ファーストアルバム満7ヶ月

12月11日。ファーストアルバムが新しい特技を覚えた。口の中によだれをたくさん含み、笑いながらブブブブブ~~~と唇を震わせて泡を吐くようになった。笑いながらなので機嫌がいいとき限定。なぜだ。

12月27日。ファーストアルバムがベッドから転落する事故が起きる。ベッドに寝かせていたらいつの間にか起きていたらしく、親を探そうと寝返りを打ちまくったのだろう、気づいた時にはベッドの下でうつ伏せになって号泣していた。どのように落ちたかは全くわからない。夜の11時頃なので救急車を呼ぶべきか、非常に焦る。

ひとまずかかりつけの病院に電話をかけ、当直医の話を聞く。現時点では目立った外傷は見られない。頭部に出血や打撲の後もない。手も足もちゃんと力は入っている。瞳孔が不自然な動きをしていたり、目の焦点が合わなくなることもない。もし脳震盪が起こっていれば泣くこともできずにぐったりしているはずなので、それであればひとまず様子を見て、後々に異常が出てきたらまた受診してください、となる。ハラハラが収まらないまま寝る。

その後経過を見ていたが、特にこれといった異常がないまま2日ほど過ぎたので、まあ大丈夫だろうと胸をなでおろす。ファーストアルバムはまだハイハイはできないものの、寝返りを打つことでかなり移動できるようになってきたので、いよいよ注意が必要だということを改めて痛感させられた。ごめんよ。

12月29日。かかりつけの病院に予防接種を受けに行く。この日は初めて妻が不在。父と子の2人だけでの外出となる。少しばかり緊張する。3回目のB型肝炎。これで予防接種の類はラストになる。幸いにもファーストアルバムは注射には強いようで、1本くらいであれば「なんか痛いな…」みたいに一瞬眉間にしわを寄せるくらいで、問題なく終了した。待合室で他の子どもが泣きわめいていてもどこ吹く風という感じだ。むしろ注射のあとの空腹がグズグズの大きな要因だった。授乳室を借りてミルクを作り、ゴクゴク飲ませたらその後はずっと落ち着いていた。助かった。ファーストアルバムは基本的に外出は好きというか、目に映るもの全てが珍しいようで、ずっと色んなものをきょとんと見つめており、泣く暇すらないという感じだった。えらいぞ。

あとご飯。離乳食は調子よくグレードアップしており、週ごとにしらす、小松菜、ほうれん草、にんじん、カボチャ、さつまいも、みかん、豆腐などなど、バリエーションがトントン拍子に増えている。アレルゲンとなるものは極少量から与えているが、今のところこれといった異常は見られない。だいたい何でも好き嫌いせずにパクパク食べている。ただ10倍粥はもう飽きたらしい。野菜の出汁を足したり他のおかずと混ぜたりしても、口に含ませても泣きながらボロボロとこぼしてしまう。うーむ食感が嫌なのか?まだ米の原型が残っている7倍粥にして様子を見ることにする。しかしまあ、基本的には作ったものを残さず食べてくれる。何とも気持ちのいいことだ。

あと体動。上でも書いたが寝返りはバンバンに打つ。寝相はとても悪く、朝起きたら体が90度以上旋回していることもザラである。さらに最近は床に両手をついて膝を曲げ、完全に四つん這いの体勢になれるようになった。どうもファーストアルバムは成長の順序がおかしく、普通なら首が据わる→寝返りができる→腰が据わる→ハイハイができる、となるはずが、うちは寝返りができる→首が据わる→ハイハイができる→腰が据わる、という順番なのである。まあどの順番でもできるようになればそれでいいのだが、何というかこう、通常はどうとか関係なしに好きなことからできるようになっていくというマイペースさが自分に似ている気がして、少し複雑な気持ちになる。

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