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【反省】とは 「再現性の否定」「創造性」を生み出すために 前編

皆さんこんにちは、こんばんは。初めましての方は初めまして。
APEX LEGENDSというゲームでコーチ&アナリストとして活動をしております、siglussと申します。

前回の記事を読んでくださった方、また前回の記事からこの記事を読んでくださる方や初めて自分の記事を読んでくださる方にまずは感謝を申し上げます!ありがとうございます!!!!!!!
Twitterにてたくさんの方に前回の記事が好評だったのでとてもうれしいです。

さて、今回は「反省会」について私の考えをつらつらと書き連ねていこうかと思います。この「反省会」を紐解くためにまずは「反省」の言葉の深堀や私の考えを前編にて説明し、実践的な反省会を後編にて説明しようと考えているためこの記事は前編後編で構成します。
もしよければ最後まで読んでいただけると幸いです。

・まず初めに「反省」とは何か

皆さん誰しもが人生の中で「反省」をしたことがあるかと思います。
それはAPEXや他のEsports、ゲームの中だけでなくリアルスポーツや業務など様々なシーンで起こることだと思います。
前提の部分として、発生した問題において対応を考える時に最も大事なのはその物事の構造をきちんと理解することです。特に答えのない問題においてはその問題の発生している本質の部分も大切ですが、物事の構成要素をきちんと理解することが結果的に本質を理解することにつながり、様々な解決方法をもたらすことになります。


ここからは個人と集団における「反省」について話していこうかと思います。
個人における「反省」とは何か悪い事や失敗などが起きた時に二度とそれを起こらないようにするために深くそれをここに刻むことやそれに対する対応策などを考えることだと思います。つまり反省とは「フィードバック」を行うことであると言えます。

例えばスーパーで買い物をした時に何かを買い忘れた時にする「反省」は「次はメモを取ってから買い物に行こう。」と「反省」をするはずです。
他には何か炒め物をしているときに焦がしてしまった場合、「次は強火ではなく中火で調理をしよう」など起きたことに対して、次に同様の状況があった場合にその対応策を考えることが「反省」をする意味だと思います。

つまるところ反省とは失敗の状況から成功の状況を生み出すための思考方法だと言えるでしょう。

さて、今度は複数人での「反省」について考えていきます。
何か複数人で物事をするときやスポーツ、もちろんAPEXをやっているときなど、どちらかといえば複数人でいる時のほうが反省をする回数が多いと思います。

複数人の時の「反省」とは起きた失敗に対して何が原因かを考え、次にそれ自体を起こらないように原因を共有し、その原因にチームとして団体として近づかないようにすることをルール化していきます。

私の実体験として、飲食店でアルバイトしていた時に一人のお客さんに対して1度目の注文を取るときと2度目の注文を取るときに別の人が行ったた際に別々の案内をしてしまい、問題になったことがあります。
この場合の原因とは「店員それぞれの認識が異なっていた」ことにあります。この場合の対応策としてはいたってシンプルに店員同士が一つの物事もしくは案内に対して同じ認識を持つように認識違いを見つける場を設けることや同じ認識を持てるようにノートやホワイトボードなどによって文字を視覚化し、伝達することだと思います。

上記しましたが、「反省」とは言い換えれば「日常の中ではしばしば原因と対策をもたらす為に使われる思考方法」だとも言えると思います。
難しい言葉を使わずにわかりやすく言うなら「あの時ああしておけばよかったな。」とか「この時こうしてたらなあ~」などのたらればをもたらしたり、確かにこの物事は成功したがこうしてればもっとよくなってたんじゃないか?なども反省に含まれます。

ここまで説明してきたのは同じ場面に遭遇した際に二度同じ失敗を繰り返さないとする対応策を考える、いわゆる「再現性の否定」の話をしてきました。

・「反省」における「創造性」とは

さて、タイトルの通り「反省」における「創造性」とは何でしょうか。
先ほどまでは起きた事項に対して明確な答え、対応策がある場合のケースの話をしてきました。
しかし、反省を要する物事でしばしば明確な答えがないケースがあります。

「明確な答えがない」とは裏を返すといくつもの成功に導けるケース、方法が存在するということにもなります。

例えばAPEXの競技シーンにおいて大会で1位を取るという"問題"に対して明確な答えはないもの、その答えのムーブとしてキルムーブのチームや中ムーブのチーム等様々なチームが大会において1位になっているかと思います。

これは上記した「明確な答え」がない分その物事においての対策ややり方は人の趣味嗜好や性格、グループやチームとしての意向など様々な選択肢の中から総合的に判断し一つを選んだ結果によるものです。特に判断する場合には必ず個人もしくは組織、チームにおいてお互いに反省(フィードバック)を行い自分たちが正しいとする方法に対して認識を共有していきます。

この判断のことを自分は「反省における創造性」と呼んでいます。
どういうことか詳しく説明していきたいと思います。

例えば複数人で反省する際に原因への対策とは別にあなたが「そもそもこうしてればよかったのではないか?」という風に考えたことがあるかと思います。そしてその考えを共有した際に「その考えはなかった。」「確かにその通りだ」と評価されることはありませんか?

この、物事を反省している時の「新しいアイデアが生まれている」がまさに前述した「反省における創造性」を生み出している状態になります。特にこの「反省における創造性」を生み出せている状態では多角的かつ多層的に物事を捉えられていることが多く、個人だけでなくチームやグループの改善においてとても大事な状態であると言えます。

他にも答えがない場合における一応の対応策として挙がっていた物ではなく自分だったらこういう風にする、できるという考えは少人数のグループにおいて絶大な効果を発揮する場合があります。しかしながらメインの思考の中にこのスタンスを常に起き続けるとほかの人との乖離が起きてしまい、時として話が分からない人だなと思われることもあります。

この、思考における枝葉末節の部分に多層的、多角的に物事を捉える感覚を保持し続けることこそ最も大事でありこのような思考力を身に着けることで個人やチームごとにおけるオリジナリティやクリティカルシンキング、クリエイティブな方法などを生み出すことができる状態になります。

もっと別な言い方をすれば反省をする際、物事の見方の位置を他者と変えることがより良いアイデアを生むきっかけになりえるということです。

このことについて、当たり前だよそんなことと思う人いると思います。しかしながら考えてみてほしいのです。
その当たり前が常に実行できている人が自分の身の回りにどれだけいるでしょうか?果たして自分が常に何か物事を顧みるときに常にこの思考を持てているでしょうか?
改めて文章として読んだ際に理解していても普段からそれを意識して使える状態、いわゆる「浸透」していないという事はままあると思います。

それぞれ思考には必ず癖があり、物事を一つの側面しか見られない事というのは日常生活の中でも頻繁に起きています。「反省における創造性」生み出すために常日頃から反省をする際だけでなく何かを考える時には多角的、多層的に物事を捉える癖をつけることが最も大事だと私は考えます。

・さいごに

今回は「反省会」の記事前編として私が考えている、捉えている「反省」についての考えをつらつらと書いていきました。
本文読むのめんどくさいけど内容は知りたいよ!という方に簡単に本文のまとめを書きます。

● 同じ場面に遭遇した際に二度同じ失敗を繰り返さないとするための対応策を考える反省の事を「再現性の否定」と呼称しています。この再現性の否定においては明確な答えが決まっている場面が多くもし同じ場面に遭遇した場合に行う反省の方法です。また日常生活やグループワークなどで起こるほとんどの失敗への反省はこの再現性の否定に分類されます。

● 明確な答えがない物事においてそれを捉えるときに多角的、多層的な思考を身に着けることで「反省における創造性」を生み出すことができる。この「反省における創造性」そもそも論まで立ち戻り、自分だったらどうしていたのか、他に方法はなかったのかなどを考えることでクリティカルシンキングをしたり、クリエイティブな考えを呼び起こすことである。


さて、前編では私が「反省」するときにいつも頭の片隅に置いていることを言語化してみました。
後編では「反省会の実践編」についてつらつらと考えを書き連ねていこうと思います。特に正しい反省会と間違っている反省会の差とは何かというところについてしっかり話していければと思っていますのでもしよければそちらも読んでいただけると幸いです。

最後になりますが FC Destroy を応援して頂いているファンの皆様方、また一個人としてsiglussを応援してくださっているファンの皆様方この場をお借りして最大限の感謝を申し上げます。いつも本当にありがとうございます。皆様の声援は選手の、そしてもちろん自分の背中をいつも押してくれています!これからもチームとして、個人として精一杯頑張っていきますのでぜひ今後ともよろしくお願い致します!

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