日記 2021.1.19

『孫子』地形篇第十を読む。
「民」と「人」、いっけん同じような概念と考えていたが、『孫子』ではしっかり分けて考えていておもしろい。『孫子』では、民を今でいう兵士、人を今でいう人民と考えているようだ。

あと、地形篇第十で書かれる兵隊の統率方法がいまいちピンとこない。部下たちに目的を伝えず、精一杯動くための環境作りに注力して、果たして戦に勝てるのだろうか。僕は社長や100人規模のリーダーになったことがないので、そこのところはわからない。立場が変わればわかるのかもしれない。
ただ、部下の立場としては、目的や目標を示されず、ただ焦燥感や決死の気分が充満した環境に置かれたら、逆に不安で気がおかしくなると思う。部下の気がおかしくさせ、死を覚悟して戦わせることが孫子の目論見なんだろうか。

わからんことが多い。

仕事は相変わらずクソだった。出張帰りに古本市に寄れて気分は良かった。

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