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携帯用トイレットペーパーケース計画『ケイティ―』~自作への道その2~


さて、前回投稿したブログでは、これを作ろうと思ったいきさつを簡単に述べ、試作品の第一号を作り、これを実際に使ってみた上で改善の必要性を感じたというところまでを書いた。
 
今回のブログでは、その改善点は何であったかを述べ、それをクリアすべく試作品の第二号がどのように変化しているのかを書いていきたい。
 
さらに、私のような変なところで神経質な性格のある日本全国にいる男性の方々に向けて、前回の私のブログを読んで頂き、少しでも共感してくれた上で、『自分も欲しい』と思ってくれていることを見据えて、最終的には自作するために必要であろう情報も共有していきたいと思っている。

なお、前回のブログでも書いたが、このケイティ―を作る前にその構想を知り合いの女性に話してみたところ、『ケイティ―の必要性を全く感じられない』という結果に終わったので、おそらくこのブログを読んで頂いている方の99%は、私のような性格の男性陣だと思われる。

従って、前回はあえてこのケイティ―を使う場面で必要な言葉を書かなかったが、今回のブログでは『男同士なら問題ない』という考えから、デリカシー及び女性陣への配慮を気にすることなく気軽に『うんこ』という言葉を使っていこうと思う。
 
このブログでは、以下の流れで話しを進めていきたい。
 

1【試作品一号の反省点】
2【試作品二号】


 それでは、さっそく入っていこうと思う。

1【試作品一号の反省点】


前回作った試作品第一号を実際に手を取り、実際に使ってみた上で『改善の必要性がある』と感じたことは以下の2つであった。

・トイレットペーパーの長さが足りない。

・トイレットペーパーが出しづらい。


以下、上記の二点を一つずつ話していくことにする。
 

トイレットペーパーの長さが足りない件について本題に入る前に、トイレットペーパーの『長さ』という事にフォーカスして、まずはケイティーに対する私の基本的なスタンスを書かなければいけない。私のケイティ―に対する基本的な考え方は、『実用的』ということである。これがどういうことか。

つまり私は、ケイティ―を実際に使う時は、外出先でうんこをする時は必ずケイティ―を使いたいわけである。確かに、この構想自体は『緊急時に備える』ということから生まれているが、私はこれ(ケイティ―)を緊急時だけではなく、日常的に携帯して緊急時ではない時もケイティ―を使う事を想定しているのだ。

私にとって『実用的』とはそういうものだ。世間では、災害に備えた便利な商品が販売されているが、それを災害時ではない日常の日々で常に持ち歩けるかというと、私にとっては答えは『No』である。いわゆる災害グッズと呼ばれているものは、私にとってはあくまでも『緊急時に使用するもの』であって『実用的』なものとは言えないのである。私がイメージする『実用的』とは、緊急時であってもそうでなくても、それを『常に携帯して持ち歩く存在価値』をそれに見出し、且つそれを『必要な場面でストレスなく使うことのできるもの』が私にとって『実用的』というイメージだ。

前振りとして長々と書いているが、何が言いたいのかというと、私はトイレットペーパーの『長さ』という点において、『節約』という事は『考慮に入れていない』ということが言いたかった。

『なぜ『節約』を考慮に入れないのか』と聞かれれば、私の答えは『節約を考慮に入れると私にとっては実用的ではなくなるからだ』と答えるであろう。
 
もし『節約』を考慮に入れてケイティーを携帯することになれば、外出先の公衆トイレでうんこをする時、公衆トイレに備え付けてあるトイレットペーパーを先に使うことになるだろう。そして、そのトイレットペーパーが使いづらい状態だった時に緊急時としてケイティーを取り出し、ケイティーの中にあるトイレットペーパーの長さに気を遣いながら『節約』して使う事が容易に想像できる。

これではダメなのだ。私にとっては心理的なストレスがかかってしまう。
トイレットペーパーの『長さ』ということについて私がケイティーに求めているものは、たとえ緊急時であってもそうでなくても、日常的に持ち歩く以上は、うんこをした時にいちいちトイレットペーパーの長さを気にする事なく、そう、まるで『家のトイレでうんこをした後におしりを拭く時』のように、トイレットペーパーの長さを気にすることなく、つまりトイレットペーパーの長さを意識することなく、『普段の生活と変わらないぐらいの量』を使っておしりを拭きたいのである。そして、出すものを出して、ストレスなくきれいにお尻を拭いて、スッキリとした気分でトイレから出てやるべきことや仕事に臨みたいのである。そうでなければ、私にとって『実用的』とは言えないし、そうでなければケイティ―の存在価値までなくなってしまうとさえ思っている。
 
ケイティーの設計段階で『節約』を考慮に入れるのであれば、それは『実用的』とは言えず、何の災害もない日々が続けば続くほど、次第に持ち運ばれることはなくなり、そしていつしかケイティーは部屋の片隅に追いやられて、防災グッズ用品としてまとめられるか、あるいはやがて捨てられてしまうだろう。それではいかんのだ!

ケイティーの試作品の第一号を試用した上でそれを机の上に置き、私は上記のようなことを考えていた。
 
つまり、このトイレットペーパーの『長さ』という点について、私にとっては大げさに言えば『死活問題』と言えるほどのケイティーの存在価値を揺るがす大きな問題であった。

そこで私は、『いったい日本の男性陣は、うんこをする時にどれぐらいの長さを使っているのだろう』と思い、ネットで調べることにした。
 
そしたら、ケイティーを作る上でとても参考になるサイトを見つけた。
それが、以下のサイトだ。初めて知ったことなのだが、『一般社団法人 日本トイレ協会』というものがあるらしい。そしてそのサイトに、何と『うんこをする際のトイレットペーパーの平均使用量』が男女別で書かれていたのである!
 
参考までに、そのサイトのURLを以下記載する。
https://j-toilet.com/2020/03/05/paper/#:~:text=%E7%94%B7%E6%80%A7%E3%81%8C1%E5%9B%9E%E3%81%AE,%E5%B0%8F%E4%BE%BF%E3%81%A7%E3%81%AF%E5%B9%B3%E5%9D%871.45m%E3%80%82
 
上記のサイトによると、うんこをした際に使うトイレットペーパーの長さの平均は、男性が『3.15m』ということだった。ちなみに女性は『3.52m』ということだった。
 

この数値は、『一つの基準になる!』と考え、大いに役立つ情報となった。

次に私は、日本の男性陣がうんこをする際に使用しているトイレットペーパーの長さの平均値である『3.15m』を意識した上で、自分自身と向き合い、自分は実際にどれぐらいの長さを使っているのかを上記のサイトと同様のやり方で計測してみた。

その結果、この『3.15m』という長さは、私が家でうんこをする際、長さを気にすることなく、つまり『節約しなきゃ』という気遣いは一切気にすることなく十分に使える長さであることが分かった。
 
つまりこれは、外出先でもケイティの中に入っているトイレットペーパーの長さに『ストレスを感じることなく使える長さである』ということを意味している。
 
私は思った。
『よし!時代は3.15mだ!』と。
 
それと同時に私は、ケイティの試作品一号を見て改善する必要性を感じ、次の試作品では『どうせなら日本の男性陣の平均値である3.15mを巻けるケイティーを作ろう!』と心を新たにするのであった。

私のような性格の方がこのブログを読んでいただけているのであれば、この時の私の心境も容易に想像できると思う。そう、このとき私は次の目標ができたことでワクワクし、興奮が冷めやらなかったのである✨
 
以上が『トイレットペーパーの長さが足りない件』について、その時に私が感じたことを簡単に述べた。次に、2つめの『トイレットペーパーが出しづらい件』について書いていこうと思う。
 

トイレットペーパーが出しづらい件について


 
私のブログをここまで読んでくれている方がいるとするならば、それはきっと私と同じようなタイプの性格なのだろうと思う。その方に向けて私は敬愛の意味も込めて、以降こう呼びたい。『我が同士よ』と。
 
我が同士よ、読者が私と同じタイプの性格であるならば、この『トイレットペーパーが出しづらい』ということが、どれほど一大事かわかってもらえるだろう。

我が同士よ、そう、私自身もこのことは大きな問題であると受け止めている。

つまり私は、読者の気持ちがよくわかっているつもりだ。
だからこそ真剣に向き合っている。そして、なんとしてもこれを改善する必要性を感じている。いや、改善しなければならないのだ。
 
つまりこういうことだ。
まず初めに、私は通常、一日で3回うんこをする。朝と昼過ぎ、そして夜だ。調子が良い時は1日4回うんこをする時もあるが、ここでは一日平均3回として書いていこうと思う。
 
朝と夜に関しては、家でするから問題はないが、ケイティーの出番がある時は、外出先である昼過ぎの時間帯であることが予想される。余談にはなるが、私が携帯用トイレットペーパーケースを作る際にイメージしてたことにも繋がるが、私は当初からこのケイティーは『うんこ一回分のトイレットペーパーがあれば良い』と思っていた。それは、私自身が外出する時には、毎日一度は必ず昼過ぎにうんこがしたくなるからだ。きっと読者もそうであると思う。
 
つまり、『トイレットペーパーが出しづらい』ということは、昼過ぎにうんこをする度に、毎回!この『出しづらさ』から避けて通ることができないということになる。
 
我が同士よ、今読者が感じていることが私には手に取るようにわかる。
安心して欲しい、私も読者と想いは同じだ。今の読者の気持ちを私が代わって、それをあえて文字にして書こう。

『それは致命的だ!』

そう思う気持ちは痛いほどわかる。

なぜなら私たちは、たとえうんこをしている時も、常に『考え事』をしているからだ。

そう、私たちはうんこをしている時でさえも、今取り組んでいること、人生のこと、興味があることが多すぎて、どれから手を付けていこうかと優先順位を考えたり、目の前に立ちふさがっている課題と向き合ったり、常に『考えごと』をしているのだ。つまり私たちは、自分の意識の中にフォーカスしながらうんこをしているのだ。
 
つまり日々の日常生活を送る上で、意識的であれ、無意識的であれ、この『常に考えごとをしている状態』である我々が、毎日昼過ぎに外出先でケイティーを使うたびに『トイレットペーパーが出しづらい』という事態が生じると、トイレットペーパーを出すことに意識が向いてしまって、そのせいで考えごとが遮断されてしまうのだ。この現象は我々にとって、とても気が散る現象であり、大きなストレスとなってしまう。
 
すなわち、私のようタイプの性格の持ち主がケイティーの存在価値を認め、『実用性がある』と呼ぶにふさわしい存在のものとなるためには、外出先のトイレでうんこをして、お尻を拭き、トイレから出るまで自分の状態、つまり『常に考えごと』をしている状態を保ったまま、『ストレスなく』出すものは出して、スッキリとした状態でそのあとの活動にスムーズに入っていきたいわけである。

きっと、今もここまで読んで頂いている読者の方々、我が同士も『そうだそうだ!そでないと使い物にならない!』と、共感してくれていると思っている。
 

なので私は、この『トイレットペーパーが出しづらい』という試作品第一号のケイティーを見て、そこまで見越した設計ができなかったことに反省し、責任を感じ、そして改善の必要性を強く感じたのである。
 
以上が、『トイレットペーパーが出しづらい件』について、その時に私が感じたことを簡単に述べた。
 
上記の2つの反省点を踏まえて、ここからが試作品第二号に入っていく。

2【試作品二号】



前書き
この携帯用トイレットペーパーケースであるケイティーの試作品一号を作り、これまで書いてきた上記の二つの反省点を感じていた時、ふと一つの『疑問』が生まれた。それは何かというと『いったいなぜ、家のトイレットペーパーは考えごとを遮断されることなく、つまりストレスなく使えるのだろうか』ということだった。
 これを思った私はすぐさま自分の家のトイレに入り、便座に座り、トイレットペーパーを観察しはじめたのだった。

『いったい、家のトイレットペーパーと、ケイティーの試作品一号の違いは何か』と、観察しはじめた。おそらく、今まで私が生きてきて、トイレットペーパーに意識を向けて、これほどまでにトイレットペーパーを観察したのは人生で初めてかもしてないと思うほど、家のトイレに備え付けてあるトイレットペーパーを観察した。

私は定規を持ってきて各サイズを測り、メモを書き始めた。そして色々な角度で写真を撮り、それを机の上に並べて、来る日も来る日も、暇さえあればそれについて考える日々を送った。。そしてある時、2つの事を発見した(これは後述する)

そして私は、上記のことを踏まえ、それらを改善すべく、最初から設計をやり直すことにした。

そして作ったのが以下になる。



今回(第二号)も素材は檜(ひのき)を採用したが、試作品の第一号とはガラリと形状が変わって驚いている読者もいるかもしれない。安心してほしい、私も驚いている。

こうなった背景を説明する上で、どこから話していこうかと悩んでいるが、まずは上述した『トイレットペーパーを観察して発見した2つの事が何であったのか』ということを切り口にして入っていきたい。

まず、その2つ発見が何であったのかは、以下の2つになるが、部品名がわからない(専門用語がわからない)のと、説明しづらいニュアンスなので、読者に少しでも伝わるように書くことに努めるようにする。これから書いていくことが、読者にも伝わることを切に願っている。


・【トイレットペーパーを切る部品】
・【トイレットペーパーと手の位置関係】


まずは上記の2点にフォーカスして話していく。

【トイレットペーパーを切る部品について】


私は、便意がないのに自分の家のトイレの便座に座り、トイレットペーパーを見つめてこう考えていた。『うんこをした後でストレスなくトイレットペーパーでお尻が拭けている理由はなんなのだろうか』と。『その要素はどこにあるのだろうか』と。そんなことを考えている日々を送っていく内に、一つのパーツに目が留まった。

それは、必要な分のトイレットペーパーをミシン目に沿って切り取る際に、無意識に手で押さえるように触れている、トイレットペーパーの上に覆いかぶさっている、紙を押さえる部品だった。

わかりやすいように、ケイティ―の内部ユニットを取り出し、その部品を示すと、以下の画像にある赤丸の部分だ。



『あ!この部品だ!』と思った。

その時に私は、今まで生きてきて、トイレットペーパーの上に添えてある紙を切るこの部品の存在が、私にとっていかに重要だったかなんで思いもしなかったことに気づいた。本当に気にも留めたことがなかった。

そこで私は、前回の改善点も含め、『3.15m』巻いた状態で且つトイレットペーパーを切る部品の設計に入ることにした。

この部品だが、想像した以上に優秀な点があることに気づいた。それは、『未使用のトイレットペーパーを取り付けた時から、トイレットペーパーが少なくなって使い切るまで、常にトイレットペーパーに寄り添っていて、問題なく切れる』ということに気づいたのだ。

思わず私は、一人トイレの中で『なんて凄いんだろう!』と叫んでしまった。

さっそく私は、トイレットペーパーとその部品の両サイドの位置関係や縦横長さや厚みも含めた寸法、そしてトイレットペーパーに対してどのようなカーブになっているのかを計り、それをケイティー用に設計した。


この部品の優れているところをもう一つだけ紹介したい。

それは、その部品を押さえれば、『トイレットペーパーを両手で触れずに切り取ることができる』という点だ。これがどういうことか、前回の試作品一号の画像を使ってもう少し具体的に書いていこうと思う。

以下の画像を見て欲しい。これは試作品の一号だが、これを作った時は紙を切る部品の事は考えてもいなかったので、紙を切る時は片手で紙を引っ張り、巻いてあるトイレットペーパーを、もう片方の手で押さえるようにしなければ切り取ることができなかった。つまり、下記の画像の赤丸のように、両手をトイレットペーパーに触れなければいけない作りになっていたことに気づいたのだ。そしてそれと同時に、この行為が私にとって、無意識的に一つのストレスになっていたことに気づいた瞬間だった。



ところが、この部品があれば、うんこをした後でトイレットペーパーに手が伸びる際は、片方の手でトイレットペーパーを必要な長さまで引いて、もう片方の手はその部品を押さえて切り取るという行為ができる。つまり、トイレットペーパーを切り取る際に触れるのは、片手だけということになるのだ。

このことを気づいたのは、ある日思い立って、家のトイレでうんこをしてお尻を拭くまでの一連の行為をビデオに正面から撮影し、撮った動画を繰り返し観察して気づけた。ここで気づけたことは、『日ごろ当たり前のように無意識的にやっている行動というのは、意識的に観ないとなかなか気づけない』ということである。私は、自分がうんこをしてお尻を拭くまでの流れをビデオに撮影して観察する日が来るなんて、夢にも思っていなかったが、このビデオで撮影して『客観的に観る』という体験は、私にとって実りのある経験になった。

つまりこういうことだ。

ケイティーを使う場面というのは、主に外出先ということになる。そして、私の場合は、『トイレから出る時に手を洗う事はあっても、トイレに入る前に手を洗う事はない』

つまり、外出していてトイレに入る前の手の衛生面における状態いうのは、『仕事なり何なりと、何かに触れた手でトイレに入る』ということだ。少なくとも、トイレに入る前の手というのは、手を洗った直後と比較すれば『そこまで衛生的ではない』ということになる。

なので、たとえ自分の手であっても、お尻を拭く時のトイレットペーパーには、『できるだけ直に触れたくない』という心理が無意識的に働いているのではないか、という結論にいたった。そしてその意識が無意識的に働いているのが『清潔できれいなトイレットペーパーを使いたい』という表現にも繋がっているのではないかと考えたのだ。

その結果、この部品によって、トイレットペーパーを切り取る際は、片方の手でしかトイレットペーパーに触れていないにも関わらず、前回の試作品一号よりも比べ物にならないぐらいにスムーズ且つストレスを感じることなく切り取ることができるようになった。(下記の画像参照)


ここから、、
こんな感じ



次に、2つ目の発見である『トイレットペーパーと手の位置関係』について入っていこうと思う。

【トイレットペーパーと手の位置関係】


これはずいぶんとわかりにくい表現だが、これも前回の試作品一号の画像を使って、少しでも読者に伝わりやすいように、努力しようと思う。

このブログで最初に書いた【1試作品一号の反省点】の2つ目である『トイレットペーパーが出しづらい』という表現にも繋がってくるのだが、私は最初、試作品一号を実際に使ってみて、具体的にどんなところでその『出しづらさ』を感じているのか、自分自身でもよくわかっていなかった。

ただ、その時点ではっきり言えることは、今のままの試作品一号では『出しづらい』ということであった。今思えば、ついさっき書いたトイレットペーパーを切り取る際の事もその要因の一つであったと思うが、出しづらさの原因は、他にもあったのだ。それが、今から述べる、トイレットペーパーと手の位置関係の話しだ。

まずは、以下の画像を見て欲しい。

これはトイレットペーパーを収納した上で、机の上に置いてある状態だ。ケイティーが置いてある状態だと画像の通り、トイレットペーパーを出す時に開けるフタは天井部を向いている。いわばスタンド状態だ。


次に、以下の画像を見て欲しい。


うんこをした後でケイティーを使う時は、画像のようにフタをスライドするように開けて、スタンド状態、つまり蓋が上向きにしか開閉しない為、上から引っ張るかたちになり、なんとなく横向きにしたいのだが、その傾きには限界があった。(下記の画像参照)

ちなみにケイティーを作る際のコンセプトとして、『防水性に優れている』ことも考慮に入れていたので、外出時に雨の日も想定して、ケースの作りには水の侵入を可能な限り防止できるような設計にしていた。

それは、『フタの部分以外は、接着剤や釘などを一切使わずに、一枚木で外側のケース部分を作る事であった』

どの理由は、いくら防水性のある檜(ひのき)とはいえ、継ぎはぎや隙間があればあるほど、水が浸入してくるリスクは高くなるためだ。我々は、トイレットペーパーを収納しようとしているのだ。ましてやトイレットペーパーは水に弱い。それだけは絶対に許されないのだ。

なので、この試作品一号の外観となっている外側のケース部分は、釘や接着剤は一切使用せずに、文字通り一枚木を鋸(のこぎり)と鉋(かんな)、そして鑿(のみ)を使って仕上げてある。

しかし私は、結果的にこのことがトイレットペーパーを出しづらくしている原因の一つを作り出していたことに気づいた。

私は、試作品の一号が、トイレットペーパーを出しづらくしている原因がどこにあるのかを突き止めるために、先ほども書いた自分のトイレをするビデオを見て、分析をすることにした。

そして、注目すべきポイントが2つあることに気が付いたのだった。

それが何だったのかをこれから画像と共に説明していきたい。

まず一つ目は、家のトイレにあるトイレットペーパーが、どういう状態で存在しているのかというと、『トイレの壁の中に(埋め込まれているように)トイレットペーパーがあるわけではなく、トイレットペーパーが設置してある壁よりも’’外側’’にトイレットペーパーがある』という点である。

それに対し、私が作ったケイティーの試作品一号は、言ってみればケースの中にしまい込まれた状態のまま、『トイレットペーパーを出す』という行為をしなければならない設計になっていたのだ。

トイレットペーパーがケースに囲まれている状態。。

つまりこのケイティーの試作品一号を公衆トイレに例えると、トイレの壁の中にトイレットペーパーが埋め込まれているような状態で存在し、しかもケイティは携帯用としてスリム性も考慮に入れて設計されているので、トイレットペーパー自体は回転するものの、ケースの壁とケース内に入っているトイレットペーパーに隙間はない為、これも含めて公衆トイレに例えるならば、『トイレの壁の中にトイレットペーパーが、指を入れる隙間もない状態で埋め込まれているような状態』ということになる。

『この設計では、トイレットペーパーを引き出すのに一苦労だし、考え事に集中できない上に、何よりもストレスになって使い物にならない』

そして2つ目が本題のトイレットペーパーと手の位置関係だった。

それがどういうことかというと、私がトイレットペーパーを掴んで引っ張る時の手の動作として、親指以外の4本の指が、トイレットペーパーのほぼ真下に添えるようにしていたことに気づいたのだ。

ところが、ケイティーの試作品1号では、トイレットペーパーがケースに囲まれていた為、ケースの壁に遮られて、トイレットペーパーの真下から4本の指を添えることができない事に気づいた(下記の画像参照)


そう考えた私は、何とかしてこの課題を解決すべく解決の糸口を探っていた。

つまり、私が試作品の第二号を作る上でイメージしていたものは、トイレットペーパーが3.15m巻けて、尚且つトイレットペーパーを使う時は、内部の機構をケースよりも外側に出せる(もしくはスライドさせる)ような機構を持ったものを作ろうと試みた。

そして思いついた案の一つが、今回作った試作品二号だ。


ケイティーの試作品第二号

試作品の第二号では、トイレットペーパーを切り取る時に添える部品も作ったので、手をその部品に添える空間が必要になった。つまり、トイレットペーパーそのものがケースの中から出た状態にしなければならなかったのだ。

そこで今回は、ケースの中に収納してあるトイレットペーパーを外側に出す手段として、スライド方式を用いて制作してみた。

そして、この試作品の第二号を実際に使ってみて、トイレットペーパーをケースの外側にスライドして出したことによって、トイレットペーパーを使う時に、使いづらさを感じていたモヤモヤは劇的に改善する結果となった。

私は、心から『やった!やったぞ!!』と一人、トイレの中で歓喜していた。

しかし、その喜びもつかの間、、

また新たな課題が目の前に立ちはだかったのである。。



・・・(ここで我に返り、ふとあることに気づく)

このブログを書いている時に、ふと『Noteに文字制限はあるのだろうか』と思い、ネットで調べてみた。

そしたら、一つのブログのちょうど良い文字数は1000~1500字が一つの目安になっているとのことだった。

今、私が書いているブログの文字数は既に10000字を超えている。。💦

どうやら夢中になって書きすぎてしまったようだ。
続きはまた次回にして、今回はここまでにした方が良さそうである。

ここまで読んで読者の皆さま、長々と失礼致しました。

そして何よりも、ご拝読頂き、ありがとうございました。

また次回、お会いしましょう。

以上、携帯用トイレットペーパーケース計画~自作への道その2~でした。


過去の記事
携帯用トイレットペーパーケース計画『ケイティ―』~自作への道その1~
https://note.com/snow_nontitle/n/nd3b503405520

 

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