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声帯結節から復活した時の話②

シイザカサユリです。前の記事の続きになります↓

2019年の秋頃に声帯結節を患い、ほぼほぼ声が出なくなった時のことを振り返ったお話です。

ここからは、手術の話が出てから完治するまでのお話をしていきたいと思います。

2020年2月の後半あたりから手術の話が出て、ついに3月某日、手術日を決めました。

と思った矢先の出来事…

新型コロナウイルス蔓延

この頃は、世界的に新型コロナウイルスが蔓延した頃になります。
まさか、これが原因で手術延期とか…てか術後とか大丈夫かな…と自分のことばかり考えていました。
(手術したんですけどね)
この頃は世界が変わった未曽有の事態でしたが、私の喉も良好になっていった時期でした。

半日で終わった日帰り手術

手術当日のころを振り返ります。
私がお世話になっていた病院は、日本でも有数の「声帯の日帰り手術」ができるところでした。
だいたいの声帯ポリープや声帯結節は、術後発声禁止となるため1週間程度の入院が必須の手術となります。
私も発声禁止期間が一週間ほどありましたが、術後に発声しないという条件のもと、日帰り手術ができるところでした。

だいたいのスケジュールは、
AM11時半頃病院へ→13時頃手術→17時くらいまで病院で休養→帰宅でした。

日帰り手術のメリット

①拘束時間が少ない
②帰宅後普通に食事がとれる
③術費がめちゃくちゃ安い
大きく分けてこの3つだったのではないかなと思います。

②に関してですが、「帰ってからは食事制限は特に無し(ただ、お酒やたばこはNG)」
といった感じでした。私はそもそもお酒もたばこもやらないのでここに関しては特に制約は感じませんでした。

で、③に関してです。
通常入院を伴えばその分費用はどんどんかさんでいくので、費用は平均7万~10万円くらいはかかるようです。
ですが、私は入院が伴わず保険も適用だったため、3万円ほどで手術をすることができました。
それに加え、手術に関する保険などに入っていれば、それも適用になります。

ですので、それほど費用に関しては苦労はしませんでした。

実際の手術の時の話

麻酔はもちろん行いましたが、全身麻酔ではなく、喉の部分の局所麻酔でした。
麻酔をする前になんかめっちゃ煙みたいなのを吸わされまくりました。(多分麻酔)
なので、意識はあるままの切除手術です。
麻酔にかかった時間も、15分程度だったような気がします。
喉に麻酔がかかりまくってるので意識朦朧でしたが、最後まで意識はありました。

よだれがとまらない

さあ、いざ切除!
というところで、私は内心焦っていました。

よだれがとまらない

喉の反射反応が麻痺していて、とにかくよだれが止まらない。
自分でも笑っちゃうくらいよだれが止まらない。
看護師さんにひたすらよだれを拭かれる私。
焦る私。

10分後にはお医者さんの「はい、終わったよお~」

まじでよだれのことを考えていたら終わっていました。

術後は3時間ほど拘束

術後経過をみるために、3時間ほど点滴をしながら病院のベッドで寝ていました。
点滴中はトイレがすごく近くなりましたが、痛みなども特になく普通に寝ていただけです。
点滴が全部なくなった16時半ころ、帰る前の診断があり、もう帰っていいよと言われました。
普通にご飯も食べていいとの事だったので、帰りに松屋の牛丼を食べて帰りました。(おい)

術後の痛みは全く無し

術前も術中も術後も、痛みはまったくありませんでした。
ほんとに麻酔効いて数十分後には手術が終わってた感じです。


術後は5日の発声禁止期間に入りますが、そのあとに声を出したら…


・・・

・・・

見違えるように高音が出てる…(;O;)

までの苦労は何だったのかと思うくらい普通に声が出る…(;O;)

歌を歌うのは一ヶ月後くらいにしてねと言われていたので、もう少し先の話になりますが、その頃に歌った歌がこちらになります↓

最初のラジオの時の声に比べたら、かなり声が元通りになっていると思います。
↓声がやばい時↓

↓手術後↓

現在2024年8月ですが、特に再発もなく歌っています。


ところどころ端折ったところもありますが、とにかく言いたいことは…声に異変を感じたら早めに病院行ってね!!!!!!!!!!(;O;)

声を生業にしている人、歌が好きで趣味にしている人、たくさんの「声」の形がありますが、思うように声が出せない半年間を経験にして、より自分の中で「声」の大事さを痛感しました。
声というものは、歌以外でも使います。

仕事でも、家族や友達の間でも、そもそも日常全部で声は使うと思います。そこで思うように声が出せないことは本当にストレスになるし、自分に自信がどんどん無くなっていきます。

もし同じような症状で悩んでいる人がいましたら、連絡いただければおしえられる部分は伝えられますので、お気軽にご連絡してください。

それでは、良いミュージックライフを。

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