冬霞の中。 雪明りの中で茹でた小鮒。 つららがぶら下がる。 影が薄くなる。 影を引く。 冬の終わりに。 初富士へ、上賀茂巡礼へ。 カタツムリを見た。 青い亀が泣いている。 奏でる鍵盤の上で。 不協和音。 雑草に雪が積もる。 枯れゆく冬の花。 拾った秋の雑草。 四葉。 夏の雑草の花酔い。 私は私のふりをする。 雪のベッドに入る。 もののあわれと蚊帳吊りの雑草。 夏の梅雨の夜を惜しむ。 肉の花びら、菜の花、兎の花。 鶏郡と燕子花。 横たわる雑草と春蘭、影絵の花火。 叔母の疥癬。
狂人のサーカスで、 12歳のときに神を知った。 神は私が13歳の時に私を知っていた。 冷凍葬儀の美学。 母乳垂れ流し... 霊峰富士の雄大な景色... 詩人は窓を開ける。 山鳥のさえずりも神のささやきに聞こえる。 ウジ虫のような臭いがする。 バカがカラスに襲われる。 それを笑う狂人。 紳士淑女のペドフィリア(心の底から笑う。) 街灯の影に落ちる古い橋。 裸の赤ん坊を抱いた男たち。 悪名高き障碍者とその仲間たちの早世祝い。 神の声のように聞こえる。 ママは言った; 特有
窓から糸杉が見える 翳が社会を自殺させ 社会が僕らを殺すのだ 光が熱を帯びてさし 成熟した果実を頬ばって 多々羅妖樹の下に花が咲く 雪駄が白美を侵犯し 母屋から離れまで時をドックする 喜望峰と絶望峰の間に糸を張ってゆく そうすればきっと君だって 僕だって あの月まで追い越せる気がする 月の光がライラックに翳を墜とす 彼らが起きて僕を揺する 目覚めれば きっと朝の火が僕の臓物を燃やして 喰ってしまうだろう もう帰る道もない 後ろを動く翳が去る 初めての時のようにはできない
今、とんぷくでリスパダールを飲んだ。わけがわからん。 もう天国の景色が見えて来る。 透けて来る。 獰猛な毒が這入って来る。 死にそう。苦しい。胸が、かきむしられる。 もがいて。タメ息を裏から吐いて。ドラマを観る。 「アンメット」最終回。 すごい感動した。ほんとうにプロだな、と。 思った。 いっそ、死んだほうがマシだと考えているときは、 感受性が異常に強くなる。こう云うドラマが胸を刺す。 こんな思い、二度としたくないのに。 リスパダールなんて飲みたくないのに。 そ
はじめまして。こんにちは。 幼時のプロフィールは割愛しますm(__)m。 13歳で精神障がい者となった僕。小学校を(完不になったのは5年生で)ドロップアウトした時点から、「引け目」とか「背徳性」(学校、行ってない奴の抱く独特の感情です)を強く意識するようになりまして、特段、家にいてやることもなく、しごく汚く妄りな思案にふける日々でした。まあ、3時以降、下校している友達に会うのも厭で、外に出るのも、億劫でしたね。 14歳以降は、映画やアニメ(そう云や、それ以前、もっと幼いこ