなかった。
長い峠道を超えて熊本県の水上村について、長い平野を走って鹿児島県に入ったころには18時を過ぎていて、ちょうど夕食にいい時間だったから伊佐市の「満ち潮」という和食料理屋で食べた。
一番安い定食で税抜1400円と、入った直後に後悔した。
美味しければ良かったんだけど、鹿児島では珍しく味付けが辛い…。
人によるのかもしれないけど正直美味しくはなかった。
コンビニにしとけばよかった。

最後にちょっと残念だったけど今回はすごく楽しめた。
やっぱり夏の阿蘇への旅は毎年恒例になりそうだ。
今回の自宅からの走行距離は725km。さすがに疲れた。
3連休でよかった。明日はゆっくり休もう。

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