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育児

娘が泣いている。昨晩からほぼずっと。

付き合って私も禄に眠っていないわけで、つくづく育児とは体力勝負であると実感している。眠らないって、辛い。

泣きやむタイミングもあれば、眠るタイミングももちろんある。特に苦しそうでもない。

つまり、素人目ながら母である私から見れば、娘は体調不良もなく普段通りである。

しかし。

普段はこんなに泣き続けない。

いや、この世に生を受けわずか2ヶ月足らずの娘、普段も何もないかもしれない。

それでも、赤子が泣いていれば泣きやませるために手を尽くすのが親である。

空腹か、おむつの不快感か。

どちらも済んだとき、娘が泣く理由は主に2つ。

「寒い」か「眠い」。

寒いのはまあわかる。私だって嫌だ。自力ではまだ何もできない小さな命、空腹なら満たしてやるしおむつが不快なら代えてやる。空調管理だっていくらでも言ってくれ。

だけどなあ、眠いのは…泣かれたとて寝かせてやれないのよ。好きに寝てくれ。

今日のは多分、昨晩眠れなかったから眠いと泣いているのだろうけど。

そりゃあ抱っこするとかトントンと軽く叩いてやる程度のことならできる。入眠の補助行為とでも言おうか。

それでもあくまで補助である。「眠る」というのは他人がどうにかできるものではない。

自他の境界がはっきりしない赤子は知る由もない…か、いやでも私は困る。

家事だってあるし子を生かすためにはまず私が生きなければならない。

最悪家事はしなくても死なないが、私が死んだら誰が子を守るのか。感染症も流行っている今、免疫力だって大事である。

そう、私は食べなければならない。眠れていないのだから尚更だ。

そんな今日の昼下がり、娘のミルクとおむつ替えを終えた私は、娘をバウンサーで泣かせたまま昼食をかきこむのであった。

そして食べ終わると娘は既に眠っていたわけだが、私は数時間後腹痛に見舞われた。放置された娘の呪いかな。

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