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国際結婚の裏にある遺品整理の悲しい現実?

遺品整理現場での四方山話

今日は国際結婚と遺品整理のお話し。男性諸氏にはちょっと悲しい事実かもしれない、そんなお話しです。

結婚と遺品整理?何か正反対の事象にも感じられますが、ここ最近似た様な相談や遺品整理の依頼があることからちょっとだけご紹介したいと思います。

以前にこんな遺品整理の依頼がありました。「外国籍の女性と結婚していた兄弟が孤独死したので遺品整理をお願いしたい」と、まずこの依頼で問題になるのが相続人が誰なのか?という問題です。

依頼者は故人の兄弟の方ですが、実際の相続人は配偶者である外国籍の奥さんとなります。また、室内には奥さんの連れ子である未成年者の方の荷物もいくつか残っている状態でした。

ご兄弟の方が奥さんと連絡を取ろうにも一切音信不通。また、同居していたはずの連れ子のお子さんも必要な荷物だけを持って、こちらも所在は不明となってしまいました。(半夜逃げ状態です)

連れ子のお子さんの方は携帯のショートメッセージでの会話は多少繋がるようでしたが、最後に「部屋の荷物はいらない、部屋の片付けも一切しないから勝手にしてくれ」というメッセージを最後にこちらも音信不通に。

後から外国籍の配偶者やお子さんから文句を言われないようにいくつかアドバイスをしてから遺品整理を実施。

遺品整理の際に出てきた写真には配偶者や連れ子のお子さんと幸せそうな旅行中の写真などもたくさん出てきていました。

しかし、写真の中の仲の良い夫婦関係は男性が亡くなった後の対応をみると誠意の欠片も感じない状態です。

この写真は在留資格を取る資料のひとつとして撮ったのでは?と余計な詮索をしてしまう程度には故人が亡くなった後の配偶者とお子さんのそっけない態度には依頼者の兄弟の方とともに唖然としたものです。

依頼者の方も「例え騙されていたとしても本人が幸せだったのなら、、、、」となんとも言えない微妙な心境なようで奥さんとお子さんに怒っている訳ではないのだけれど、やるせない感情があるといった感じでした。

その際は国際結婚でこういうこともあるのだな~くらいに思っていたのですが、つい先日にも同じような相談電話が掛かってきました。

相談内容も似たようなもので、外国籍の女性と結婚をして奥さんと二人の間に生まれた子供がいる。故人は室内で孤独死しており発見まで少し時間が経過していたとのこと。

最初のご相談と同じでこちらも国際結婚で、本人死亡後に配偶者とは音信不通という全く同じ状況でなんとも言えない物を感じます。

当事者同士が相手に求めている物は違っていても、それを承知で結婚までしていたならそれはそれでいいと思うのですが、遺品整理を通して感じるのは男性の方が一方的に入れあげてしまっていて、外国籍の女性の方はシビアというか、ある意味ビジネス的に考えて結婚していたのではと思えてなりません。

最初の依頼者のご兄弟の方が言っていたように、本人が幸せだったのなら他人がとやかく言うことでもないのですが、なんともやるせない感じの遺品整理ですね。

遺品整理と死後事務のご相談は名古屋の第八行政書士事務所までどうぞ~。

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