【NEC】無線ルーターのセキュリティを向上させる【WG1200HS4】
私はプロバイダを変えてから、一度もルーターの設定を弄ってきませんでした。
しかし、無線ルーターで犯罪に巻き込まれるかも? という動画を見て、セキュリティ設定しなおすか~と思いたったわけです。
動画を参考にしながら設定したのですが、結構難航しました。使っている無線ルーターやスマホによって、流れや画面にでている単語が違ったりして、動画見てもそのままできないんですよね。
なので、今回の記事はNECルーター使っている人向けです。
バッファローのルータを使っている人は下記のYoutube動画見たほうが分かりやすいと思います!
クイック設定web画面から設定可能を開く
NECの無線ルーターの設定を行うには、クイック設定web画面から行います。
クイック設定web画面を開くために、無線ルーターとPCを有線で繋いだ状態で始めます。
※私はPCで設定しましたが、スマホでも可能みたいですね。
chromeなどのブラウザを開き、アドレスバーに「http://aterm.me」と入力すると、IDとPWを入力する画面が現れるので、入力しましょう。
するとクイック設定web画面が開きます。
「使い方」をクリックするとそれぞれの項目の詳しい説明が出るので詰まったら確認すると良いです。
IDはadmin、PWは無線ルーターに書かれています。
詳しくは以下のURLを参考にしてください。
ファームウェアを更新する
無線ルーターのプログラムを最新にします。
もっとも、私の場合は初期設定で自動で更新されるようになっていたので、セキュリティ設定を弄ったことがない人はここは飛ばしても大丈夫かもしれませんが、一応確認方法を記載します。
①「メンテナンス」の「ファームウェア更新」をクリック
②「時刻指定バージョンアップ機能」が「ON」になっているか確認する
※「更新時刻」ファームウェアが自動更新される時間を選べます。PCを使っていない時間帯がおすすめです。
※「更新」ボタンで手動で更新も可能。
③「設定」をクリック
④「後で再起動する」をクリック
暗号化キーを複雑なものにする
スマートフォンとかを接続する時に使うPW(暗号化キー)を複雑なものにします。
初期設定だと無線ルーターに貼られているテープに書かれているものが設定されていますが、見られたりする危険性を考えるなら、別のPWにしておいた方が良いという考えです。
家で自分しか使わないならそのままで良いのでは、とか、無線ルーターに貼られているPWじゃないと忘れそうで嫌だなと考えも当然あると思うので、自己判断して暗号化キーを変更するかどうか決めましょう。
暗号化キーの変更方法を記載します。
①「Wi-Fi(無線LAN)設定」の「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」をクリック
②「暗号化キー」に複雑なPWを設定する
③「設定」をクリック
④「後で再起動する」をクリック
⑤「Wi-Fi(無線LAN)設定」の「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」も同じように設定
Wi-Fiの有効範囲を狭くする
例えば自室だけでWifiにスマートフォンなどを接続して使うのなら、そこまでWi-Fiが接続できる範囲が広い必要はないでしょう。
不必要に広い場合、無断で接続することを試みる相手に悪用される可能性が有ります。
ただ、自宅のWi-Fiとかは極論、悪質なハッカーとかに狙われたらほとんど防ぎようがないという説もあるらしいので、これをやっておけば絶対に安全というわけではなさそうです。
Wi-Fiの有効範囲を狭くする方法を記載します。
①「Wi-Fi(無線LAN)設定」の「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」をクリック
②「詳細な項目を表示」をクリック
③「送信出力」を設定する
※丁度良い範囲になるように調整します。
④「設定」をクリック
⑤「後で再起動する」をクリック
⑥「Wi-Fi(無線LAN)設定」の「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」も同じように設定
暗号化方式と認証方式を最新のものにする
現在使われている暗号化方式と認証方式は「WPS2-PSK(AES)」か「WPA3-SAE(AES)」です。
無線ルーターの設定がいずれか、あるいは両方になっているかを確認します。
最近のスマートフォンであればこのどちらかには対応しているとは思うのですが、もし設定を変更した後、動作がおかしくなったらもとに戻しましょう。
なお、「WPA3-SAE(AES)」に設定すると、その無線ルーターが独自にもつ、簡単にスマートフォンを接続するような機能が使えなくなります。ご注意。
暗号化方式と認証方式を設定する方法を記載します。
①「Wi-Fi(無線LAN)設定」の「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」をクリック
②「暗号化モード」の設定を「WPS2-PSK(AES)」か「WPA3-SAE(AES)」か「WPS2-PSK(AES)/WPA3-SAE(AES)」にする。
※「WPA3-SAE(AES)」の方が新しいです。
※どっちか悩むなら「WPS2-PSK(AES)/WPA3-SAE(AES)」で良いと思います。
③「設定」をクリック
④「後で再起動する」をクリック
⑤「Wi-Fi(無線LAN)設定」の「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」も同じように設定
クイック設定web画面のPWを変える
クイック設定webへのログインPWを相手に知られてしまうと、セキュリティ設定そのものが変えられてしまう可能性があります。
初期設定のままなら、特に理由がなければ変えておいたほうが良いでしょう。
クイック設定webへのログインPWを設定する方法を記載します。
①「メンテナンス」の「管理者パスワードの変更」
②必要な情報を入れて「設定」をクリック
【おまけ】Macアドレスフィルタリングの変更について
無線ルーターに接続できる媒体をMacアドレスで指定することができます。ただ、Macアドレスはやろうと思えば変更もできるらしく、Macアドレスフィルタリングだけしておけば、PWとかは不要、というわけにはいきません。
また、最近のスマートフォンはMacアドレスがランダムになる機能を搭載しているものが多くなっています。ランダムにすることによって、フリーWifiなどを利用した時にスマホの位置情報などが取得されるのを防止しているそうです。
ところが、Macアドレスフィルタリングを利用するには、このランダムMacアドレス機能を停止させなくてはいけません。
Macアドレスフィルタリングを使うか使わないかは、メリット・デメリットを判断して利用した方が良さそうです。