四條畷市教育委員会委員の報酬 - 少し近隣市の額に近づきます -
2021年12月1日に行われた12月定例議会初日、「議案第21号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」が可決されました。
この議案は私が13年前より訴え続けてきた内容であり、当時からの思いを知って頂きたく、可決前に私が行った賛成討論を報告します。
先ずは、行政側が議員への説明時に使用した参考資料からご覧下さい。
一部改正条例等の新旧対照表
次の表が可決された内容で、令和4年4月1日から施行されます。
次の表での運用は、令和4年3月31日までとなります。
賛成討論
畷ビジョンの会 議席番号11番 長畑浩則です。
議案第21号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論します。
平成20年12月18日に行われた12月定例議会の一般質問において、教育委員の報酬について質問をしました。 ※「その時の内容は、・・・」に続く
その時の内容は、月額報酬が本市は他市に比べてあまりにも低い点を指摘し改善を求めました。その結果、当時の担当部長は、仕事内容からしても低いのは事実と認められ、見直しについて検討されるとまで答弁されました。
そして、10年後、令和元年6月24日に行われた6月定例議会の一般質問において、教育委員の報酬について改めて質問をしました。内容は10年前に検討するとの答弁についてです。しかし、見直しの検討は一切されておらず、その理由は教育委員の報酬だけではなく、数ある付属機関の審議会委員の報酬も踏まえた上で全体として判断する必要があるとのことでした。
それらいろいろとやり取りがあり、最後に私はこう締めくくりました。
他市と比較しただけで私は報酬の低い話をしているのでありません。少しでもよい人材に教育委員会委員になって欲しいですし、責任ある仕事をして頂きたい。また、多くの会議、そして講演会や勉強会等に出向き、みずから勉強して頂きたい。その結果、本市の教育全体が良くなることに繋がるのは明らかであると考えるからであります。今すぐ報酬は幾らがベストであるのかを庁内で検討して頂き、条例改正等、予算計上して頂くことを要望します。
以上の6月定例議会の答弁や要望通り、付属機関委員の報酬の検討を加えた結果が議案第21号の内容であります。
ここまで来るのに13年かかりました。最初の質問から10年間はほったらかしにされましたが、その後は、東市長をはじめ担当職員の努力によりわずか3年で結果を出して頂いたことに感謝すると述べ、討論を終わります。
<了>