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思考のタイプについて
ビジュアル・シンカーの脳: 「絵」で考える人々の世界という本の話を聞いたので散文的にメモを書く
世界には大きく分けて言語、図、絵画的に(またはその部分を優位として)物事を記憶・処理するように分かれるというはなし。
よく言うところに小説を読んで場面が再生されるとか音声が再生されるとかいうけれど、それも類する話なのかもしれない。
私はゴリゴリ言語で考えるタイプであるので、言語化の能力については評価され
【掌編】おむすびの結び目
「今日の講義はテキストの27ページ、おむすびの結び目についてです。論理のテキストを開いてください」と教授は第一声、教室によく通る声で話し始めた。周りから紙ずれの音が聞こえたので、それに合わせてテキストを開く。軽く目を通してみたけれど、そこにはほどけない結び方だとか、間違えて結んでしまった時のために使う「ひぞ」という道具の使い方について書かれていた。ひぞ?
改めてテキストの表紙を確認すると「現代社
日記:2022/9/26記
・昨日あげた内容、結局同じ流れになってしまった
同じ流れにはならないハズだったのだけれど、どうしても構成上後ろに回した方が良い文面に感じてどんどん入れ替えていったら過去に書いたものと同じような流れになった。
これは自分の好みの問題なのだろうか、もしかしたら構成上後ろに回したものも言い回し次第でどうにかなるのかもしれないので、今後推敲し直す時に考え直そうと思う
・文章自体がもう少し書かれたがってい
【掌編】真摯な意見の収拾について
夕暮れ時、仕事を終えた僕が駅の近くにある商店街を歩いていた時のこと、アーケードの入り口の近くに『忌憚なき意見をお聞かせください』と書かれたプレートを持って立っている男が見えた。男はハンチング帽を被って、短パンをサスペンダーでしっかりと釣り上げていて、その目は誰かを見逃すまいとして商店街を通る人たちの顔をじっと見つめている。手に持っているプレートは角の部分が針金で括り付けられていて、針金は塩ビのパイ
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