見出し画像

じぶんが好きで何が悪い!




毎朝メイクをし、見慣れた顔に安心する。まあいつもより少し浮腫んでる日もある、でもこれが私。

他人の顔やスタイルを見ればそりゃあ整ってる人もいれば
スタイル抜群と誰が見てもそう思う人もいるだろう。
ふと鏡を見ると私がうつってて。他の誰でもない私と目が合う。ちょっとアホっぽい顔が好きだ。真剣な顔をずっとしてられないのも好きだし、すぐ笑顔になるのも。童顔なのも昔は嫌だったけど今は気にしてもないな。意外と睫毛長いのもやるじゃんって思うし、身長は並みでしょ。高くも低くもない。一応クウォーターなのでお尻は大きいの。それも何か使いようによってはいいんだよね。ファッションには不向きなのが難点。くびれもあるし、胸は普通かな。大きいのもいいなあって思うけど結局邪魔だしね、普通が一番。



男はブスでもヤレるって思春期真っ只中の時聞いたの覚えてる。クラスの男子がブスだけど体はエロいとか話してた。でも今思うと分かるんだよなあ。ブスって言い方は良くないけど、顔が可愛くてスタイルが整ってる子よりも素朴な顔だったりミステリアスな表情する子程どんな風に崩れていくのか知りたくなる。体も細い子よりむっちりしてる方がエロいし。ただブスでもヤレるって言葉が良くない。何かいい感じに変えれないかね。「自分だけが知ってるあの子の魅力」とかさ、少なくともその「ブス」に自分は興奮して腰振って出してるんだから。


男の悦ばせ方は熟知して生きてきた方だ。兄がいる。10個上の。4〜5歳の頃兄は中学3年生くらいの時かっこいい男の人たちがよく家に遊びにきていた。イケメンの兄が大好きだった。ブラコンと言われる程。兄の友達もイケメンでいわゆるギャル男というやつ。スプレーで髪を尖らせ肩まである襟足を跳ねさせ煙草を吸いバイクに乗って出掛けていく。ギャル男かつヤンキーという二足の草鞋。どうすれば可愛がられるかなんて分かってくる。小学校、中学校、高校と特別可愛かった訳ではないが恋愛は常にしていたし高校生になれば恋愛なんてゲームだと冷め切っていた気もする。


女は寂しさを埋める代わりにSEXをし、男は好きだよと嘘を吐きながら腰を振る。女は男を悦ばせる代わりに温もりを貰い男は自分を偽りながらも手にする事で快感を得られるのだ。

需要と供給


男を悦ばせていたあの頃、自分を可愛がれていなかった。
可愛がられる事に必死で他人を愛せずいた。好きにもなれず。じゃあ何がしたいのかも分からず男って馬鹿だなと卑下しながらも利用し快感に身を任せるだけだった。そんな自分の事を好きでいられるはずもない。


自分を愛せていない人は、好きな人ですら愛せない。愛されたいと嘆く女達は自分自身を愛せていない。男に縋り消費されていくだけの抜け殻にはなりたくないだろう。

私自身を満たす。それは朝起きて太陽をいっぱい浴びて息を深く吸い風を感じる事。大好きな物を食べてゆっくり好きなことをする。リラックスタイムは必要で。携帯はひとまず放っておき他の誰でもない自分だけど向き合う。それから好きな人と会えばいい。自分を優先する事。


ナルシストとは、また違って。いくら自分が好きだからって周りに迷惑をかけてはいけない。人のお店に入り鏡で髪型を直し自撮りをしたり。勝手にサングラスを付けて自撮りしたり。いくら自分の事が大好きでも他人に迷惑だけはかけてはいけない。ナルシストとはそういう迷惑をかける人です。モラルに欠けている。


飾りっ気のない自分が好き。生きてると感じている自分が。でもずっと好きでいれた訳でないの。嫌いになった時もある。誰かと比べては落ち込んでいた。でも他の誰かになったって自分が消えるだけで。自分は自分にしかなれないのだから、羨ましがられたってなれないよ。自分しか。人と違ったっていいじゃんって思う。いくら見た目取り繕ったって内面は真似できない。魅せ方を知っていたって内側から滲み出る物には敵わないんだから。


他人なんて関係ない。自分だけの人生を生きる。
私だけの物語を、生きていく。私だけが歩ける道にレッドカーペットを敷いて好きなように歩く。好きな音楽をかけながら、大好きな人と歩いていく。途中で転んだりしてもまた立って歩けばいい。そのレールに他人はいない。障害物もない。自分を好きでいつづける限り、道は拓く。


樹木希林が言ってた。「他の誰でもない私を楽しむ」って。楽しめてる?この前、80のお婆ちゃんがお店に来てくれてLevi'sのdenim、27インチ試着してくれた。上下NIKEのスウェットにピンク髪で、でっかい老眼鏡付けて。背中は真っ直ぐで姿勢も良くて。来週札幌行くんだ!ワンオクのライブ行ってくる!って言うお婆ちゃんは、ハツラツとしてた。少なくとも15連勤してる私なんかよりも人生楽しんでたし自分自身を楽しんでた。私なんて仕事終わって家帰って寝るの繰り返しですよなんて言うと、最近の若い子は年寄りみたいな事言うね〜なんて自分が年寄りじゃないみたいな言い方で。お婆ちゃんは「来週しごおわで飛ぶさ!」ってちょっと若者っぽくて笑っちゃった。こんなお婆ちゃんいたら幸せだな〜なんて。

年齢なんて関係ないよね
樹木希林の、「年齢を脱ぐ、冒険を着る」って言葉
凄くお婆ちゃんにしっくりきてた。歳とったらそうなりたいな。


周りと比べて優劣つける必要なんてないんだ。あなたはあなたにしかなれないし、他の誰もあなたになれない。幸せにしてくれない人と一緒にいる必要なんてないし、今どん底にいるのならこれから先それ以上底にいくことはないよ。私はこれが好き。あれが好き。これしてる時が幸せ。なんて。自分を見失わないで。


わたしは!わたしがすき!


私を好きな人はもっと好き!
愛してくれるなら、愛してあげてもいいよ。


私を嫌いという人がいたって、関係ない。

私が私を好きだから。


2023.5
「じぶんをすきで何が悪い!」

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?