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初めての管理職(課長):1日目の気持ち

 こんばんは、28歳OLのMizukiです。会社で新興のWebサイトを運営しています。今日から課長、Webサイトのプロデューサー(=編集長)になりました。

 率直に言って、一日目からびっくりするくらい疲れたので(笑)、今日の気持ちを自分なりに整理して振り返ってみることにします。

 子供っぽい発言が目立つかもしれませんが、お許しください……。

①予算責任ができた

 当たり前ですが、予算達成ができなければ評価されない役職になりました。加えて、売上予算が増えました。めちゃ、つらいです。

 そもそも本と雑誌が好きで出版社を受けた、正直なところ野心もあまりない私……に予算責任とか今だに実感がないというか。就活も思い付きだったのでほぼ5月から始めていて常に計画性はなく、出版社を受けたのも「楽しそうだから」とか「読書依存症を誤魔化せそうだから」とか、とにかく私にとっての現実的な快適さを優先させた結果でした。頑張ることは好きだけど、日々やってくるものと向き合う生き方をしたいから、ちょっと息苦しいです。

 実は「出世したい」みたいな発言を上司に定期的にしていたのですが(オイ)、正直これにもあまり深い考えはなかったので(土下座)、そういう軽い人が新興サイトを任されるまでは何となく合ってるような気がするのですが(自分で言うな)、予算責任まで付いてきてしまうと……今さら違和感が押し寄せてきます。大丈夫かな、って。自分の精神が半分に分かれてるみたい。

 「自分の快適さ」が予算責任によって多少なりとも損なわれていくというのも哀しいですし、「頑張れ!」と言われると……他人から“汗をかけ”と言われているような圧を感じて、ちょっと嫌気が差しました。

 私はやっぱり、楽しく生きたい、楽しく仕事がしたいみたいです。

②自分の家が突然みんなの家になり疲れる

 昨年まではいろいろと一緒に働く人の都合が重なりに重なり、結局一人でWebサイトを運営し、売上を作っていました。(つまり、一人で二人分の仕事をする二年を過ごしていた)

 そのときはそれが不満でした。なぜなら、他人の意見が入ってこない、メディアを運営している感覚にならない、売上に直結しない「ちょっとした余分」のあるコンテンツを作る時間的余裕がなかったからです。

 それが今年から、本当にとても素敵な女の子が部下になりました! 隣で働いてくれて、自分のしたこと、言ったことにレスポンスをしてくれます。これが本当に嬉しい。何なら言うこと聞いてくれて、ついてきてくれる。とにかく可愛い(笑)。でも教える、という業務が増えました。

 さらに今年から、私の雑誌編集者時代の編集長が私の部長になりました。とてもお世話になったし、とにかく頭の良い人だし、私のことを理解してくれているので、これもとても嬉しいです。

 でも、急に部下と上司の両方ができると、めちゃ疲れる(苦笑)。自分の家が、突然“みんなの家”になった感じで心が追いつきません。

 誰かと意見交換をしながら働けるなんてこんな嬉しいことないはずのに、3日に1回で良いかも、という気持ち。お喋りな私が、喋り続けるのに疲れて家に帰りたくなっていました。

 それにここ2年クリエイターへのインタビューか、クリエイターの友人と話すことしかしておらず、社会人同士のコミュニケーションを忘れてしまった……?みたいなところがありました。特に上司とは何話したらいいか分かりません(苦笑)。めちゃ尊敬してるのに、なんか敬語、気を使うの、疲れる。

 管理職になってすぐにこんな愚痴つぶやいてる自分には、本当呆れてしまうというか、本当何なんだろうと思いますが、日記なのでお許しを。

③苦悩に共感してくれそうな人がいない

 私の運営するWebサイトは新興サイトなのですが、所属している会社は一応一部上場している出版社なので、基本的に古くさいところがあります。

 そのため、20代の管理職がいません。私と同じ課長は一番近い人で、多分35歳。言うと、私はいわゆるお膳立てしてもらった状態なのです。雑誌時代の副編集長には「早過ぎる」と鼻で笑われました。

 同期、同僚、仲間は基本的に平社員というのもあり、何となく心から相談ができないし、皆も今までみたいに心から同情はしてくれないだろうと思います。

 私も仲間に「大変だよね」って定型文を言わせたくはありません。どうせ私の気持ちなど、分かってくれるはずがないし。

 かと言って、年の離れた同じ役職の人に相談とかもしたくない。まず仲良くないし、ある意味ではライバルみたいな感じだからです。

 そもそも弱音を吐くのは、ちょっとだけ苦手なこともあり、早くもストレスを溜め込みそうだなと感じ始めました。

④絶対的なビジョンを求められる

 私にとっては今の仕事は自由研究の延長線上にあるからこそ、思い付きでどんどん動きたいので、あまりいろいろなことを理屈や条件で固めたくないと思っています。

 縛られているような気分がして、窮屈な感じがするからです。

 でもやっぱり今日上司と話していて、本当に「リーダーとしての対人スキル」を求められるようになってしまったなと実感しました。それが、絶対的なビジョンを持つことかと思います。具体的には、

  • ビジネスのビジョンとKPIの関連性がどれほど強固なものかを感覚ではなく、日々の分析に基づいて説明しなくてはならなくなった
    →これなかなかご立派な心がけだけど、あんまり分析し過ぎると、自分の予知の範囲外の結果を得づらくするから気乗りしない

  • MTGを回す司会力が必要
    →これは要勉強

 そもそもビジョンって、常にちょっと嘘が混じってるものだと思うんです。私が「出世したい」と言うのと同じように、「本当だけど本能でも真意でもない」異物を混入させる作用があります。

 だからこそ、言葉明確なことって、もはや「明確な嘘」なんじゃないかと思うんです。私は嘘をつくことがあまり好きではありません。そこにどんな理由があっても、できれば全部話したい。

 だからこそ、計画はゆるっとした感覚にとどめて、日々やってくる現象と向き合いながら、感じるままに問題を解決してきました。

 こんな自分が嘘みたいな明確なビジョンを掲げて、リーダーとしてギラギラ働く姿がどうしても想像できず……変なむずがゆさを感じた初日です。

2024.4.1

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