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ここ1ヵ月で100名以上のレジュメを見て、スカウトをもらいやすいレジュメを考えてみた

最近、私は複数社の採用をお手伝いする中で、スカウトメールを送るお仕事をしています。
スカウトメールを送付できる数には限りがあるので、数多くの候補者の中から一定の基準をもって選んで送ります。

今回は、直近1ヵ月で100名以上のレジュメを見た私が思う、スカウトメールを送ってもらいやすいレジュメを提案します。

担当者はどうやってスカウトメールを送る対象者を選んでいるのか

まず、スカウト送付対象者を絞るために、採用したい人物像に合わせて条件を付けて検索をします。

だいたいのスカウトツールにある検索軸は下記の通りです。

職種、年齢、地域、学歴、最終ログイン日

最終ログイン日の設定は、私は1ヵ月前で区切っています。
1ヵ月以上ログインをしていない人は、積極的に転職活動をしていないと予想されるからです。

これだけではまだ対象者が多いので、ここから基準を狭めていきます。
キーワードを掛け合わせて狭めることが多いです。

例えば、営業職の採用であれば、

経験業界、取り扱っていた商材、営業手法

などでキーワードを設定します。

ここまで絞った後の選び方は、スカウトを何通送れるかに寄りますが、私は定型文ではなく全文作成して送るのであまり数多く送れないため、一人一人レジュメを読んで、その方のキャリアプランや価値観を見て、自社に合いそうな方を選んでいます。

自分が希望している会社に発見される確率を上げたければ、検索されそうなキーワードを意図的に入れておいたり、頻繫にログインはしておくことは大事です。

スカウトメールを送りやすいレジュメとは

スカウトを送るとき、「あなたのやりたいことができますよ!」や「あなたに任せたいことは○○です」という言葉でスカウト対象者に興味を持ってもらおうとします。

・レジュメのどこに興味を持ったか
・自社に入社するとどんなメリットがあるのか
・スカウト対象者の希望が叶えられる環境か

上記の内容が書いてあると、話だけでも聞いてみようと思えませんか?

そのような内容を書くためには、下記のような内容が書いてあると、スカウト送る側が文章を作成しやすくなります。

・自分の得意なこと、実績が具体的に書いてある
・キャリアビジョンが書いてある
・リモートワーク、時短など、希望の働き方が書いてある

私は、文章を悩まずに作成できる人からスカウトを送ります。悩まないということは、話して損は無い相手だとほぼ確信を持てるからです。

実績を細かく書いてくださる方は多いのですが、次の会社で何がしたいとか、なぜ転職活動をしているかについては触れていない方が多いです。

経験についても、実績として書かれていることは、今後もやりたいことなのか、そうではないけど実績があるから書いただけなのかでは違います。自分が今後やりたいことの実績が無ければ、応用できそうな経験を書いて、やりたいという気持ちも添えておくと、スカウト送付側も判断がしやすいです。

また、とにかく実績をたくさん載せている方もいますが、あまりに長い文章は全部読めないので、要点を絞って書いてもらいたいです。

スカウトメールを送ってもらうために書いておいてほしいこと5点

以上のことから、自分の希望している会社からスカウトをもらうために、下記の点を記載することをオススメします。

①最終ログイン日を更新しておく
②経験業界・技術・商材は、自社独自の言葉を使わず、一般的に使われる言葉で書く
③実績は全て記載するのではなく、見てもらいたいものを絞って書く
④次の会社で何がやりたいのかを伝わるように書く
⑤働き方の希望があれば遠慮なく書く

③と④は、自分一人では自分の良さに気付けなかったり、何がやりたいのか言語化できなかったりすることもあると思います。そういう場合には国家資格キャリアコンサルタントの資格保持者にキャリア相談をすると良いです。

キャリアコンサルタントは、相談者の話を聞きながら、相談者自身も気付いていない価値観を言語化するプロです。経歴を客観的に見てもらうことでアピールすべき特徴が分かりますし、自分が本当にやりたいことも思いつくと思います。
Twitterで検索すれば個人相談に乗ってくれるキャリコンが見つかります。もちろん私も相談対応可能です。ぜひ、試してみてください。

スカウトツールを使うことで、自分だけでは探しえなかった会社と出会うことができます。自分の可能性を広げるために、すぐの転職を考えていなくても登録をしてみてください。

今回はここまで!次回をお楽しみに。

◆◇しごとば劇場◇◆
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