見出し画像

式部めぐりさん・ひじりさんとの共作 制作後記

完パケしてからだいぶ日が経ってしまいましたが、前みたいな感じで制作後記を書いておこうと思いました。

①制作経緯

・上記のひじりさんとの共作PJのちょっと前に、今回リリースした3曲目「ごめんて、」のラフを自分が作っていました

・曲調的にまじかる×とりっぷ には収録がむずかしい曲だなぁ…と思っていたんですが、「歌ってもらうとしたら誰?」とひじりさんと話していた時に式部めぐりさんの話が出たので、まじかる×とりっぷが終わったらやるか となっていたのが事の始まりでした
・まじかる×とりっぷ リリースが終わり、激ヤバMVも出て完全にひと段落したところでしきめぐさんに頭出ししてた今回のPJが動き出し、「1曲だけだと勿体無いし、せっかくだから1曲ずつ各々作って歌ってもらおう」となり3曲リリースになった感じです
・これまでひじりさんと共作リリースの際は、作詞・作曲・編曲を完全に分担して制作(Ex.作詞作曲鹿あるく・編曲ひじりとか、その逆とかみたいな)していたんですが、お互いの進捗管理とか誰がその楽曲のPM(?)か責任所在がぼやけてしまいお見合いになったりしてちょっとややこしいな…と思う部分もあったので、今回はコンピ形式みたいな感じで1曲ずつ出し合って作ってみようとしてみました
・元々EP形式で3曲(~5曲)まとめてリリース想定でしたが、1回でまとめてたくさん曲出すのもちょっと疲れるなとか思い、Singleカットで3本出せば締め切りとかちょっとはフレキシブルにやれるんじゃないか、となりSingleカットで3曲出すような形にしてみた次第です

②各楽曲雑感等

・1曲目:かわいそうはかわいいぶる〜す


・自分は田中秀和さんのファンなのもあり、アニメソングっぽい雰囲気のする曲を作りたかった感じです
・サビで上昇系のクリシェが大好きなので入れています 2000年代前後のアニメソングに頻出するイメージで、好きな曲が多いです(東京ミュウミュウの「my sweet heart」とか、ミルモでポン! の「プリティ・ケーキ・マジック」とか、烈火の炎の「なんか幸せ」とか…おジャ魔女カーニバル!!のAメロ後半セクションとかも多分そう)
・Bメロがちょっと難解…ってほどでもなく並行移動するだけなんですが、ちょっと気に入ってます(ⅠM9-Ⅰaug/Ⅳ♯-ⅣM7-Ⅵ♭M6/Ⅶ♭を全音ずつ下げてく)
しきめぐさんは声のtrebleがカリッとした感じの可愛い声を持っていてとてもいいです
・アウトロ前の『チュッ』ってところはあったらいいなぁと個人的に思って恥を偲んでしきめぐさんにお願いしたら快諾して入れてくれました これを激キモオーダーと呼んでいます
・実はClub Asiaのイベントで完パケ前の音源をかけていただけました(クラブで流れて気持ちがいいサウンドは訓練がまだまだ足りないなと感じました)

・2曲目:ひみつのふたり


・ひじりさんが作詞作曲編曲の曲で、リリース後にしっかり聞いたんですが本当に良い曲でとても聴きやすいです
・1,3曲目が結構元気なカリっとした曲なので、ギャップがある感じで…みたいな無茶注文をした覚えがあり申し訳ないです にしてもいい曲です
・0:20,0:21あたりからの一瞬アウトする感じとか、2:16〜の間奏とか個人的に好きな要素です
・憂いを感じるような声質がとてもNiceと思います

・3曲目:ごめんて、


・2000年代に売られていたソフトドリンクみたいな名前の曲です
・電波ソングみたいな曲が作ってみたいとふと思ったのがきっかけで作り始めました
・冒頭の方でも貼ったようにスケッチを自分が昔作っていて、しきめぐさんに頼んだらよさそうとなったので作るかとなった感じです
・作詞はひじりさんと休日に酒を飲みながらえいっと作った感じでした 当時うまぴょい伝説の作詞メソッドがTwitterで話題になってたのでちょっと意識したところは個人的にあります


・ひじりさんを擦り切れて消えてしまうんじゃないかってくらい酷使してしまった曲で若干反省しています 嫌がらせみたいなコード進行・変拍子の曲なのにギターをあててくれてすごいです
・イントロの後半に実験的な感じでコルトレーンチェンジを入れた覚えがあります
・ボーカルはしきめぐさんに頼んで本当によかったです Highの効いたカリッとした萌え声がすごく良いと思いますし、VocalStemをもらった時点で気持ちの良い表現力でとてもよかったです 声優さんかと思いました
・編曲段階でひじりさんにオブリとかmixとか個人的な趣味を注文したところ、あまりにも趣味が合わないのか結構揉めかけた記憶があります(全く揉めかけていません)自分がどちらかと言うと攻めっけのあるオブリを好むのに対して、ひじりさんは全体の調和重視というか守りのオブリを好むのが結構ギャップでおもろいなぁとか思っていました
・元々スケッチ時は結構電子音が全面に鳴っている2000年代前後のギャルゲソングみたいなイメージではあったんですが、あえてバンドサウンドのように編曲してもらって結果面白い感じになって良かったと思います 自分だけで作る曲にこんなギターの音色が乗らないのでちょっと感動です


③おわりに
・シングル3連リリースは形としてはまぁありなのかなとか思いました 1ヶ月に3曲ちょこちょこ出るスタイルは"やってる感"が1ヶ月ずっとあって、それはそれで良かった気がします
・進捗管理に極度のトラウマがあるのか、月例レベルで定期的にmtgの時間をもらってたのは申し訳なさがあります もっと気楽にやれたらいいなとは思うものの、"ここまでにこうなっていないと前に進まない"とかバキバキ考えてしまうのは自分の悪癖なような気はします
・依然としてコライト(?)の役割分担が難しく、今回は『曲ごとに完全分担・コンピ的な感じ』で作ってみたので一定進捗管理は楽だったものの、個人的には一体感に欠ける寂しさもある気がしました もっとこれまで以上にお互い気分よく楽しめる共作のやり方とかは探していけたらいいな、とか思います(別にこれまで嫌な気分になったとかでは全くないんでそう言う意味ではないです…)

======

ひじりさんのTwitterとか

式部めぐりさんのTwitterとか


以上