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冬のシグマ会津工場からです。

前回の夏編に続き、今回も会津工場社員Iが冬の工場周辺の様子をレポートしてくれました。
前回の記事はこちら▼

今日の当番|I

以前夏の会津工場周辺の撮影を楽しみましたが、冬の会津といえば言わずと知れた豪雪地帯。それでも工場周辺や、会津若松市内は会津の中ではそれほど雪が多くない場所です。
今回は2月後半、SIGMA fp24mm F3.5 DG DN | Contemporaryを持って今回は一人で撮影に出かけました。

と言う訳でスタートは冬の会津工場です。

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ここ数年暖冬傾向で雪が少なかったのですが、今年は少しまとめて降りました。様々な色が鮮やかな夏と違って、冬の会津工場はThe 無彩色っぽいですね。

会津工場から車で30分ほど走って、会津の中心、鶴ヶ城が今日の撮影スポットです。

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コロナ禍で普段よりかなり少ないのですが、鶴ヶ城周辺にはそれなりに人出があります。

城域にある稲荷神社の狐さん

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ボケというとF1.4必須と思っていますが、IシリーズはF3.5でも背景がきれいにぼけてくれます。
最近巻物を咥えるキャラがいる漫画が大流行ですが、巻物って昔から咥えるものですかね?

天気が良くなってきて、日が出てきました。
そういえばシグマにはゴーストバスターズがいて、カメラ、レンズのゴースト撲滅に取り組んでいます。会津工場加工現場にも鬼か!と思われるような厳しい仕様要求で日々工場従業員としては大変な思いをさせられていることを思い出しました。ちょっとゴーストバスターズに仕返しをしてやろうと思って、完全逆光で、1枚。城の左上に太陽光をフレーミングしてみて

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ん? 右下の暗い部分にゴーストが普通出る筈なのに全く出ていない?

たまたまかと思い、ちょっとフレームを変えてもう一枚

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ん?やはりゴーストらしきものは写っていない。

何枚か頑張って撮影してやっと撮れたのがこの一枚

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かなり露出をオーバーにして天守閣にかぶったマゼンタのゴーストをやっと発見。
24mmくらいの広角レンズって簡単にゴーストが現れるのかと思っていたのですが、この撮影はゴーストバスターズに仕返しをするどころか、返り討ちに合ってしまったようです。
鶴ヶ城にまで来ていったい何の撮影なのか。。。ちょっと自己嫌悪です。

それにしても単焦点Iシリーズレンズの耐ゴースト性能には改めて驚かされました。


次の日には夏にも撮影に行った裏磐梯に出向いてみました。

会津工場周辺と比べて裏磐梯は標高が高いため気温が低く、積雪も多い場所です。
夏に少し歩いた五色沼自然探勝路は積雪が多いから無理だろうと思ったのですが、ビジターセンターのお兄さんは、“今日は天気良いから全く問題ないですよ。”と何事も無いようにアドバイス下さいました。

積雪の探勝路に入った途端、

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こんな感じ。
夏には“裏磐梯は熊が先住”と聞きましたが、この状態が全く問題ないとは裏磐梯の基準って違うなと感じました。
こういう所ではfp+24mm F3.5 DG DN | Contemporaryのサイズ感が非常にうれしいです。

何とか歩いて五色沼最初の毘沙門沼に到着

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昨日の鶴ヶ城ではゴーストバスターズに返り討ちにあいましたが、こちらでも逆光シーンで撮影。
ゴーストのことは置いておいて、きれいな青色の沼です。

その先の赤沼

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こちらも夏と同じく深い緑色の池。周辺には赤い色が見えます。

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最後に裏磐梯側から見た磐梯山。

夏は避暑地として人の多い裏磐梯ですが、冬のこの時期は殆ど人もおらず、とても静かに撮影時間を楽しむことが出来ました。

雪国の冬はどうしても彩りが地味になってしまいますが、今回のように天気に恵まれると非常に広いダイナミックレンジの被写体にチャレンジできます。色鮮やかな花の季節や紅葉の撮影も楽しいですが、落ち着いた雰囲気の雪景色の撮影もfp+Iシリーズはしっかり答えてくれました。

次回は違うレンズを持ち出して、再びゴーストチームにリベンジを誓った撮影でした。

今回使用した機材