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はじめてのライトバズーカと北海道

SIGMA社員が独断と偏見でSIGMA製品への愛を語るコーナーです。

今日の当番|M

突然ですが今回は2017年の夏に行った釧路旅行で初めて超望遠ズームを使った時のお話を振り返ります。振り返らせてください。

私の生まれが九州なためか、北海道は”はるか遠くの大地”という憧れに近いイメージだけの存在として生きてきました。そんな私に、2017年初めて北海道旅行に行く機会が巡ってきました。行先は釧路。

初めての北の大地、思い出もばっちり残したいと考え選んだのは、当時発売間もなかった24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryの2本でした。カメラはEOS 6Dを貸してもらいました。

当時は入社後それほど経っていない頃だったので、こんなにしっかりしたレンズを2本も使いこなせるのかなと不安もありましたが結果的には大正解でした。特に印象深かった100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryについてご紹介します。

まだ遠方への旅行は難しい昨今ですが、近場の行楽でも十分楽しめ、お役に立てるレンズだと思います。お出かけのお供選びの参考になれば幸いです。


100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryとは

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100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryは2017年に発売されたContemporaryラインのズームレンズです。

"ライトバズーカ"と自称する通り、超望遠レンズとしては小型軽量なボディに、高い光学性能や手ブレ補正機構といった大型のレンズに引けを取らない性能が凝縮されています。


ライトバズーカとカヌーツアー

100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryの楽しさを最も体験できたのは釧路川でのカヌーツアーでした。
穏やかな川をゆっくり下っていくのですが、何が楽しいって川辺に次から次へと動物が現れてくれるんです。夢みたいでした。

いきなりオジロワシのつがいが出迎えてくれたり、

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鹿もこちらの様子を見に来ます。

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ハジロカイツブリは船をしばらく先導してくれました。

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100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryにはレンズに手ブレ補正機構(Optical Stabilizer)が搭載されています。(製品名のOSは手ブレ補正が搭載されているという意味です。)
そのおかげで、揺れるカヌーの上で突然の動物の登場に慌てふためいていてもちゃんと撮ることができました。
OS付きのレンズでの”ピタッ…”という独特なファインダーの見え方は是非一度体験してみてほしいです。


川辺を走っていたミンク。毛皮のために輸入された外来種が定着したとガイドさんが説明してくれました。

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植物もなんだか素敵に見えます。

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次々と現れる動物や植物を撮影しているうちに、不思議な高揚感を覚えてきました。いつ現れるか分からない被写体を反射的にフレーミングし、シャッターを押す。早くしないと逃げてしまうというハラハラ感、ちゃんと撮れたときの達成感とシャッターチャンスを逃してしまった時の残念感。超望遠撮影にはスナップなどとはまた違ったエキサイティングな楽しさがあることを、撮影で使って初めて感じました。確かに、これはハマってしまいます。

さらに当たり前のことですが、望遠レンズは被写体が大きく見えるんですよね。ということは、特にファインダーで覗くときに顕著ですが、目の前が好きなもの(今回の私では動物)でいっぱいになるので撮影中の視界の幸福度が高いな、というのも当時感じたことでした。


24-70mm F2.8とも良コンビネーション

標準用として一緒に持って行った24-70mm F2.8 DG OS HSM | Artは所謂大三元レンズと呼ばれるスペックで、望遠側では70-200mm F2.8とよくセットで紹介されるレンズです。

が、今回の旅では足元にシマリスが居たと思えば、

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遠くにシカが出るというシチュエーションでしたので、400mmまで撮れる100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryは頼もしかったです。

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また、100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryは超望遠の入門機としてもおすすめのレンズですが、冒頭でもご紹介した通りコンパクトだからといって画質にも妥協はありません。
近寄って観察できない硫黄の塊も…

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拡大してみると結晶の形までわかります。

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24-70mm F2.8 DG OS HSM | Artと100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary、お互いの特徴の違いが相乗効果となって、撮り分けの楽しいコンビネーションを発揮してくれました。私の中での推しコンビです。

24-70mm F2.8にはミラーレス専用の24-70mm F2.8 DG DN | Artという新しい機種も発売されています。
ミラーレスカメラと100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary、それにマウントコンバーターのMC-11MC-21を組み合わせると、更にライトな装備にすることができます。


ライトバズーカのその先、いっぱいあります

100-400mmで超望遠ズームの楽しさを体感したあとにはきっとこう思うはずです「もうちょいテレ側あってもいいな…」、と。そんな場合も、SIGMAのラインナップにはテレ端400mm以上のレンズも揃っているので、心配ご無用です。

まずは、100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryには1.4倍、2倍のテレコンバーターを使うことができるので、F値は暗くなりますが手軽に焦点距離を伸ばすことができます。

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SIGMA TELE CONVERTER TC-1401 / TC-2001


他には、最大600mmズームをできるだけ手軽に使いたいという方にはContemporaryラインからこんなレンズが、

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150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary

砂漠や密林で撮影するから防塵防滴仕様じゃないと困る!という方にもSportsラインからこのようなラインナップがあります。

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60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports

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150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports

「あれ?150-600mm F5-6.3は2モデルあるの?」とお思いになりますよね。2本の違いの詳しくはこちらをご覧ください⇒https://www.sigma-global.com/jp/lenses/cas/product/popups/compare_c_150_600_5_63-s_150_600_5_63/


SIGMA的フラッグシップにはこんなレンズもありますが…

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APO 200-500mm F2.8 / 400-1000mm F5.6 EX DG

望遠ズームを極めた先で「F2.8通しで500mmまで撮らねばならぬ」という欲望に駆られても、一応手段はあるということで安心ですね。


これらの超望遠レンズのラインナップはSIGMAが積み重ねた超望遠レンズの歴史がなくては実現しなかったもので、その詳細はSEINの「大曽根、語る。」で熱く語られています。こちらも是非ご覧ください。


今回はかなり前の話で恐縮でしたが、初めての超望遠ズームの体験として鮮明だったので紹介させて頂きました。実際に使ってみて初めて感じる楽しさが沢山あったので、興味がある方にはぜひ一度実際に試してみてほしいと思います。

今は製品体験会のご案内ができず心苦しいばかりですが、イベントが再開できた際にはぜひ遊びに来ていただき、超望遠ズームを体験してみてもらえると嬉しいです。


今回紹介したレンズ

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100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary

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24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art


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